新作シングル感想

アン/ペア /KinKi Kids

2021年7月21日
通常盤
初登場1位 売上18.3万枚

1年1ヵ月ぶりのシングル。

初回盤AはC/Wに「アン/ペア(Summer Sounds Remix)」とBacking Track(カラオケ)収録、MV収録のBlu-ray付、DVD付の2種。
初回盤BはC/Wに「SQUALL」、映像「プラグとコンセント」収録のBlu-ray付、DVD付の2種。
通常盤はC/Wに「Dandelion」「群青の日々」収録。

1.アン/ペア

作詞作曲:堂島孝平、編曲:須藤優
近年は共同プロデューサーとして参加している堂島孝平だが曲提供はアルバムで数曲程度、シングル採用はほぼなくて編曲を除くとA面の作曲は最初期の「カナシミ ブルー」「永遠のBLOODS」以来となるのでけっこう意外だ。

タイトルは“ペアになれない”を意味していて、近年は光一だけ踊って剛はギター演奏という完全セパレートなパフォーマンスもしていたが今作では2人が違うダンスをするという形で表現。デビュー24周年でペアになれないというテーマもなかなか凄いが確かにこの2人の個性の違いと組み合わせには絶妙なものはあるわけでなかなか深い…。

曲自体は印象的にジャラジャラ鳴る電子的なギターとベースと打ち込みで構成されていてダンス的な要素とバンド的な要素が混在したようなアーティスティックな雰囲気。正直最初はナンダコレ、これでシングルなのかと思ってしまったがそういう意味で堂島孝平のA面採用がずっとなかったのも納得ではある(カッコいいんだけどシングル的ではない)。それでも何度か聞いているとクセになってきてけっこうもう1回聞きたい曲になっていく。
★★★★☆

以下通常盤のみ
2.Dandelion

作詞:小出祐介、作曲:Kevin Charge・Ricky Hanley、編曲:Kevin Charge
唐突に作詞がBase Ball Bearの人だが作編曲には横文字が並ぶクール系。スタイリッシュでカッコいいがメロディーを聞くというよりスタイリッシュさやボーカルの良さやリズムに浸るような1曲か。
★★★☆☆

3.群青の日々

作詞:堂島孝平、作曲:Shusui・Samuel Waermo、編曲:堂島孝平
作曲のShusuiはcannaとして「青の時代」「もう君以外愛せない」など初期の必殺バラードを提供していたKinKiではなじみの作家だが久々の参加だろうか。得意のバラードで始まったと思ったらテンポアップ、ストリングスも交えた爽やかな良メロバンドポップ。前2曲と異なり完全生音サウンドなので音が柔らかく豪華な印象だ。キャッチーさでは3曲の中で1番かもしれない。
★★★☆☆

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