初回盤は「棒人間」の絵本が付属。
アルバムに続いて活動休止中のドラム山口は普通にクレジットされ、メンバーは4人扱い。実際にドラムを演奏しているサポートドラマー森瑞希は別枠で表記されている。
「サイハテアイニ」のMVはライブ映像なのでサポート含めて出ているが、「洗脳」MVはメンバー3人+ジャケットの人のみの出演。
1.サイハテアイニ
アクエリアスのCMソング。
「前前前世」を聞いてRADWIMPSに興味を持ったリスナーがそのままのノリで期待通りと感じられるような疾走感のあるロックナンバー。アルバムがジャケットからしてにわかお断りみたいな空気を醸し出していたし、反動で逆にコアな方向になるんじゃないかとも思ったけど、これ以上なく期待通りのシングルが来た感じ。RADWIMPSが清涼感が重要なアクエリアスのCMタイアップなんて意外だったが確かにさわやかな曲。まあ今回もジャケットに外人を起用していて誰のCDだか分からないというただでさえCD手に取ってもらえない現代においてさりげにかなり挑戦的なジャケだったりはするけど。
★★★★☆
RADWIMPS
2017/05/10 ¥250
2.洗脳
こちらはヘビーでにわかお断りなコアなRADWIMPSが前面に出た1曲。周囲には洗脳されたとみなされている主人公が自身の正しさをひたすら主張し続けるという歌詞でかなり言葉をまくし立てていて文字数も多いが、終盤の政治家風の演説では母親を殴り続けて殺害する(正確には動かなくなっただけで死んだかどうかは不明)など完全にサイコさん化していて戦慄が走る。洗脳というタイトル通りに洗脳されて物事の価値基準が変異して外から見れば狂気に走る怖さが存分に表現された凄い&怖い曲。決して好きな曲では無いがインパクトがとんでもない。
★★★★☆
RADWIMPS
2017/05/10 ¥250
3.棒人間[Strings ver.]
ドラマ『フランケンシュタインの恋』主題歌。アルバム収録曲のタイトル通りのストリングスバージョン。ドラマではオリジナルバージョンが使われたり、こっちのバージョンが使われたり回によって使い分けている模様。
演奏はボーカルとピアノとストリングスのみ。ピアノのクレジットがボーカル野田にあり、バンドが不参加なので実質的にソロバージョン。ストリングスといっても演奏でクレジットされているのはストリングアレンジをした人とバイオリンのソロ演奏をしている人だけで、よくある○○ストリングスみたいな集団が参加しているわけではない模様。ユニークな歌詞と耳に残るメロディーはブレイク時の初期の勢いを改めて感じる。RADWIMPSで収録曲全部がいいなと思ったのは初めてかも。
★★★★☆
RADWIMPS
2017/05/10 ¥250
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