GRASS The 20th Anniversary Edition's 2nd

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ディズニー・ピープル Disney People 佐野元春 佐野元春 佐野元春 未発表曲
8thアルバム『sweet 16』収録曲「エイジアン・フラワーズ」の原曲
2 君が訪れる日 The Day
'00 mix version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 22ndシングル『約束の橋』C/W Re-mix
3 ミスター・アウトサイド Mr. Outside
'00 mix version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 8thアルバム『sweet 16』収録曲 Re-mix
4 ブッダ BUDDHA 佐野元春 佐野元春 佐野元春 未発表曲
8thアルバム『sweet 16』収録曲「ハッピーエンド」の原曲
5 インターナショナル・ホーボー・キング International Hobo King
'00 mix version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 10thアルバム『FRUITS』収録曲 Re-mix
6 君を失いそうさ I'm losing you
'00 mix version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 12thアルバム『Stones and Eggs』収録曲 Re-mix
7 天国に続く芝生の丘 Grass Vally to Heaven
'00 mix version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 10thアルバム『FRUITS』収録曲 Re-mix
8 風の中の友達 Friend
'00 mix and edited version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 21stシングル『警告どおり 計画どおり』C/W Re-mix&2番カット
9 欲望 Desire
'00 mix and edited version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 9thアルバム『The Circle』収録曲 Re-mix&2番と4番カット
10 ジュジュ Juju
'00 mix version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 6thアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』収録曲 Re-mix
11 石と卵 featuring Bonnie Pink Stones and Eggs 佐野元春 佐野元春 佐野元春 12thアルバム『Stones and Eggs』収録曲 新録音(Bonnie Pinkとのデュエット)
12 ボヘミアン・グレイブヤード Bohemian Graveyard
'00 mix and edited version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 8thアルバム『sweet 16』収録曲 Re-mix&2番カット
13 モリスンは朝、空港で Morrison
'00 mix version
佐野元春 佐野元春 佐野元春 10thシングル『グッドバイからはじめよう』C/W Re-mix
  モスキート・インタールード       シークレットトラック 未発表曲
  サンチャイルドは僕の友達       シークレットトラック 3rdアルバム『SOMEDAY』収録曲

リリースデータ

2000年11月22日 初登場25位 売上1.7万枚 Produced by 阿久津真一,Moto 'lion' Sano
RE-MIX ENGINEER:渡辺省二郎
Epic Records

佐野元春6thベストアルバム。『The 20th Anniversary Edition』に続く20周年記念ベストアルバムの第2弾。前作から10ヶ月で発売された。前ベストに収録されなかったC/Wとアルバム曲から選曲されており、シングル表題曲は選曲されていない。「ディズニー・ピープル」「ブッダ」は未発表曲。1987年後半頃にThe Heartlandで録音されていた音源とされ、後に『sweet 16』に収録された「エイジアン・フラワーズ」「ハッピーエンド」の原曲となった。「石と卵」は井上鑑によるストリングスアレンジを加えてBonnie Pinkとデュエットした新録音バージョン。前作と異なり、オリジナルで収録された音源は無くこれ以外は全て'00 mix versionとしてリミックスされている。また'00 mix and edited versionは曲の一部がカットされ短くされている。シークレットトラックとして13曲目「モリスンは朝、空港で」終了後にそのまま「モスキート・インタールード」「サンチャイルドは僕の友達」が収録されている。「モスキート・インタールード」は未完成の未発表曲だったが2017年の17thアルバム『MANIJU』で「蒼い鳥」として新たなメロディーを加えてリメイクされた。

初回盤はクリアケース&3面ジャケット仕様。続編とはいえかなり唐突かつ10ヶ月というビミョーな間を開けてリリースされたためかほとんど話題にならず、初登場25位から74位→100位圏外となり、100位以内2週ランクイン、『Dance Expression of The Circle』とほぼ同じ『SOMEDAY』での初ランクイン以降では最低レベルの売上となってしまい大コケした(翌年リリースされた『SOMEDAY Collector's Edition』の方が売上が高い)。このためレンタル以外でプラケースの通常盤を発見するほうが至難である。アルバムの正式な表記は「G*R*A*S*S」と1文字おきに*がついていたが(*の位置は中央ではなく上寄せ)、通常表記される際はカットされて「GRASS」となっていることが多い。

当時発売されたっきりだったが2021年の『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』に収録された。

"前作がポピュラリティの高い作品を集めたメインストリームのアンソロジーだとしたら、 こちらはサブストリームの作品群をオルタナティヴな文脈で再構成したコンセプト・アルバム仕様の作品集"とも公式に説明していたがモアベスト的な1作というよりはマニアックな裏ベストといったところか。「ガラスのジェネレーション」を筆頭に初期の代表作を残していたため、続編出すにしてもそれらをリミックスするか再録音したモアベスト的な続編を期待していたファンも多かったと思われるが、まさかここまでマニアックな選曲になるとは…。そのまま収録された曲は無く全曲リミックスか新録音されていて『The 20th Anniversary Edition』よりも細かくこだわっているようにも感じられるが…正直選曲がマニアックすぎてあまり覚えてない曲も多いのでどこが変わったのかパッと聞いて判断できるほどでは無かったりも…真髄を味わう上では重要な1作ではあると思うんだけど、相当コアなファン向けでもあると思う。全体には中後期のビートルズのサイケデリックな雰囲気を漂わせた曲が多めで、ビートルズから影響を受けたロックミュージシャンとしてのルーツ的な部分も強調されている感じはした。

B00005HQ9K 

印象度★★★☆☆

2022.1.24更新

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