2020年2月19日
Type-A,B,C,通常盤
初登場1位 売上65.0万枚
デジタルシングル初登場9位 売上1.4万DL(ソンナコトナイヨ)
デジタルシングル初登場22位 売上0.4万DL(青春の馬)
デジタルアルバム初登場2位 売上0.8万DL(Special Edition)
初回盤A,B,C,通常盤でC/W3曲目が異なる。
A~Cは2曲目のMVと特典映像が異なるBlu-ray付。
配信では全曲セットのSpecial Editionとして配信。
前作発売前に活動自粛となった井口眞緒は自粛継続のまま今作にも不参加で今作発売前に卒業を発表。最終参加は前作で実質稼働したのは前々作が最後となった。
体調不良で休業に入り前作不参加だった濱岸ひよりは今作で復帰した。
1.ソンナコトナイヨ
歌謡テイストの48感漂う46系列では珍しい感じの楽曲。前髪を切りすぎて気にしている君に対してソンナコトナイヨとここぞとばかりにひたすら求愛する純情少年路線(作中で「思春期」と歌っているので15歳以下くらい想定?)も実に48的。全部打ち込みと思われるがロックバンド的なバンド風サウンドにブラス・ストリングスを隙間なく埋め尽くした分厚いサウンドは46よりも圧倒的に全盛期の48寄りな感じ。ただ駆け抜けていく楽曲自体はグループの今同様に勢いがあって、曲に勢いがあるのか、グループに勢いがあるから加速して聞こえるのかは分からないが、それでもかつて王道だった48系列や他の46はもちろん1,2年後の自分たちでさえ出せないような今の日向坂46特有の勢いような気はする。
★★★★☆
2.青春の馬
主演ドラマ『DASADA』主題歌。ドラマは昨夏撮影されたため、井口眞緒が自粛前で参加していて、逆に濱岸ひよりは休業に突入していたので不参加だったが、楽曲自体は今作と同様の編成となっていて井口不参加、濱岸参加となっている。青春をテーマにしたドラマに合わせた力強い応援歌。恋愛ソングが多かったのでメンバーとしては同世代向け応援歌は新鮮だったようでいつもよりも力強い雰囲気になっているが、内容自体はいつもの秋元応援歌という感じでひたすら命令口調であきらめるな目指せ進めと鼓舞しまくる内容。純情少年視点の恋愛ソングはたくさん書けるのに応援歌になると途端に同じ目線じゃなくて成功者の立場からの上から視点になってしまうのはやはり還暦越えの年齢的なところもあるんだろうか。こういう物言いだと本当に10代前半の何でも素直に受け入られるうちじゃないとちょっと励まされなかったなぁ…と思う。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.好きということは…
1期生曲。MVは無いがセンターは佐々木美玲とされている。若干青春パンク感のある勢いに満ちたナンバー。2期生曲と分けるようになってからの1期生曲ってもう1つ印象に残りにくいところがあったけど今までの1期生曲では1番かも。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.窓を開けなくても
1期と2期、さらにお姉さん組と年少組でもない不思議な組み合わせだが単にドラマ『DASASA』メインメンバー(作中ブランド『DASADA』の正式なメンバーになったメンバー)という事だろう。この後の乃木坂46のC/W曲でSMAP感という単語でバズった4期生曲が出てきたが、同様に今作もちょっとオシャレなサウンドでいわゆるSMAP感というか90年代に洗練された感じがしていたアイドルポップス感の出た楽曲。今作の中では聞き込みがいのある1曲だと思う。アイドルポップもEDMだのなんだの色々な最新サウンドが導入されているけど、なんだかんだ古き良きな普遍性というか安心感があるのは90年代っぽいところに戻ってきた時であるのは世代的にドンピシャなんだけど90年代をリアルタイムで通っていない若い人には逆に新鮮感があるのか、それとも単なる日本高齢化の影響なのか。
★★★★☆
Type-Cのみ
3.ナゼー
ドラマ『DASADA』劇中歌。劇中で世界的に人気のグループとして登場したFACTORYの持ち歌という設定。なんちゃってPerfumeみたいなエレクトロな楽曲だがPerfumeほどヤスタカっておらず(※ヤスタカるが何なのかは感覚としか言いようがないのでマシュマロしてきても答えられません)、適度にスタイリッシュで流れるように聞きやすい。3人なので全員ソロパートはあるが、1番歌える松田がメインボーカルになっている模様。
★★★★☆
通常盤のみ
3.君のため何ができるだろう
2期3期曲。MVは無いが丹生明里の初センターとされている。ふんわり爽やかなポップナンバー。比較的特徴的な曲が揃った今作の中では最もフツーな感じでフツー以上にいい曲なのに1番印象に残りにくい。
★★★☆☆
Blu-ray
1.ソンナコトナイヨ Music Video
楽曲同様にスピード感のある映像で街中をメンバーが踊りながら前進していく躍動感ある映像と埠頭での激しいダンスシーンがスピーディーに展開していく。正直少し前に最強群舞さんなんてのもあったけどそれより遥かに迫力も最強感もあってちょっと困った。比べられちゃうでしょこれじゃ…。
以下Type-Aのみ
2.青春の馬 Music Video
青みがかったスタジオでのダンスシーンメイン(最後は屋上)で、激しいながらも聞き手を鼓舞するような力強さが印象的。忙しないわりには各々の明るい表情も捉えているのと、間奏では濱岸の復帰を祝すように少し目立ったダンスシーンが入ってきたりと気配りの細かさも伺える。
3.「日向坂46 大富豪No.1決定戦」予選~前編~
メンバー間で流行っているとされるカードゲーム「大富豪」を行った模様を3分割で収録。東村は体調不良で不参加。「大富豪」(「大貧民」と呼ぶ事も)は修学旅行的な行事での定番でやった事があったような気もするがルールが全く理解できなかった者たちが必ず複数いるため、結局彼らが外れるか、彼らに合わせて簡単なゲームに切り替えるか(七並べやインディアンポーカー的なのとかトランプ捨ててUNOにするか)で、”ルールが全く理解できなかった者たち”サイドの住人だったためまともにやった事が無く未だに良く分かっていない。よって何がどう盛り上がっているのかは分からないが、白熱したり分かりやすく顔に出ちゃったり逆転劇に沸いたりと盛り上がっているメンバーの姿が楽しいのでまあそれだけでいいよねっていう。
以下Type-Bのみ
2.窓を開けなくても Music Video
1カット風(あくまで1カット風にしているだけで場面が飛ぶポイントが複数ある)にメンバーが豪華ホテルの室内や玄関付近を移動しながらダンスするという内容。小坂が主人公っぽくなっていて小坂が見ている夢の中という感じの設定っぽい。メンバーの組み合わせが珍しい(単にドラマ『DASADA』のメインメンバーというだけだが)のとあのメンバーだと思ってたら映像のトリックでいつの間にかこのメンバーに変わってたなど仕掛けが多いのもポイントか。
3.「日向坂46 大富豪No.1決定戦」予選~後編~
嫌われるんじゃないかなーっていうくらい全力であざとい惑わしを繰り広げる宮田愛萌がなんかスゴイ。上村ひなのの持ってるっぷりもスゴイ。
以下Type-Cのみ
2.ナゼー Music Video
クールながらアイドルらしいポップさもあってなかなか新鮮。1番歌える松田中心ながらも2人にも見せ場がある。
3.「日向坂46 大富豪No.1決定戦」決勝&ご褒美ロケ
というわけで前編後編での勝者4名での決勝とご褒美ロケ。劇的な優勝劇とご褒美ロケでの思わぬサプライズもあってこの企画思っていたよりも最後まで面白かった。
Sony Music Labels Inc. (2020-02-19)