2014年7月発売編

夏のFree&Easy 乃木坂46 2014/7/9 Type-A,B,C,通常盤 初登場1位 売上52.7万枚
1.夏のFree&Easy
歌唱メンバーは松村沙友理、橋本奈々未、西野七瀬、白石麻衣、松井玲奈(SKE48)、生駒里奈、深川麻衣、桜井玲香、秋元真夏、若月佑美、高山一実、堀未央奈、大和里菜、星野みなみ、斉藤優里、井上小百合、衛藤美彩
昨年に続きさわやか爽快なサマーポップナンバー。特にこれといった特徴が無く、これまでのシングルの中では最も平坦な印象もあるんだけどそれなりに耳には残るし、勢いが落ちたとまでは思わない…みたいな感じで良くも悪くもない感じ。これがSKE48の新曲だったらハイテンションなシングルが続いた時期を経ての「キスだって左利き」みたいに温く感じるところだったと思うので、乃木坂46としてはありという気もする。サビの歌詞「夏だからやっちゃおう」というのは夏だから開放的になろう程度の意味合いだが、48系のスキャンダルも絶え間ない昨今だけに大体どこでもこぞって「夏だからヤッちゃおう」などとネタにしている。策士家もとい作詞家秋元康の手腕はさすがだ

2.何もできずにそばにいる
歌唱メンバーはA面と同じ。
唯一の共通C/W。これまでこの2曲目ポジションはアニメや出演ドラマのタイアップなどがついてPVも制作されるというそこまでするなら両A面でもいいんじゃねーのポジション楽曲だったが、今回はPV制作なしで一気にC/Wらしい地味な扱いとなった。実際のところPVが無いと一気に地味に感じてしまうが、それなりに良メロ系なバンド風のアイドルポップス。

Type-Aのみ
3.その先の出口
歌唱メンバーは白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理、深川麻衣、秋元真夏、高山一実、衛藤美彩、大和里菜、松井玲奈(SKE48)
今回はA面の選抜メンバーを2分割してType-A,Bでそれぞれ収録。そのまま3曲目がA〜Cのタイプ別PVという分かりやすい構成になっている。90年代小室系が流行っていた頃のダンスミュージックを現代的にしたような電子系ダンスナンバー。アイドルポップばかり並んでも面白くないのでいいスパイスになっている。

Type-Bのみ
3.無口なライオン
歌唱メンバーは生駒里奈、井上小百合、斉藤優里、星野みなみ、若月佑美、桜井玲香、西野七瀬、堀未央奈
こちらは逆に乃木坂46王道系の良メロ系アイドルポップス。どっちかというとこっちがアンダー楽曲っぽい曲調な気がする。今回選抜メンバーだけで4曲も枠を埋めてしまったのはあまり面白くない組み合わせだった。数人だけの曲が入ってるとか、選抜とアンダーがごっちゃになっていたりする方が面白いと思うんだけど。

Type-Cのみ
3.ここにいる理由
歌唱メンバーは市來玲奈、伊藤寧々、伊藤万理華、川後陽菜、川村真洋、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、永島聖羅、中田花奈、中元日芽香、能條愛未、畠中清羅、樋口日奈、和田まあや、北野日奈子、新内眞衣
アンダーメンバーによる楽曲。電子系で攻めた感じで今までのアンダーには無いカッコ良さがある。「その先の出口」の作風を踏まえると「無口なライオン」と今作をわざと逆にしたんじゃないかという気も。

通常盤のみ
3.僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
歌唱メンバーは伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、中田花奈、西野七瀬、若月佑美
「ガールズルール」Type-CのみC/W「他の星から」と同一メンバーによる歌唱。「ガールズルール」当時は全員選抜メンバーだったが、今作においては唯一選抜とアンダーがごっちゃになっている。全種の中で最も市場に流通するのが通常盤だが、あくまで握手券のおまけとして流通するので、未開封のまま中古屋に大量陳列され、意外とちゃんと聞かれてなさそう、それが通常盤C/W。当然PVも無いので前回よりも扱いが悪くなっているが楽曲自体は前回の雰囲気をやや踏襲したような流れで悪くない。

DVD

1.夏のFree&Easy Music Video
表題曲=長いとか表題曲=ドラマ仕立てという最近の風潮をぶち破るダンスシーン&各自のイメージカットというシンプルな構成の曲の時間通りのPV。昨年は田舎までロケしに行ったのに比べると、都内で1日で済ませました感が漂い、時間の無さが伺えるものの、さわやかで余計なものが無い普通にいい映像だ。ただやはり松井が出てくるのには違和感があるというか、別に嫌いではないんだけど好きでもないし、SKE48とAKB48のPVでもいつも前の方にいるのでここでまた出てこなくていい、だったら他のメンバーを映してくれという感じはする。

以下Type-Aのみ
2.その先の出口 Music Video
ちょっとハードな感じの映像。ごくたまにこういうカッコいい系があるけど、それ系が似合いそうな若月とか桜井とかがいないメンバーでそれをやるのが少し珍しいかも。

3.生駒里奈×岡野草平・瀧由理子、4.衛藤美彩×山本ワタル、5.高山一実×山崎連基、6.中田花奈×ナカバヤシジュン、7.永島聖羅×中島望、8.西野七瀬×岡川太郎、
9.樋口日奈×最首英也・辻中輝、10.深川麻衣×山田篤宏、11.星野みなみ×宮川慶大、12. 大和里菜×張間純一、13.和田まあや×谷口功・和田大輔、14. 研究生×山田篤宏 Part1

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以下Type-Bのみ
2.無口なライオン Music Video
今作で唯一のストーリー仕立てのPV。西野の転校が親の都合で決まり、仲間にも言い出せず反発した西野は家出して幼い頃に若月と遊んだ海辺の秘密基地で暮らし始める。異変に気付いた若月が同居を始めて、さらに仲間達も加わり、楽しいひと時を過ごすが父親が連れ戻しに来て…という内容。友情物語というよりかは友情を越えているような描写もあるけど、切ない感じで終わるので印象的ではある。

3.伊藤寧々×tangent、4.伊藤万理華 ×関和亮、5.川後陽菜×YUKIO-BU、6.齋藤飛鳥×青山裕企、7.斎藤ちはる×田口田、8.斉藤優里×山岸聖太、
9.桜井玲香×三木聡、10.白石麻衣×丸山健志、11.橋本奈々未×熊坂出、12.畠中清羅×志真健太郎・武田さとみ、13.堀未央奈×秋葉陽児、14.研究生×山田篤宏 Part2

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以下Type-Cのみ
2.ここにいる理由 Music Video
おばあちゃんが用意した様々なごはんをメンバーそれぞれが出てきておいしそうに食べて、時間が来て慌てて出ていくというのをメンバー分繰り返すという珍妙な映像。おいしそうなメンバーの笑顔は魅力的なのでいいんだけど、ダンスカットはこの部屋にあるテレビに小さく映っているだけ。メインのPVならダンスカットバージョンとかご丁寧に用意してくれるんだろうけどそれが無いのはちょっと残念(7月下旬にyoutubeでダンスver.が公開された)。しかも曲と絵が合って無さすぎて曲が全く耳に入らないってのはPVとしては致命的なのでは…。

3.秋元真夏×平野奈央・泉田尚美、4.井上小百合×頃安祐良、5.川村真洋×大石健弘、6.北野日奈子×古城智大・植田正行、7.新内眞衣×笹川真、
8.中元日芽香×月田茂・山本篤彦・柴谷麻衣、9.能條愛未×岡部潤、10.松井玲奈×竹前光昭、11.松村沙友理×吉田徹、12.若月佑美×中村太洸、13.研究生×山田篤宏 Part3

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生田絵梨花は進学準備のため今作期間は活動休止を発表。市來玲奈はこれまでも学業優先を続けて参加できない事が多く、大学に入学したので時間ができると考えていたらしいが考えが甘かったらしくさらに多忙になったとかで7月21日の握手会を持って卒業。最終参加作品として「ここにいる理由」の歌唱及びPVには参加しているものの、個人PVは制作されていない。

★★★★☆

初動42.2万枚
サウンドスキャン初動3種合計10.7万枚(A〜C、2〜4位、4.0万、3.57万、3.1万)

夏のFree&Easy(DVD付A)DVD付Type-A  夏のFree&Easy(DVD付B)DVD付Type-B  夏のFree&Easy(DVD付C)DVD付Type-C  夏のFree&Easy通常盤 

Top Of The World/Amazing Discovery SMAP 2014/7/16 通常盤 初登場1位 売上17.0万枚
1.Top Of The World
作詞:いしわたり淳治、作曲:MIYAVI、編曲:CMJK。雅-miyavi-というとロック系のイメージがあったけど、CMJKによるアレンジはデジタル全開。サビがほとんどOhだけだったり、今までのシングル1曲目としてはかつてないほど電子音攻めだったり、攻めに攻めた楽曲となった。両A面の2曲目とかならまだしもSMAPの場合はこういうデジデジしたのはあんまり合わないんじゃないかと思うんだけど…。サビ前の「Here We Go」の「Go」の異常な音程の跳ね上がり具合とか、歌うのも意外と難しそうだ。

2.Amazing Discovery
こちらは中田ヤスタカ楽曲。昨年の「Battery」に続くユニバーサルスタジオジャパンとのタイアップ曲になっているが、全英語詞だった前作よりはポップで聞きやすい。普段のSMAPにはあまり無い曲調ではあるものの、けっこうSMAPが歌うのを意識して制作したような感じがする。ただ電子音系楽曲がA面2曲で並ぶのは初めてだし、けっこうサウンドは違うのに何か似たような2曲というイメージになって良さを相殺し合ってしまったような気がする。

通常盤のみ
3.Top Of The World(THE LOWBROWS Remix)
リミックス。元がリミックスみたいだったので別バージョンの電子アレンジといった感じで、あんまりイメージが変わらない。

★★★☆☆

初動12.3万枚
サウンドスキャン初動3種合計8.7万枚(初回A3位3.8万、初回B3位2.9万、通常5位1.9万)

Top Of The World / Amazing Discovery (初回限定盤A)  Amazing Discovery / Top Of The World (初回限定盤B)  Top Of The World / Amazing Discovery (通常盤)  

奇跡のような確率で/Rainbow〜あの虹の向こうへと〜 浅岡雄也 2014/7/26 自社通販限定
1.奇跡のような確率で
今作のサウンドプロデュースはメジャー時代からの付き合いである田辺トシノ。アレンジは浅岡+田辺。王道のミディアム系ラブソング。静かに始まり、サビからはバンドサウンドでけっこうガツンと聞かせる。メジャー時代にはこの手のバラードは量産されていた挙句に打ち込みサウンドがイマイチで退屈さを感じるものが多かったけど、バンドによるがっしりしたサウンドもあって飽きずに聞ける。真新しさは無いけど、一定以上の安定感がある

2.Rainbow〜あの虹の向こうへと〜
王道のミディアム系応援ソング。一応両A面みたいな表記にはなっているものの、今作の方が文字サイズが小さく扱われている。若い頃はいつかやってやるみたいな曲の方が多かったけどここ最近は年齢を重ねてきて「まだやれる」といった考え方がけっこう強調されているところに歳月を感じる。これまたバンドサウンドが前に出ていていい感じ。真新しさは無いけど、一定以上の安定感がある(コピー)。また今回は90年代前半のセンスを捨てきれてないかのようなダサいキーボード音が入ってなかったのも良かった。

3.Rainbow〜あの虹の向こうへと〜Remix
Taccs Asa+uyax名義によるリミックス。ベーシストが別にクレジットされているので、打ち込み+ベースで構成されているようだ。原曲がバンドでしっかりしているだけに、リミックスはリミックスで映える。

4,5曲目にはカラオケバージョン収録。今回は自称ミニアルバムともシングルとも明言されず、「今年初Release」と形容されるのみで、どういった扱いのCDなのかは曖昧になっている。昨年の「ダウト/七色」はアルバム前の「先行トラック」扱いだったが、作品形式としてはそれに近い。薄型CD-Rケースに、ペラ1枚の表紙兼歌詞カードといった簡易仕様も同じだ。ただリミックスが1曲増えただけで1500円と前回より500円高い。なかなか状況は厳しいようだが、生バンド演奏によるクオリティを保つためなら仕方ないか。

★★★★☆

自社通販限定

君に出会えたから miwa 2014/7/2 初登場4位 売上3.3万枚
1.君に出会えたから
連続でNaoki-Tが作曲に介入しているのが気になるが、ドラムとパーカッションを別々に起用するなど人件費は出るようになった夏らしいサンバノリの爽快ナンバー。そんなに好みの曲調ではないんだけど軽さが無くなって音に厚みが出ていているように思う。マスタリングエンジニアも海外のTom Coyneを起用するなど急にこだわり始めたみたいだけど、やっぱ3rdアルバムの低予算体制はあからさますぎて不評だったのか?

2.Let me go
L.O.E.が編曲。よって作曲もmiwa単独となっているが、ギター演奏には本人不参加。L.O.E.の場合は以前から打ち込みを中心にしていたので今回もドラムは打ち込みになっている。バンドでやればいいのを機械でやっているのではなく、打ち込みの良さを生かした勢いがあるのでこれはこれでありだと思う。しかしNaoki-Tだけが作曲まで介入しまくるというべったり具合は気になるところだ。

3.君に出会えたから〜精華女子高等学校吹奏楽部バージョン〜
今作発売後の「ミュージックステーション」ではAKB48の口パクと生演奏でコラボするという珍妙な共演も果たしていたが、2013年に吹奏楽で日本一になり、今年2月に「熱血!ブラバン少女」というアルバム作品もソニーから出していて、メディア進出している女子高の吹奏楽部によるバージョン。てっきりmiwaとコラボしているのかと思ったら、完全なインストナンバーでmiwaは不参加。運動会とか文化祭の時にヒット曲を吹奏楽部の連中が行進しながら演奏していた…という学生の頃の思い出がよみがえる。ていうかmiwaは作曲でしか関与してないことになるが、そもそもこの曲の作曲はmiwa&Naoki-Tと共作名義だし…。レコード会社も同じだったのでねじ込んだっぽいけど、miwa不参加なんだったら別に無くても良かった気が…。

4.君に出会えたから〜acoustic version〜
こちらはちゃんとmiwaが弾き語りしているアコースティックバージョン。ピアノとパーカッションも入っている。こちらはこちらでシンプルな良さがある。

★★★☆☆

初動2.5万枚
サウンドスキャン初動3位2.4万枚(初回盤)

君に出会えたから(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  君に出会えたから通常盤 

BLEEZE-G4・V- GLAY 2014/7/9 初登場4位 売上5.9万枚
1.BLEEZE
前作『G4・U-THE RED MOON-』は自社通販限定だったのでコアファンしか手に取ってないと思われ、そんな既に閉じたシリーズの第3弾扱いにわざわざしなくても…。4曲それぞれをメンバーが手がけるというフォーマットも前作で生まれたもの(『G4』は単に4曲入っているだけで4曲ともTAKUROが手がけていた)だが、今作でプロデュースに入っている亀田誠治は前作を知らずに、4人それぞれの曲を収録したシングルにすればいいと提言したと伝えられている。また一昨年のシングルでJIROとHISASHIの曲がA面になった事、今回が50thシングルになるのでTERUがA面になったらドラマティックだというTAKUROの説得で、初のTERU曲A面となったらしい。というわけで今回はこの曲のみA面で後はC/Wという扱いだと思われる。TERUはC/Wやアルバムにおいてもたまにしか書いてないし、それらは自由に書いている感じであまりこれといったキャッチーなシングル楽曲を書くイメージが無かったが、今回はライブという事とA面曲というのを相当意識したようで、かなりキャッチーな楽曲になっている。ちょっとイマイチだなと思う時期が続いても、またさらっと印象が回復するような曲が出てくるからGLAYを聴くのをやめられない。気になるのは継続的に亀田誠治と組むつもりらしき事。インタビューにおいても佐久間正英は自分たちのやりたいことを尊重してくれるけど、亀田誠治はけっこうズバズバこうしたほうがいいと提案してくるみたいなプロデュースワークの違いも語られている。長年佐久間正英と組んでいたGLAYにとってはそれが今は新鮮であるようだけど、いつしか流されて過度なストリングス使用に走らないかが心配だ。今作でもちょっとストリングスでさわやかさを演出させようとしてか、今までのGLAYに比べてロック度がやや後退している感じもあるし、何より亀田誠治のロックバンドプロデュースは聞いているアーティストにけっこう多く、これでなんか他と同じような感じになっていってしまわないか…。アルバムは期待半分不安半分だ。

2.外灘SAPPHIRE
TAKURO曲。TERUにA面を託したせいか、かなり自由にやった印象でキャッチーさとかもあまり無い、妖しげななんともいえない楽曲。

3.黒く塗れ!
HISASHI曲。この人の音楽性が1番かけ離れているので、1番らしさが分かりやすいんだけど今回もクレジットを見なくても4曲聞いてこれがHISASHI曲だろうと分かる感じ。

4.YOU
JIRO曲。『G4・U』においても「運命論」においても作曲だけで作詞はTAKUROに任せていたので単独で作詞するのはアルバム『ONE LOVE』以来というレアっぷり。比較的静かな印象の楽曲。最初にJIRO曲をJIRO曲だと意識して聞いたのは「Good Bye Bye Sunday」(「とまどい/SPECIAL THANKS」C/W)なんだけど、その印象からJIROというと少し落ち着いた曲とかアコースティック系いうイメージがある。

『G4・U-THE RED MOON-』は全曲コアファン向けの攻めた楽曲だったけど、今回はTERUにA面を任せて、後はそれぞれの作風の違いを鮮明に出したといった印象。

★★★★☆

初動4.5万枚
サウンドスキャン初動5位2.2万枚

BLEEZE~G4・III~ (CD+DVD)DVD付  BLEEZE~G4・III~ (CD ONLY)CDのみ 

ラブソングはとまらないよ いきものがかり 2014/7/9 初登場6位 売上2.5万枚
1.ラブソングはとまらないよ
カルピスのCMタイアップで水野曲。「1 2 3〜恋がはじまる〜」に続いて若々しい感じだけど、作風としては前作「笑顔」に近いか。あれだけ大作バラードを連発した後で、メンバー全員が30代に突入したにも関わらず、こういったライトな作風というのは新鮮さは無いけど、バラードにおける飽和感も無くて好印象。本間昭光による編曲は相変わらずストリングス使用だけど、曲調のせいもあって重くないし、溢れてもないし。コブクロもそうだけどさすがにストリングス飽和に気づいたのか、一時期ほど溢れんばかりにサウンドを覆い尽くすような飽和したストリングスアレンジが出てこなくなって、鳴ってても空気みたいな曲が増えた気がする。それなら無理に使わなくてよくない?という事に気づく日も近いといいんだけど。

2.虹
ランチパックのCMタイアップで山下曲。編曲が江口亮。出番は少ないがハーモニカムバックを果たすのはやはり江口アレンジ曲か。誰が手がけても違いが全く感じられないベテランアレンジャー3人衆(亀・本・島)よりも勢いがあるポップロックな楽曲に仕上がっている。こっちの方が一般受けもファン受け(特に初期ファン)も高いと思われるが何故にC/W送りになってしまったのか。

★★★★☆

初動1.6万枚
サウンドスキャン初動6位1.5万枚

ラブソングはとまらないよ  

叶えたまえ 豊崎愛生 2014/7/9 初登場11位 売上0.6万枚
1.叶えたまえ
THEATRE BROOK提供曲。作詞作曲をボーカルの佐藤泰司、編曲はシアターブルック名義になっており、演奏もそのままバンドメンバー4人が担当している完パケ提供。作風としては前作に続いて「オリオンとスパンコール」のような陽気な感じのロック。激しいロックや戸松・寿あたりがやっているような爽快なロックとかは似合わないと思うんだけど、こういった作風は非常に似合っていると思う。ただ「オリオンとスパンコール」が素晴らしかっただけに前作よりはいいけど、今回もそこまで強い印象は無かったりもする。

2.トマト
03〜12年まで活動していたズータンズのボーカルで現在はじんプラットホームの名義で活動しているじんプラットホーム提供曲。ポップ色は強いが今作もバンドポップス的な作風になっている。この流れだといつ来るか分からない3rdアルバムもややバンド色を強めた作風になるのか?

★★★☆☆

初動0.5万枚
サウンドスキャン初動12位0.4万枚(初回盤)

叶えたまえ(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  叶えたまえ(通常盤)通常盤 

Cling Cling Perfume 2014/7/16 初登場2位 売上8.8万枚
1.Cling Cling
きゃりーぱみゅぱみゅに引っ張られたようなポップな楽曲。ただ歌詞とポップなメロディーはきゃりー寄りだけどアレンジはPerfume寄りといった感じ。きゃりーの中毒性をうまく持ち込んだ感じで耳に残る。

2.Hold Your Hand
Perfumeにしては珍しく、電子音が抑えめでメロディー重視といった感じの曲。聞き疲れせずに流れるように聞ける。

3.DISPLAY
4曲の中では最もサウンド重視な印象で、メロディーの方が若干オマケ風味。ただアルバムで見せるほどのバキバキ感は無い。

4.いじわるなハロー
中毒性のあるポップな印象の曲。昨年のアルバムがけっこうサウンド面で攻めていた内容だっただけに、今回はけっこうポップな印象の1作となった。

★★★★☆

初動7.3万枚
サウンドスキャン初動2種合計7.6万枚(1位5.9万、6位1.8万枚)誤植により2つとも完全限定生産盤になっているが、たぶん6位の方が初回盤)

Cling Cling (完全生産限定盤)(DVD付)完全生産限定盤DVD付  Cling Cling (初回盤)(DVD付)初回盤DVD付  Cling Cling (通常盤)(CDのみ)通常盤 

夜明けの流星群 SCANDAL 2014/7/16 ポケモン盤・配信 初登場5位 売上4.1万枚
1.夜明けの流星群
ポケモン映画タイアップ。13年前にいわばガールズバンドの伝説的先輩とも言えるWhiteberryにポケモン映画タイアップが来た時はメインの方ではなく同時上映の方のタイアップだったが、今作に同時上映作品は無く、正真正銘メインのタイアップが巡ってきたというのが何だか感慨深い。TOMOMIの作詞に作曲者の田中秀典が介入するというSCANDAL定番パターンによる楽曲で編曲は前作に続いて亀田誠治。わりとJ-POP王道に近い感じの安定感溢れるポップロック

ポケモン盤のみ
2.ポケモン言えるかな?
13年前のWhiteberryはミリオンセラー「めざせポケモンマスター」をモノマネしながらカバーしたが、SCANDALはその両A面であるポケモン全種類をラップしていく楽曲をまさかのカバー。メンバーは世代的に97年の今作発売当時は小学校低学年だったと思われるが、そのくらいの年齢だと周囲でけっこう流行ってたのかも。あくまでバンドサウンドしながら全員でラップ&ボーカルしている。個人的にはポケモンをやった事が無いので、この曲も知ってはいるけどあまり思い入れが無く、かなりどうでもいい曲というか呪文みたいで意味不明。

ポケモン盤以外
2.Your Song
作詞作曲SCANDAL名義の自作曲。編曲はバンドではなく初期からアレンジしている川口圭太。前作からレンタルに格下げしていて、今回も両方入荷するだろうと思っていたら近場のレンタル屋2件とも何故かポケモン盤しか入荷しないという非常事態が発生。1枚しか入荷しないなら分かるけど、4,5枚入荷しておいて全部ピカチュウジャケットとか何でそうなる…。ポケモン盤の方が通常盤より安いからか…。これまでの感じから次のアルバムに入りそうな気がするものの、仕方ないのでmoraにてDLした。爽快でアッパーなロックサウンドになっていて好感触な1曲。DLして損は無い1曲だった。

★★★☆☆

初動3.2万枚
サウンドスキャン初動4種合計3.1万枚(初回A7位1.1万、初回B11位0.77万、ポケモン13位0.66万、通常17位0.5万)

夜明けの流星群(初回生産限定盤A)(DVD付)初回盤DVD付A  夜明けの流星群(初回生産限定盤B)(DVD付)初回盤DVD付B  夜明けの流星群通常盤  夜明けの流星群(完全生産限定ポケモン盤)ポケモン盤 

夏の情事 Monkey Majik+吉田兄弟 2014/7/16 初登場64位 売上0.09万枚
1.夏の情事
07年の「Change」以来の津軽三味線奏者の吉田兄弟とのコラボ。「Change」は日本ではさほどヒットしていないが三味線が海外では新鮮に聞こえるのか海外人気がけっこう高いらしい。「Change」は全英語詞だったが、今回は日本語詞であり、さらに曲調も違ったものになっている。「Change」の方が洋楽+和の雰囲気といった異色コラボ感が出ていたと思うけど、今回もそこそこいい感じのポップソングだ。

2.Change-FPM LEGENDARY HOUSE MIX-
その「Change」のハウス風のリミックス。リミックスにするんじゃなくて、普通に再演奏するんじゃだめだったのだろうか…。

★★★☆☆

初動0.09万枚

夏の情事 (CD+DVD)DVD付  夏の情事CDのみ 

Ah Yeah!! スキマスイッチ 2014/7/23 初登場8位 売上2.2万枚
1.Ah Yeah!!
アニメ「ハイキュー!!」OP。1年ぶりの新曲。まさかベスト盤に続いてライブアルバム3連発とは思わなかったぜ…。これで固定リスナーはかなり離れたんじゃないかと思ったけど2年ぶりのトップ10返り咲きでここ最近の水準を上回ってくるとはアニメタイアップ強し!といったところか。「ユリーカ」以来のアップテンポで、メロディーがさほど強いわけではないんだけど全体の雰囲気が微妙に今までに無かった感じでスキマスイッチとしてはかなり新鮮。なんでなのかと思ったら、この曲スキマスイッチのシングルとしては珍しくストリングス使ってない。13年末にはついに念願のオーケストラライブまでやったので、ちょっと弦なしで1曲やってみようかという事にでもなったのだろうか。このためギターなどがロングで音を鳴らしてストリングスっぽいラインを弾いていたり、ストリングスが無い部分を補って余りうるくらいにバンド演奏が絡み合っている。これがまた凄くいい。果たして今回限りの挑戦か、10周年を越えてようやく来るであろうニューアルバムへの布石なのか。

2.夏のコスモナウト
こちらはこれまでのスキマスイッチのイメージに沿った王道タイプの楽曲。アルバムにも入りそうなC/Wだけで終わらすにはもったいない曲。

3.passage(from 新宿LOFT 2014.4.9)
ライブ音源になっているが、原曲はインディーズ時代の楽曲とのことで聞いたことが無い。安定感のあるバンドサウンドが心地いい。

★★★★☆

初動1.2万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.1万枚(初回盤8位0.73万、アニメ盤16位0.4万)

Ah Yeah!!(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付   Ah Yeah!!通常盤  Ah Yeah!!(期間生産限定アニメ盤)期間生産限定アニメ盤

てぃーてぃーてぃーてれっててれてぃてぃてぃ〜だれのケツ〜 舞祭組 2014/7/27 初登場2位 売上12.5万枚
1.てぃーてぃーてぃーてれっててれてぃてぃてぃ〜だれのケツ〜
まさかの第2弾。今回もSMAP中居プロデュースで中居(「なかいさん」名義)と中居ソロを共作している宮下(「宮下工務店」名義)による共作。「トイレットペッパーマン」の翌年の「ブリブリマン」が完全に滑ったのを髣髴とさせる意味不明な楽曲。インパクトでは前作を凌ぐが、これはちょっと個人的には中居楽曲の悪いところが出てしまったような印象だ。「ブリブリマン」しかり、「CRAZY FIVE」しかり、好評だった前作をなぞるのを避けてちょっと変な方向にふざけた結果、完全に滑ってしまうというところに共通点が…。意味不明になってしまった歌詞や曲調、さらに赤ちゃんと合成したビジュアルイメージなどちょっとやりすぎ。たまたま『UTAGE』というカラオケ番組を見たら、彼らの音痴っぷりに対するいじり方も完全に内輪盛り上がりになってしまっていて、そういった身内だけで閉塞的かつ局所的に盛り上がっているんだとしたらこういった曲が生まれてしまったのも納得した。一応序盤にある「二つに割れちゃうだなんてまるでお尻みたいで」というフレーズは前作に続いて一応前列3人のバックにいる4人というキスマイの編成の事を指していて、一見ケツケツ言ってるだけで意味不明な歌詞にも4人の悲哀が暗喩されているようではあるけど…。

★★★☆☆

初動7.7万枚
サウンドスキャン初動3種合計3.8万枚(初回A2位2.9万、初回B10位0.57万、通常20位0.36万)

てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ ~だれのケツ~ (CD+DVD) (初回生産限定盤A)  てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ ~だれのケツ~ (CD) (初回生産限定盤B)  てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ~だれのケツ~ 

不器用太陽 SKE48 2014/7/30 Type-D 初登場1位 売上46.4万枚
1.不器用太陽
歌唱メンバーは東李苑、岩永亞美、梅本まどか、大場美奈(元AKB48)、大矢真那、北川綾巴、木本花音、熊崎晴香、佐藤すみれ(元AKB48)、柴田阿弥、須田亜香里、高柳明音、二村春香、古川愛李、古畑奈和、松井珠理奈、松井玲奈、宮澤佐江(SNH48兼任、元AKB48)、山田菜々(NMB48兼任)、渡辺美優紀(NMB48兼任)
シングルA面初のバラードナンバー。片想いを歌った切ない楽曲になっていてこれまでの48系の夏楽曲とは一線を画す。というか48系のタイトル曲にバラードというのがまず珍しい。サビの途中ではテンポアップして戻ってからまたもう1回テンポアップし、サビ終盤では完全にテンポアップした状態でラップのようなパートと歌メロが混在するといった少々複雑な構成になっているのも印象的。SKE48=元気120%というイメージもここ数年で完全崩壊し、もう同じような事をしても2010〜2011年頃のような勢いは全く感じられなくなっていたので、思い切って方向性を変えてみたというのは良かったと思う。前作もそうだったけど楽曲面では以前とは違う良さが感じられるようになってきた。曲だけ聞いていればいいんだけど…。

Type-Dのみ
2.恋よりもDream/だ〜す〜、つ〜ま〜&に〜た〜
歌唱メンバーは須田亜香里、松村香織、谷真理佳(元HKT48)
今作は2曲目がタイプごとに異なる。握手会におけるいわゆる「釣り」キャラでいつの間にかW松井に並ぶ3番手になっていた須田、独特のキャラクターで終身名誉研究生として一定以上の人気を獲得した松村という王道というよりファン以外にはネタ・お笑い・イロモノの類で見られる濃い2人に加えてHKT48からやってきたグイグイ食い込んでくるキャラの谷が参加したといった形のアイドルポップナンバー。3人のキャラクターや関係性は間奏で随時出てくる台詞の応酬で鮮明になる。楽曲自体はごく普通のアイドルポップなんだけど、谷はともかく残り2人が苦手なので楽曲自体もどうにもあまり好きになれなかった。

3.Coming soon/ボートピア選抜
歌唱メンバーは大場美奈(元AKB48)、佐藤すみれ(元AKB48)、柴田阿弥、須田亜香里、高柳明音、古川愛李、松井玲奈、松村香織
競艇場のボートピア名古屋のCMタイアップで選抜された8人による楽曲。ただし実際にCMに出ているメインメンバーに佐藤、松村は入ってなくて6人となっている。佐藤は勉強に来ている、松村は勝手についてきた、という設定になっていてメイン6人+サブ2人という扱いのようだ。地元名古屋のタイアップなのに珠理奈がいないとか一体どういうことなのか気になるところだが…。楽曲自体は量産型48系アイドルポップ

4.友達のままで/セレクション10
歌唱メンバーは東李苑、大場美奈(元AKB48)、北川綾巴、木本花音、須田亜香里、高柳明音、古川愛李、古畑奈和、松井珠理奈、松井玲奈
A面の歌唱メンバーから10人に絞り込んだようなラインナップだがJAバンクのCMタイアップに出演している10人ということらしい。柴田が入らずに、大場が入る事に驚き。AKB48じゃほとんど干されてたのにSKE48ではこんなに扱いが良くなるとは…。楽曲自体は量産型(略)

DVD

1.不器用太陽 Music Video
なんかもう本当に全く違うグループになったというか、単独のグループとしての芯が無くなっているのを痛感するPV。W松井に続く3番手には須田が出世。この3人がソロカットで登場しまくり、あとは2,3人〜5,6人まとめての登場で固定。全員集合は1カットも無く、フロント3人のソロカットばかり連発されるのでそれ以外はエトセトラ状態。須田より木本や高柳の方がずっと前からSKE48のメンバーとしての印象が強かったんだけど握手人気や総選挙結果などから仕方ないのか…。また他グループで見た顔ばかりなのもどうかと思う。そもそもW松井も最早AKB48の印象の方が強くなっていてSKE48こそが本体という感じが薄れてきている。これが致命的にまずい。須田も徐々にAKB48化し始めているし、元AKB48の宮澤、佐藤、大場に加えてNMB48からも渡辺、山田が出てくるので最早JPN48の派生シャッフルユニットのように見えてくる。木本、高柳に加えて柴田とか古川、大矢辺りはSKE48の純メンバーという印象が強いのでこの辺りをもっと目立つようにすればいいのに。

以下Type-Dのみ
2.恋よりもDream Music Video
須田と松村がアイドル全開で歌っているところにHKT48から完全移籍してきた谷が乗り込んできてひとしきり乱闘を繰り広げた後に3人で仲良く歌って帰っていくという曲のノリに合わせたようなPV。須田松村が個人的に決定的に苦手なこともあって少々辛いところがあったけど、谷のキャラクターはなかなか面白い。

3.特典映像「SKE48 新チーム移籍・兼任メンバーの軌跡〜7人それぞれの新天地への挑戦」documentary movie
2月の大組閣でSKE48へ完全移籍、または兼任した宮澤佐江(元AKB48、SNH48兼任)、山内鈴蘭(AKB48から移籍)、渡辺美優紀(NMB48兼任)、山田菜々(NMB48兼任)、佐藤すみれ(AKB48から移籍)、谷真理佳(HKT48から移籍)、田中菜津美 (HKT48兼任)の7名のそれぞれのインタビュー&簡単な初期ヒストリー、SKE48一部メンバーのインタビューなどで構成されたドキュメント。かなり理不尽かつ意味不明な移籍や兼任ばかりだが、前向きに受け止めるしかないそれぞれが何だか逆に痛々しくも見える。また一足先に兼任になっていて今回の組閣でAKB48からSKE48に完全移籍になった大場美奈がスルーされているのが不憫

★★★★☆

初動32.4万枚
サウンドスキャン初動4種合計10.3万枚(A:2位3.0万、B,C,D:5,6,7位2.5万、2.4万、2.3万)

不器用太陽  (CD+DVD) (Type-A) (初回生産限定盤)初回Type-A 不器用太陽  (CD+DVD) (Type-B) (初回生産限定盤)初回Type-B 不器用太陽  (CD+DVD) (Type-C) (初回生産限定盤)初回Type-C 不器用太陽  (CD+DVD) (Type-D) (初回生産限定盤)初回Type-D 

不器用太陽  (CD+DVD) (Type-A) (通常盤) 通常Type-A 不器用太陽  (CD+DVD) (Type-B) (通常盤)通常Type-B 不器用太陽 (CD+DVD) (Type-C) (通常盤)通常Type-C 不器用太陽  (CD+DVD) (Type-D) (通常盤)通常Type-D  不器用太陽 劇場盤 劇場版劇場盤 

純情 家入レオ 2014/7/30 通常盤 初登場11位 売上1.8万枚
1.純情
アニメ「ドラゴンボール改」ED。デビュー当初は作曲は本人と西尾芳彦の共作だったが、今年出た2ndアルバムでは西尾単独作曲も登場。今作ではついにA面初の西尾単独作曲となっている。その代り2ndアルバムで作詞も共作ばかりになっていたところ、作詞は本人単独になっている。最初の2シングルに出てきたのでアッアッアッ♪とかオッオッオッ♪=家入レオみたいなイメージがデビュー当初にあったんだけどその後やらなくなってしまっていた。今回はそれがパワーアップした感じで復活。久々のオッオオッオッが聞ける。しかもラストサビ前間奏では加工してオッオオッオッを連発。ギターソロならぬオッオオッオッソロが聞けるというサービスっぷり。さらにはサビ頭のドンマーァイ(Don't mind)もけっこう力強いんだけどサビ終盤で連発されるドンビータッ!ドンビータッ!(実際の歌詞はDon't beat up!)が大きな爪痕を残す。エンディングではオッオオッオッとウォオッオッ、ドンビータッ!ドンビータッ!が連発コラボされ強烈なインパクトを与えたまま曲が終了する。本人が作曲してないのでプロデューサー西尾氏やアレンジャーの手腕が発揮されたといったところか。全体のイメージもこれまで以上に「強い」感じになっている。またシングル盤には演奏クレジットが無いので不明だが、冒頭にスティックカウントの音まで入れてバンドっぽさを強調。もしドラムを使用したならA面初どころか、ライブ音源を除くと2ndは全部打ち込みだったので1stアルバムに入ってた「キミだけ」以来2曲目ということになるんだけど…。

初回盤A・通常盤のみ
2.For you
シンプルなアコースティックナンバー。これも西尾単独作曲になっているのは少々気になるが、かなりシンプル。

初回盤B・通常盤のみ
3.太陽の女神(Acoustic Version)
前々作のアコースティックバージョン。タイトル通りアコースティックギターメインに、ピアノやドラム(たぶん打ち込み)なども入りつつさっぱりした仕上がり。原曲はピアノ(打ち込み)のイントロが良かっただけに生ピアノ主体のPiano Versionの方が映えたんじゃないのかという気はする。

初回盤A,Bには「a boy(Acoustic Version)」収録。C/Wズラし収録という実に分かりにくい複数商法が展開した。

★★★☆☆

初動1.3万枚
サウンドスキャン初動15位0.7万枚(初回A)

純情 (初回限定盤A)初回盤DVD付A  純情 (初回限定盤B)初回盤アニメ仕様B  純情通常盤 

Fantastic Soda!! 戸松遥 2014/7/30 初登場20位 売上0.5万枚
1.Fantastic Soda!!
夏という事で元気ソング。タイトル通りはじけるような明るさが問答無用で爽快なナンバー。昨年のサンバノリは個人的にちょっと微妙だったのでこういう元気系の方がいい。

2.In Our Hands
対極のしっとりバラード。悪くはないけどあまり印象に残らない。普通のアイドルなら年齢的にこっちばかりの連発になるところなんだろうけど、声優ってお得だよな。

★★★★☆

初動0.49万枚

Fantastic Soda!!(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Fantastic Soda!!通常盤

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