2020年2月26日
初登場6位 売上2.5万枚
初登場21位 売上0.5万DL
1年9ヵ月ぶりのCDシングル。C/Wで昨年3月に配信限定リリースした「愛した日」がCD化された。
初回盤は恒例カラートレイ&8ページブックレット仕様。
何故かamazonでは通常盤の販売ページがついに用意されなくなり初回盤の販売ページしかないという事態となった。他ショッピングサイトでは初回盤、通常盤は別に販売されている。
1.青空
編曲はトオミヨウ。昨年のFM802キャンペーン曲「メロンソーダ」(aikoの作品には未収録でTSUTAYAのレンタル限定CDのみで出ていたらしい)の編曲を担当していたのに続く形ではあるが正式なaikoの作品にはこれが初参加。着々とキャリアを重ねていくトオミヨウがあちこち回りこんできて大概過去の楽曲よりも異様に軽いリズムアレンジにしてくるため多数の曲に参加されてしまうと全体に平坦に聞こえてしまい、その点が個人的に苦手なんだけど、今作ではまさにその特有の軽快さを求めてトオミヨウを起用したのがけっこう明確な感じに仕上がっていて割と好感触。
歌詞が失恋で重いのでかつての島田昌典はもちろん、近年のメインアレンジャーだった両名(OSTER project、川嶋可能)でもいつものアレンジだと少し重さを感じてしまっていただろうけど、絶妙に軽めのファンクをまぶしたようなアレンジと間奏で出てくる妙に80’sなチープなシンセ音などライトで聞きやすくそのうえである程度引っかかりやすいアレンジにもなっていた。島田昌典を離れて以降のaikoが年齢を理由に重くなりすぎるのやバラードまみれになるのをかなり意識的に回避しようとしているのとトオミヨウの作風が見事にマッチした感じで、目的が明確ならトオミヨウ当たるなぁ…と思った。
★★★☆☆
2.愛した日
編曲はOSTER project。2019年の冬ドラマ『私のおじさん~WATAOJI~』主題歌でドラマ最終回の2019年3月8日に初の配信限定シングルとしてリリースされるもベスト盤には収録されず、2019年にベスト盤以外のCDがリリースされなかったためそのままになっていた楽曲を1年越しでC/WでCD化。aikoだなぁという感じのミディアムナンバーでいつも通りの安定感。これを聞くと「青空」で求めたものがより明確になるようなそんないつものaiko。
★★★☆☆
3.こいびとどうしに
編曲は川嶋可能。ピアノメインのこざっぱりしたナンバーで途中からリズムも入るが最後までこざっぱりとした雰囲気は継続したアコースティックコーナー用みたいな感じの1曲。C/Wならではの作風ではあるけどいつものナンバーが続くよりもさらっと聞きやすくていい。コントラストがハッキリした3曲となり、トータルで3曲のバランスがいいなと思ったのは意外と今まで無かったかも(ベスト盤のC/Wコレクションの大半を聞いていたはずなのにほとんど覚えてなかったくらい大概C/Wはすぐ忘れちゃうので…)。
★★★☆☆