2019年10月1日
配信限定
2017年のシングル、ベスト盤を最後に2008年年明けのツアーで活動休止。
2018年に活動急始と称して地元相模原で開催された「はやぶさの故郷 潤水都市さがみはらフェスタ2018」に出演してライブを行い、今年にかけて本格的な活動急始(再始動)を宣言してワンマンライブ開催を発表、それに先駆けての新曲となる。またこのライブにて12月に新作アルバム発売を発表したため、アルバムへの先行シングルにもなった。
厳密には2011年に東日本大震災復興支援のためのコンピ盤収録のための新曲「アシタ」をこの1曲のためだけに集結してレコーディングしていたためこれ以来となる(この際は再始動ではないと明言)。
休止前の所属はBMGで休止後にBMGはソニーに完全吸収されて09年に消滅、現在はAriola Japanとなっているが、今回の配信は大元であるSony Musicとなっていて、アルバムもArioraからと発表されているので、そのまま再契約になったようだ。
セレモニー
ボーカルの伊藤俊吾のソロが本格始動したのがここ数年になってからだったので、キンモクセイ再開など夢のまた夢かと思っていたがこんなに早いとは思わなかった。気負わず、さらりとした、まるでずっと続いていたかのような自然な雰囲気の新曲。派手さは無いし、1度聞いて覚えられるほどのインパクトも無いけど、確かにスーッと入ってくる良曲だ。
休止前は若干迷いというか新曲が滞り気味になって企画も迷走気味になっていたので、休止前の楽曲から続けて聞くとむしろ感覚が戻ったなという印象になっていたかもしれない。今回は伊藤ソロと同じ自宅スタジオでレコーディングしたっぽいけど、全部1人で演奏していた伊藤ソロとは似ているようでやっぱりキンモクセイになるとキンモクセイになるんだなというか。これだよこれっていう感覚はある。
市民会館の前で踊っている、とされてはいるが踊っているというより単に左右に腕を振りながら揺れているだけで老人になったりメンバーになったりするというシュールすぎるMVはじわじわ来る。
★★★★☆