2019年9月25日
初登場13位 売上1.4万枚
2年1ヵ月ぶりの新曲。
70~00年代まで4年代で1度ずつ1位を獲得しており、今作がラストチャンスだったが1位どころかまさかのトップ10落ちとなり10年代の1位獲得は逃した。ただし楽曲を提供したももクロが1位を獲得しているため、中島みゆきが作詞作曲を手掛けた曲としては70年代~10年代まで5年代1位を獲得している事になる。
1.離郷の歌
ドラマ『やすらぎの刻~道』主題歌。新曲が主題歌に起用されることは発表されていたにも関わらず開始当初は前作「慕情」がそのまま使用されており、今作が主題歌になったのは「進化樹」よりもさらに遅い14話からだったという。ドラマ自体が前作の続編と主人公が脳内で繰り広げる脳内劇という構成になっているらしく前作続編の話が展開する場合は「慕情」、脳内劇の方が展開している回は「進化樹」or「離郷の歌」と適宜使い分けているとかで、その後さらに2曲の新曲も追加されたとかなんとか…。
そんな感じですっかりドラマとズブズブな関係になっているが、今作は…さすがに…地味すぎるし、何だか急激に老いたというかまあタイアップ先も老人たち主役の話だけにまあこうなってはくるか…。A,Bメロ部分の昭和歌謡臭の強さがハンパ無い割にはサビになると急に開放的になりまた昭和なAメロに戻り、間奏の力強いギターソロなんかもいつも通りという、AメロBメロが昭和でそれ以外は現代的というガッツリ雰囲気が変わる不思議な曲。1曲で過去と現代を繋いだような雰囲気にしているんだろうか。歌詞も分かりにくくちょっと今の自分では良さが分かりそうもない。
★★☆☆☆
2.進化樹
ドラマ『やすらぎの刻~道』主題歌。9話から使用されていたという。正直こっちの方が現代の中島みゆきっぽいというか、歌詞にしてもこっちの方が「進化樹」を軸にして前作(C/W含む)の流れを汲んだ年を経てなお自らの未熟さを歌うという内容なので貫禄と深みが入りやすくてこれで単独A面だろうという感じがする。とはいえやはり過去に並んでいくほどではないかなぁ今回は…。
鉄人の如くほぼ毎年出し続けてきた新作もさすがにペースが落ちていて、デビュー以来何も作品が出ない年は無いんだけど近年は新曲ゼロのベスト盤やライブ盤で繋ぎがちになってきたし、去年のライブアルバムも新たなライブ盤ではなかった(過去3枚のライブ盤に入らなかった曲から選曲)、ドラマでさらに新曲2曲が起用されたにも関わらず今作の後に新作アルバム発表ではなくラストツアーが発表されるしで、さすがに年齢を意識せざるを得なくなってきたところもある。
★★★☆☆
中島みゆき
2019/09/25 ¥250
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