新作シングル感想

間違いない世界/DEEN

2020年12月18日
配信限定

11ヵ月ぶりの配信シングル。2020年は配信2曲のみの発表となり、2001年と並ぶ少なさとなった。

スマートフォンRPG『アナザーエデン 時空を超える猫』と12月15日で25周年を迎えた『テイルズ オブ』シリーズとのコラボによるオリジナルオープニングアニメテーマソングとして書き下ろされた。

『テイルズ オブ』シリーズのタイアップは「ミライからの光」の『テイルズ オブ ザ レイズ』以来1年10ヵ月ぶりとなるが、アニメーション制作を担当したProduction I.GとDEENのゲームタイアップは「テイルズ オブ デスティニー」(97年)、「テイルズ オブ ハーツ」(08年)以来と説明されている。

間違いない世界

「ミライからの光」の親戚のようなゲームソングテイストなアップナンバー。今回も作詞:池森秀一、作曲:山根公路、編曲:侑音という事でサポートギター侑音にアレンジを任せる制作スタイル。「ミライからの光」では間奏でギターソロが入ってきそうなところで何故か空白になっているかのようでさすがにギター遠慮しすぎだろうと思ったんだけど、今作ではちゃんと間奏のギターソロ入りそうなところでちゃんとギターソロが聞ける。全体にギターサウンドが軽めに聞こえるのはやはりスタイルの違いなのだろうか。他の曲ではそうでもないのでテイルズ仕様を意識してのこういうサウンドなのか。テイルズタイアップでも「夢であるように」「永遠の明日」に比べるとどうしても入ってきにくいのは歌詞がゲーム世界に寄せすぎているのもあるかもしれない。今作もまさにアニソンゲーソン的テンプレートワードである“世界”、”暗闇”、”時空”、”空が割れると”などが散見され、いかにもだし。TrySailの中で雨宮天の作風を表現する時にネタ的にいつも大地切り裂いたり空を割ったりしているみたいな事はメンバー自身も発言していた事があるけど、まさかここに来てDEENが空を割ってくるとはなぁ…。
★★★☆☆

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