2020年6月17日
初登場66位 売上0.03万枚
限定生産盤。シングルCDとしては16年11月の「再燃SHOW」以来。
3月のアルバム『Touch The World』からのシングルカット(2曲目)+新緑の別バージョン(1曲目)+新録の洋楽カバー(3曲目)を収録したDISC-1、アルバム『Touch The World』の全12曲のインストを収録したDISC-2の2枚組。
DISC-1
1.Soul Rain(Acoustic Ver.)
新録音のピアノ弾き語りバージョン。より歌詞とメロディを前面に出して歌い上げるコクのあるバラードナンバーといった装い。作詞が本人ではなく売野雅勇だが、売野雅勇と話してさかいゆうの死生観を反映させた歌詞になっているとはアルバムリリース時にも語られていて、死んだ後も形のない魂となってここにいるというそんな世界観だけにシンプルになってより伝わるところもあるなと。
★★★☆☆
2.Soul Rain
アルバムに収録されていたオリジナルバージョンのシングルカット。弾き語りが東京録音に対して、今作はアビーロードスタジオで現地スタジオミュージシャンによるバンド+ストリングスで丁寧・豪華に盛り上がる。弾き語りもシンプルでいいなと思ったが、やはり豪勢な演奏は贅沢で聞き心地がいい。
★★★☆☆
3.Laughter In The Rain(A Cappella Ver.)
ニール・セダカのカバー。1人多重録音アカペラとなっている。有名な曲らしいが全く知らなかったのと多重録音なので山下達郎が『ON THE STREET CORNER』シリーズでやってそうな感じの曲だなぁ…という呑気な感想が浮かんだ。
★★★☆☆
DISC-2
1.Hey Gaia (Instrumental Ver.)
2.Getting To Love You (Instrumental Ver.)
3.She’s Gettin’ Married (Instrumental Ver.)
4.21番目のGrace (Instrumental Ver.)
5.孤独の天才 (So What) feat. Terrace Martin (Instrumental Ver.)
6.裸足の妖精 (Instrumental Ver.)
7.鬼灯 feat. Nicholas Payton (Instrumental Ver.)
8.想い出オブリガード (Instrumental Ver.)
9.リベルダーデのかたすみで (Instrumental Ver.)
10.Dreaming of You (Instrumental Ver.)
11.Soul Rain (Instrumental Ver.)
12.グッナイ・グッバイ (Instrumental Ver.)
アルバム全曲のインストバージョン。海外録音による丁寧な生演奏を演奏のみ堪能できる。音数の少ない曲だとどうにも面白みには欠けるところもあるが、バンドアンサンブルが充実した曲になるとやはり演奏だけでも聞き心地がいい。曲によりけりではあるが、アルバムのインスト集なんて滅多に聞けない上に、この売上レベルでこんな正直売れそうもないCDが出てくるだけでも奇跡的でありがたい。