2019年5月29日
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場1位 売上121.0万枚
初登場5位 売上2.3万DL(Sing Out!単曲)
初登場1位 売上0.7万DL(Special Edition、アルバム)
例によって5種でC/W3曲目が異なる。Blu-rayはA~Dで2曲目のMVと特典映像が異なる。DVDでの発売は無い。
配信限定Special Editionは1週間前先行配信で全曲を網羅した内容。
今作のBlu-rayではAACSのバージョンが上げられているらしく(v70)、対応できない古い再生ソフトでは更新するか、最悪エラーが出て再生することができない模様。
山下美月は全面不参加。ドラマ『電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-』に出演中だが、体調面から両立困難として今作の活動は休止すると発表した。
卒業を発表している斉藤優里、伊藤かりんの2名は全面不参加だが、発売時点ではまだ在籍はしていた。
7月8日にキャプテン桜井玲香が卒業を発表、9月1日のツアー最終日が最後とされ、次のシングルは直後の9月4日発売が発表されているため、今作が卒業前最終作となるはずが、何故か卒業後の9月4日発売シングルの選抜にも選ばれていて参加することが判明している。
1.Sing Out!
ハンドクラップや大きな愛を歌った曲の内容、親しみやすいメロディーも含めて新たなる代表曲を狙ったこれまでとは一線を画す乃木坂シングル史上初のみんなで歌える系の楽曲。まんまではないが、リズムの乗り方が若干QUEEN旋風の影響を感じなくも無い(We Will Rock You的な。アレンジがそれっぽく仕上げるのに定評がある野中”まさ”雄一だし)。いずれにせよ狙いに狙ったんだろうなという曲で非常に新鮮だしいい曲だとは思う。ただ何か狙いすぎて微妙に外したというか、大きく構えすぎてしまったというか…どこかしっくりこないところもあって代表曲になり損ねそうだなという感じはあった。
実際この文章を書いている時点で、O社ミリオンこそ達成しているものの売上面では前年より大幅ダウン、その他指標の点でも特筆すべき動きは無く、「恋するフォーチュンクッキー」を目指したはずが「心のプラカード」になってしまったように思う(「心のプラカード」は明らかに「恋するフォーチュンクッキー」路線でヒットを狙って新たに心の声をプラカードに書くという一般参加パフォーマンスを導入したが大いに滑り、センターのまゆゆが前年に比べて全く浸透してないと早々に自虐コメントに走るくらい浸透せずに終わった)。プラカードもこの曲も確かにいい曲ではあるのだが…。Peak Out!にならなければいいが…。
★★★★☆
2.滑走路
「風船は生きている」12名を下回る過去最少人数を更新。もうこれだったら「Sing Out!」を4期以外全員選抜で良かったんじゃないかという気がするが…。センターは寺田蘭世でこのためにアンダーに落としたというか、思いのほか大人っぽくクールなイメージに成長した寺田蘭世に合わせたようなスタイリッシュな楽曲。今作の中では1番アレンジがいいと思う。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.のような存在
初の組み合わせによるユニット。掛け合いボーカルだが、2人とも線が細めなので全体にクールめ。普通にいい曲。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.Am I Loving?
もうそんなに若手でもないが一応かわいい系のメンバーのユニットといったところか。全員声が不安定かつカワイイ感じなのでカワイイ感じの曲調はハマっている。意外と1番若い渡辺みり愛が声が1番低くてしっかりしているかも。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.平行線
選抜の3期生のみでのユニット。冒頭がセンター大園のソロパートだがこれ以外は2名以上ずつの歌唱になっているようで、今作の他のユニット曲のようなソロパート回しが無い。せっかくの機会なので1人だけじゃなくて全員で回してほしかったところだが…。爽やかな良メロアイドルポップだがMVの入れ替わりネタテンションに完全に持っていかれてしまっていて、MVの印象の方が強い。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.4番目の光
4期生楽曲。アルバムでの「キスの手裏剣」がデビュー曲だったが、今作の方が3期の1曲目「三番目の風」に続くようなタイトルになっていて内容もほぼそのまま加入した4期生の決意をモチーフにしたような内容になっていてデビュー作っぽい。新たな時代がやってきたといったテンションに満ちていた「三番目の風」に対して、今作は初々しさはあるものの作編曲に杉山勝彦を投入した事で(編曲は共作)、清楚な良メロポップスになり、乃木坂っぽい感じの延長みたいになっている。
★★★☆☆
通常盤のみ
3.曖昧
元々個人PVでやっていた「からあげ姉妹」が4年前に「太陽ノック」Type-BのみC/W「無表情」で正規楽曲デビューも果たしていてそのままからあげ姉妹というユニット名になっていた組み合わせでの4年ぶり新曲。クールな楽曲になっていて、台詞やボーカルの歌唱力格差による掛け合いなど不思議な雰囲気の楽曲。
★★★☆☆
Blu-ray
1.Sing Out!-music video-
「インフルエンサー」「シンクロニシティ」のMVを継承したような空間でのダンス主体の内容。これはこれで美しい内容ではあるんだけど、少なくともみんなでクラップするとかハッピーな感じはあまり漂ってなくて、率直に振付が複雑すぎて妙に高尚な感じになってしまった。
今作は確実に簡単な振付でみんなで歌える決定的な代表曲として流行らそうとしていた感じがあるのにMVだけ前2作の春シングル路線のままなのは一体どういうことなのか…。あまりにもチグハグな感じがするなと思っていたら冠番組「乃木坂工事中」では簡易な覚えやすい振付を全国各地のみなさんと行うという本家MVとは全く別のハッピーをテーマにした「乃木坂工事中Ver.」、そこから派生した「メンバーハッピーVer.」、「ハッピーリレーVer.」、「ハッピー理由Ver.①」、「ハッピー理由Ver.②」と派生バージョンまで次々制作してYou Tubeで公開。「乃木坂工事中Ver.」は見知らぬ一般人が次々ハッピーを掲げるという割と視聴者的に関心の無い事を延々やられる展開など「心のプラカード」感が出すぎてしまっているところがある(しかもこの曲で本当に目指したかったのは「恋するフォーチュンクッキー」だったんだろうなっていう)。
メンバーハッピーVer.は説明が無いと何がハッピーなのか全く分からず最早単独で成立していない…。公開された「ハッピー理由Ver.」2種は曲をうす~いBGMにしてメンバーが理由を説明しているトーク部分を延々流すというもう曲のMVから遠ざかっていってしまっている内容。どうも突貫工事っぽさが漂い、付け足し付け足しであった。
制作サイドでプロモーションに対して意識の隔たりがあったのだろうか。それともMV制作後にプロモーションの方針転換が行われてこうなったのか。
以下Type-Aのみ
2.のような存在-music video-
引きこもりの少年に扮した飛鳥が、やたらハイテンションな家庭教師の白石と触れ合うというユルッとストーリー仕立ての内容。ショートカットの少年風というかなんかこの短さにするとダークサイド以降の平手さんみたいになってしまったっていうのは何故なのか。という事は変貌してしまったかに見える平手さんも髪がデビュー年くらいまで伸びれば案外当時のイメージに戻るかもしれないという事なのか。
3.遠藤さくら、4.掛橋沙耶香、5.柴田柚菜、6.清宮レイ、7.矢久保美緒
今回は4期生の個人PVのみ。冒頭の遠藤さくらのみシリアスな学園ドラマだが、それ以外はけっこうアイドルらしいポップな雰囲気のものが多くて見やすかった。
以下Type-Bのみ
2.滑走路-music video-
色々な場所でのクールなダンス主体の内容。人数が過去最少になった割には以前の最小である「風船は生きている」ほどにメンバーそれぞれが目立つ感じではない。
3.賀喜遥香、4.金川紗耶、5.北川悠理、6.田村真佑、7.筒井あやめ、8.早川聖来
Type-Aに比べるとはじけ具合は少なめだけど、初期個人PVで必ず陥りがちだったクリエイター系のアートなやつが無くてこれまた見やすかった。ただ4期生自体がどうも印象が薄く、未だ1人も覚えられない。同じオーディションの日向坂46の3期生は1人だけでいきなり主戦力レベルの目立ちっぷりだったし、欅坂46の2期生も1期生がお通夜という事情から冠番組でメインの回がけっこう与えられていたのでそこそこ覚えてきたが、乃木坂46の場合は卒業生が増えていても未だ層は厚く、紹介企画以外でこれといった出番も無かったからだと思う。1人でも印象に残ってくるのはもう少し時間がかかりそうだ。
以下Type-Cのみ
2.平行線-music video-
ロケメインで移動中のロケバス内でメンバー同士がぶつかると魂が入れ替わってしまい、パニックになってバスを飛び出して海辺の町を走り回ったメンバーはさらに町の人々やバス運転手ら5人の一般人ともぶつかって入れ替わり、さらに入れ替わった者同士でぶつかって入れ替わり…と元がどうなのか分からなくなるくらいしっちゃかめっちゃかになってしまう…というコメディ系の楽しい内容。一応入れ替わると入れ替わった者同士の衣装やメガネなど身に着けているものも一緒に入れ替わるという設定になっているので、場面ごとに細かく入れ替わるメンバーの様々なコスプレも見る事が出来る上に、最後はとびきりの海辺のアイドルダンスも見られるという今作きってのアイドルMVらしいアイドルMV。
3.しかちゃんの動画 上編
2ndアルバムType-Dの「まゆこの動画」、3rdアルバムType-Bの「野中の動画」に続くマネージャーによるメンバー撮影映像の第3弾。今回も該当マネージャーとその先輩がコメンタリーを入れながら展開する。冒頭挨拶でなんか「しかちゃん」らしきマネージャーが普通に「コーノです」と名乗ってるので「しかちゃん」って結局何なの?と思ってしまうが、CDブックレットのManegementに表記されているマネージャー一覧を見れば「河野史果」という名前があり、恐らくこの人が「しかちゃん」に該当するであろうことが分かる(史果が”しか”に読めるからなのか、本当にそう読む名前なのかは不明)。
これまでもそうだったが一定のメンバーに偏る傾向は今回も変わらず…というかむしろ悪化していて中盤頃までは謎の大園桃子大連発。マネージャーにベッタリなタイプの子なのか、マネージャーの前で絵になる行動をとってくれるからなのか、あまりに露骨に大園大園また桃子…と連発されるのでさすがに誰もがおかしいと思うレベル。ただし後半以降は逆に全く出てこなくなったりもするが、それでも前半の連発の印象が強すぎる。大園のファン以外には余計な反感買いそうだけどもう少しバランス考えられなかったのか。
以下Type-Dのみ
2.4番目の光-music video-
田舎の学校を舞台に清楚でおとなしい感じというなんだか48系列からの新人系量産型MV(しかもおとなしすぎて印象に残りにくい)になってしまったような…。4期生が個々に見えてくるのはまだ先になりそうだ。
3.しかちゃんの動画 下編
こちらもいきなり大園で始まるという「上編」で大園連発じゃね?と微妙な違和感を抱いた視聴者に対して挑発的な始まり方をするが、そんなに大園ばかり出てくるわけではない。なんでこんな悪目立ちする編集にしたんだろうか…。
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