LIVE 'VISITORS' 1985
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | WELCOME TO THE HEARTLAND | 佐野元春 | 未発売曲 初音源化 | |
2 | NIGHT LIFE | 佐野元春 | 佐野元春 | 3rdシングル |
3 | 夜のスウィンガー | 佐野元春 | 佐野元春 | 1stアルバム『BACK TO THE STREET』収録曲 |
4 | SHADOWS OF THE STREET | 佐野元春 | 佐野元春 | 当時未発売曲 19thシングル『WILD HEARTS -冒険者たち-』C/W |
5 | VISITORS | 佐野元春 | 佐野元春 | 13thシングル(カット) |
6 | COME SHINING | 佐野元春 | 佐野元春 | 14thシングルC/W(カット) |
7 | SHAME-君を汚したのは誰 | 佐野元春 | 佐野元春 | 11thシングルC/W |
8 | NEW AGE | 佐野元春 | 佐野元春 | 14thシングル(カット) |
9 | WILD ON THE STREET | 佐野元春 | 佐野元春 | 12thシングルC/W(カット) |
10 | COMPLICATION SHAKEDOWN | 佐野元春 | 佐野元春 | 12thシングル(カット) |
11 | アンジェリーナ | 佐野元春 | 佐野元春 | 1stシングル 後に17thシングル『STRANGE DAYS -奇妙な日々-』C/WでSlow Versionとしてスタジオ音源発表 |
12 | YOUNG BLOODS | 佐野元春 | 佐野元春 | 15thシングル |
5/28(1,2,3,4,5,8,9,10)
5/29(6,7,11,12)
リリースデータ
2014年10月29日(『VISITORS DELUXE EDITION』DISC-2) 2021年6月16日(『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』DISC-14) |
Produced by 佐野元春 | Sony Music Direct |
『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』DISC-15は2014年の『VISITORS DELUXE EDITION』DISC-2で初収録となったライブアルバム。4thアルバム『VISITORS』リリース後、1984年10月から1985年5月まで全80公演行われたツアー「Visitors Tour '84〜'85」のラスト、アンコール公演として行われた1985年5月28,29日東京品川プリンスホテル・アイスアリーナで行われたライブからセレクトされている。このライブは『Visitors Tour '84-'85』として当時ビデオ化されていたものの、CD化は2014年の『VISITORS DELUXE EDITION』が初だった。「WILD ON THE STREET」のみライブ盤『THE GOLDEN RING』収録の音源と同一と思われる。
『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』DISC-15としてこのライブ盤が収録されている。単品でのCD発売はされていない。
「WELCOME TO THE HEARTLAND」は当時のライブでメドレーの間に挿入されていたインタールード的な演奏だったがこのライブではアレンジを変えて独立した曲として冒頭で披露していたもので初音源化。スタジオ音源も存在せず、今作以外に収録された事も無い。「SHADOWS OF THE STREET」は当時未発売だった楽曲で1年4ヶ月後の86年9月の19thシングル『WILD HEARTS -冒険者たち-』C/Wにてようやくスタジオ音源が収録された。『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』においては『Moto Singles 1980-1989』にて聞くことができるがリミックスされた音源となる。オリジナルシングルバージョンは2006年の『The Essential Cafe Bohemia』のボーナストラックに収録されている。
攻めすぎた『VISITORS』から次の作品へと向かっていく中で、見出した1つの答えが提示されているようなライブ盤。『VISITORS』を引っ提げてのツアーだが必ずしもこのアルバムの世界観を表現するためのライブというわけではなく、同アルバム収録曲でも早速アレンジを変更していたりするし、それ以前の楽曲でもかなり大胆に変えた曲が散見される。「アンジェリーナ」は後にきちんとスタジオ録音もしてSlow Versionとして正式に音源化されたものの、スタジオ音源とは異なる演奏の曲が多く、貴重な音源が並んでいると思う。ライブでここまでアレンジを変えてきたというのは『VISITORS』は現地ミュージシャンだったので1年以上離れていたTHE HEARTLANDと再合流して改めて単なるバックではないバンドとして向き合った成果もあったんじゃないかと思う。こういったツアーを経て、シングルを重ねて『Cafe Bohemia』へと向かっていったと考えると『VISITORS』からそのまま『Cafe Bohemia』を聞くよりも変化が分かる気がする。
VISITORS DELUXE EDITION MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004
印象度★★★★☆
2021.9.27更新