特設サイトにて歌詞、コメントを公開。
2010年の『ミズカネ』まで事務所グッデイ所属のディレクター、編曲、ストリングスアレンジ等で関与していた時乗浩一郎を久々にプロデューサーとして招いている。
時乗浩一郎が事務所グッデイを辞めてからは関わっていなかったが、藍坊主も2016年でグッデイを辞め、互いに古巣を離れたところでの再会となった。
これに伴い、録音スタジオやエンジニアも時乗浩一郎の人脈によるものとなり、アルバム『Luno』のように全部自分たちで録音もミックスも行う状態は脱した模様。
1.群青
久々にこれぞ藍坊主と言えるような名曲。2012年頃までの数年間は本当に凄くてこのくらいの曲は毎作量産、毎回最高傑作更新くらいの勢いがあったので、その頃の楽曲と並べるとそんなに凄い曲というわけではない。ただここ数年は自主レーベルで録音やミックスまで自分たちでやるようになったせいか、バンドの音やボーカルのコンディションからして平坦で勢いが感じられず、明らかにパワーダウンしたのが否めなかっただけにもうこういう曲は聞けないと思っていた。久々に時乗浩一郎を起用した事や、時乗浩一郎の人脈でレコーディングを行った、つまりメンバーではなく今回は録音ミックスなどは本職のエンジニアに任せたのが良かったんだと思う。やはり餅は餅屋。
いずれにせよ藍坊主らしいところへ戻ってきてくれただけでも嬉しい。自主レーベルが自主制作すぎて不安しか無かったが、やはり環境が変わるだけでも随分良くなったのでまだまだ大いに期待が持てる。
★★★★☆
藍坊主
2017/05/21 ¥250