2019年3月27日
初登場7位 売上1.4万枚
16年7月以来のCDシングル(配信でも17年10月以来、アルバム含めて18年2月以来1年1ヵ月ぶりの新作)。自主レーベル「her」を立ち上げての第1弾作品。販売元はビクターで品番もビクターのもの。デビュー以来所属していたEPICを離れ、実質的にはビクターへ移籍した。これはかつてソニーから離れて自主レーベルを立ち上げたが結局ビクター流通となっているORANGE RANGEと同じような状況と思われる。
当初herレーベルサイトが新たに立ち上げられて事実上の新公式サイトとなり、公式サイトが放置されていたが(herへのリンクが貼られるのみ)今作発売に合わせて公式サイトも現仕様に変更された。
初回盤Aは雑誌「”her” Magazine」付属。
初回盤Bはジャケット写真プリントTシャツ(Lサイズ)付属。
通常盤は3曲目に「マスターピース (Instrumental)」追加収録。
1.マスターピース
作詞がRINA、作曲がMAMI、編曲は川口圭太。元々MAMIが編曲したバージョンが1年前からあった(ストリングスを使ったきれいめな感じとのこと)が、本人が気に入ってなくて、新たにアレンジしようとするも自分では変えられなかったので川口圭太に任せたという。川口圭太は初期からのメインアレンジャーだけに、ガツンとしたロックナンバーという実にSCANDALらしい佇まいの楽曲になった。なんだかんだこのガツンとした感じがあってSCANDALだよなという感じ。正直あまりにガールズバンドガールズバンド自称しすぎててすっかりお山の大将という印象が個人的にはあるが、お山の大将だろうと大いなる勘違いだろうと私たちがガールズバンドをリードする存在だというみなぎる自信がある意味で最大のアイデンティティでもあると思う。
★★★★☆
2.まばたき
作詞作曲がRINA、編曲がMAMI。ガラッと色を変えて打ち込みを導入したシティポップ的なナンバー。方向性を拡散させてきた近年の雰囲気に沿ったような感じだろうか。どうしても今はPC上で黙々打ち込むのが主流でやれる事も増えているので、バンドでもこういう曲が割と良く出てくるというイメージがあるけど、特に1人だけ編曲に長けたメンバーがいるとこうなってくるのも最早自然か。すっかり歌詞も書かない、歌わないという状態が長くなっているTOMOMIが久々にメインで歌っていて特徴的な歌声が懐かしい。
★★★☆☆
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