2017年11月22日
初登場3位 売上4.2万枚
5曲入りのEP。EPがタイトルに入るのは07年の『Ashes.EP』以来10年ぶり。
新曲は「あなたといきてゆく」1曲のみ。亀田誠治が関わっているのもこれだけ。
残りは再録音2曲(GLAY単独プロデュース)、ライブ音源1曲、夏のアルバムダイジェスト1曲となっている。
1.あなたといきてゆく
ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』主題歌。TAKUROメロディーを世間に忘れてほしいと語り、近年ほとんどメイン曲を書いていなかったTAKUROの久々のメイン楽曲。これぞGLAYな王道バラード。「ずっと2人で…」が引き合いに出されたり、ヒットを狙って書いたのではなく20年くらい前(売上全盛期)に自然に生まれた曲で長年放置されていたが少しずつ書き足していってようやく完成した曲だとも語られている。以前「I LOVE YOUをさがしてる」を「HOWEVER」と並べられて宣伝された時もそうだったように90年代の広く認知された名曲と並べられても重ねた年月の深みはあっても、正直そこまででは…となってしまうのは否めない。それでも久々にGLAYだなぁ、GLAYいいなぁと思えるバラードだ。また今もTAKURO曲メインで連投していたらいつものGLAYバラードになっていたかもしれないが、TAKURO曲をしばらく引っ込めていた&曲を書いてもメインソングライターの気負いなしでやっていただけに久々な印象が強くなったというのもいい具合に作用したと思う。
★★★★☆
2.時計(再録)
2013年のシングル「DARK RIVER/Eternally/時計」3曲A面の3曲目に入っていた曲で当時「DARK RIVER」が主題歌になったNHKドラマ作中でともさかりえがシンガーソングライター役で最終回で自身の新曲として少しだけ弾き語りもしていた。佐久間正英存命時だったが初めて「DARK RIVER」で亀田誠治と組んだというのが当時の状況だったが、「Eternally」と「時計」はセルフでやっていて、今回もセルフのまま。アコースティックだった原曲をライブで演奏したというバンドアレンジにしての収録。バンドといってもかなり抑えめの演奏になっていてそこまで大きく印象は変わらない。というかド王道の「あなたといきてゆく」だとかなり印象が弱…。
★★★☆☆
3.Satellite of love(再録)
2010年のアルバム『GLAY』収録曲。アレンジは佐久間正英との共同アレンジのままだが、そもそもインタビューでTERUのボーカルのみ再録音したと語られている。ナタリーのTERUのインタビューでは10年前のテイク云々とか言ってるけど、2010年って7年前なんだけど3年も前にレコーディングしていた音源だったのか、天然発言の1種で7年前がアバウトに10年前になってしまったのか。改めて2010年のバージョンも聞いてみたけど別に今も悪くなく普通に聞けるしいい曲。今回の再録音も正直そんなに歌い方が変わったとか良く分からないし、特に良くなったとも悪くなったとも…。TERUの歌声に対して強いこだわりや些細な変化を聞き取るようにして聞いているコアなリスナーなら違いが手に取るようにわかるのかもしれないが…。とりあえず7年たってもこの曲がいい曲であることには変わりない。そこは不変。
★★★★☆
4.Joker(LIVE from VISUAL JAPAN SUMMIT 2016)
バラードで統一されていたのに唐突にぶっこまれたXのカバーライブ音源で思いっきりロックナンバー(YOSHIKIではなく故・hideの作詞作曲)。デビューはYOSHIKIプロデュースだったが、何気にhideの曲の方がGLAYと相性がいいのではないか…。
★★★☆☆
5.「SUMMERDELICS」reprise
夏に発売されたアルバムのサビ部分をつなげたダイジェスト音源。配信ではこの音源のみカットされている。5分でまとめているのでサビも全部というわけではなく、あくまで宣伝用視聴音源といったところか。しかしドラマタイアップシングルとはいえ、もはやタイアップで1曲買いなら配信に流れる昨今、レンタルはともかく今作をわざわざ買うようなリスナーはみんなアルバム持っててあまり意味ないのでは。
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