新作シングル感想

#Hashtag/anderlust

2017年6月21日
初登場143位 売上0.04万枚

スタッフクレジットにおいては事務所の社長なのでArtist Producer、またメンバー表記の直下にメンバーと同じ文字サイズでProduced by TAKESHI KOBAYASHIという表記はあるものの、3曲とも小林武史は一切楽曲制作、演奏に関与していない

初回盤は表題曲MV&メイキング、前作「Scrap&Build」MVを収録したDVD付。
通常盤は初回盤にはない表題曲のインスト(カラオケ)が追加収録されている。

1.#Hashtag

まず今作紹介文が色々おかしい。“ネクスト”TTダンス” “指ハートポーズ”という呼び声も高いダンス”とかあれ?そういうグループだったっけ?という。”アメリカ出身のボーカル 越野アンナのミュージックセンスが最大限に発揮”というのも過去3作はやりたい事やってなかったのかとか…。

父親の小林武史が制作に一切関わっていない上に、メンバーも作詞作曲編曲に不参加とはいえ、本当にやりたかったのコレェ!?と唖然とするような、一言で言ってしまえば完全なインスタ系女子向けパリピ路線。女性グループのK-POPかE-girls辺りがやってそうな今風な感じ。MVも越野アンナがセルフプロデュースしていてテラスハウス出身の同世代女性2人と越野アンナがハワイでひたすら豪遊しまくるというインスタパリピアン(?)な代物。少なくとも前3作を聞いて良いと思っていたリスナーとテラスハウス方面はほとんど噛み合っていないと思われ、迷走どころか御乱心・暴走の域に達していると思う。

若い女性向けの今風の楽曲と考えればまあこういうの確かにウケそうだなと思うし、インスタの世界で生きている人々にとってはトレンド最前線な曲だとは思う。これでヒットすれば良かったんだろうけど過去最低売上で”ネクスト”TTダンス” “指ハートポーズ”という呼び声も高い”が、数百枚しか売れないなど完全に滑ってしまう事になったのは…うん…。
★★★☆☆

2.Happy Birthday to You

作詞が越野アンナ。冒頭で有名な「Happy Birthday to You」を歌ってから曲に突入する。A面よりは今までの雰囲気が戻った感じではあるけど戻り切ってないというか普通。なんだかんだ小林武史の力って大きいんだなと感じてしまうところはある。あと元からこのグループはメンバーがベース担当ということもあってベース音がやたら強かったけどこの曲に関しては強すぎてブイブイいいすぎ。
★★★☆☆

3.真夏よりも

3曲目にしてようやく作詞作曲が越野アンナの自作曲。ギターベースドラムのシンプルなバンドサウンドによる普通の曲。なんかこうもっとワクワクするようなポップスをやるユニットじゃなかったのだろうか…。1stアルバムが一向に出る気配もないままの今作での御乱心、そして何故か早くも遠ざかるどころか参加しない小林武史…大丈夫なんだろうか。
★★★☆☆

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