Slow Songs
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 恋する男 | 佐野元春 | 佐野元春 | 7thアルバム『TIME OUT!』収録曲 |
2 | こんな素敵な日には | 佐野元春 | 佐野元春 | 6thシングル『彼女はデリケート』C/W |
3 | 情けない週末<Full Orchestra Version> | 佐野元春 | 佐野元春 | 1stアルバム『BACK TO THE STREET』収録曲 リメイク |
4 | ふたりの理由 | 佐野元春 | 佐野元春 | 6thアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』収録曲 25thシングルC/W(カット) |
5 | 真夜中に清めて | 佐野元春 | 佐野元春 | 3rdアルバム『SOMEDAY』収録曲 |
6 | バルセロナの夜<Re-Mix Version> | 佐野元春 | 佐野元春 | 2ndアルバム『Heart Beat』収録曲 リミックス |
7 | 週末の恋人たち<Re-Mix Version> | 佐野元春 | 佐野元春 | 企画アルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』収録曲 リミックス |
8 | バッドガール<Full Orchestra Version> | 佐野元春 | 佐野元春 | 1stアルバム『BACK TO THE STREET』収録曲 リメイク |
9 | 彼女<Re-Take 1991> | 佐野元春 | 佐野元春 | 2ndアルバム『Heart Beat』収録曲 リメイク |
10 | 君を待っている | 佐野元春 | 佐野元春 | 7thアルバム『TIME OUT!』収録曲 |
11 | 雪-あぁ世界は美しい | 佐野元春 | 佐野元春 | 6thアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』収録曲 25thシングル(カット) 最高62位 売上1.2万枚 シングルVer. |
12 | グッドバイからはじめよう | 佐野元春 | 佐野元春 | 10thシングル 最高34位 売上5.5万枚 |
リリースデータ
1991年8月28日 | 初登場2位 | 売上13.3万枚 | Produced by 佐野元春 | EPIC |
佐野元春2ndベストアルバム。バラードベストアルバム。ここまでの楽曲からスローな楽曲を選曲。「情けない週末」「バッドガール」はフルーオーケストラ編成でリメイクされ、「彼女」もリテイクされている。これら3曲のリメイクには前田憲男が関与。「バルセロナの夜」「週末の恋人たち」はリミックス(ミックス変更)が施され、こちらはエンジニアの坂元達也が関与。初回盤は46Pブックレットで小川洋子のエッセイや山本容子によるグラフィックが掲載されていた。91年は新作リリースが止まっていて今作のみの発売だった。『TIME OUT!』を若干下回ったもののほぼ同等の売上を記録。
今作は当時発売されたっきりで再発されていなかったが、新録音やリミックスがあったためか、2021年の『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』に収録された。
スローな曲を集めたバラードベストだが特に何かきっかけや意味があったわけでもなく、正直なところ存在意義が微妙な1作。初期の楽曲いくつかを今作用に手直ししているのはこの機会にやり直したかったという事と思われ、これらに存在価値があるとはいえアルバムトータルとしてはまったりしていてかなり微妙。佐野元春のバラードは各アルバムの中で、もしくは単独で聞けばいいんだけど、スローな曲ばかり集めて聞いてもちょっとかったるい印象になってしまう。
10年経ってエピックとの軋轢も徐々に生まれつつあったとはBOXの解説にも書いてあるし、新作がなかなか出ない状況で恐らく契約の都合的な事で企画されたのが今作と思われるが、『Moto Singles 1980-1989』→今作→『NO DAMAGEU』と3年連続でのベスト盤というのは…。この3年間でオリジナルアルバムが出なかったのはこの年だけで、90年、92年はオリジナルアルバムもちゃんと出しているのに契約シビアすぎないか。
印象度★★★☆☆
2021.11.2更新