新作シングル感想

三文小説/千両役者 /King Gnu

2020年12月2日
初登場2位 売上8.2万枚
売上14.5万DL(三文小説)
初登場5位 売上3.2万DL(千両役者)

2018年インディーズでの「Prayer X」以来となるメジャーでは初のシングルCD。

「三文小説」は10月30日に先行配信、「千両役者」は先行配信なしでCDと同日配信だった。

初回盤は「King Gnu Live Tour 2019 AW 2019. 10. 22 日比谷野外大音楽堂」の模様を収録した約90分のBlu-ray付。

1.三文小説

元より裏声多用の井口ボーカルとオクターブ下の地声の常田ボーカルというのはアルバムで存分に印象付けられていたが、今作では井口ボーカルがほぼ全編裏声という異色作。正直最近裏声多用の男性ボーカルとか珍しくないので最近流行りのスタイルだよね以上の印象は無かったんだけどここまで美しさをまとって裏声で歌い込めるとは圧巻。同じく最近はバンドでもそれ生のドラマーいるの?というくらい電子音や打ち込みが併用されまくっているのが多い中で、割とリズム隊の熱量もちゃんと出ていてこれはけっこう凄い曲なのでは…。好みは抜きにして猛烈に突き刺さってくるという無双状態な1曲だと思う。
★★★★☆

2.千両役者

こちらは一転して激しく動き回る感じの曲で、とにかく演奏もメロディーも忙しない。忙しない印象だけで駆け抜けていく。アングラ感全開なんだけどなんか不思議なポップさもあるんだよな。
★★★☆☆

モバイルバージョンを終了