新作シングル感想

Fresh/LINDBERG

2017年7月19日
配信限定

同日発売のオールタイムMV集DVD『LINDBERG ALL TIME MUSIC VIDEO HISTORY』に新曲としてMVが収録されている。公式サイトではDVD発売とそこに新曲「Fresh」が収録される旨しか告知されず、配信されている事は告知していないが、発売元のインペリアルレコード(テイチク)のLINDBERGサイトでは今作の配信がしっかり告知されていた。

LINDBERGとしてはインペリアルレコードで最後に新曲を発表したのは99年であり(実際の在籍は新作リリースの無かった00年までっぽい)、以降主なベスト盤、過去のライブDVD、2014年のトリビュートアルバムなどはインペリアルから出てはいたが大半が権利持ってるから出すという非公認もしくはレコード会社主体によるものだった。

なお01年にはポリドール、02年にはインディーズ、解散ライブアルバムはメルダック、09年の再結成時はエイベックスだったが、2014年の本格再結成以降は無所属で、2016年8月にリリースした新作シングル『EXTRA FLIGHT SINGLE』はライブ会場・自社通販限定品になっていた。

今回はMV集リリースによるインペリアルレコードへの一時的な復帰なのか、正式に再契約して今後もインペリアルから新作リリースを本格的に始めるのかは現段階では不明。

1.Fresh

昨年のシングル『EXTRA FLIGHT SINGLE』は3曲ともなんとも掴みどころのない…正直パッとしない感じだったんだけど今作はLINDBERGの今を反映しつつ、ちゃんとLINDBERGだなと感じられる1曲になっていると思う。09年の再結成は02年解散時のその先ではなく、とにかく往年の再現だった。今作は全力で声を張るのではなく、演奏も歌声も抑えたところにあり、解散時のその先に位置するような落ち着きが感じられる。”二十代の頃とは違う込み上げる思いは確かにある”としながらの前向きさ。若さでは絶対に出せない大人のフレッシュさがここにある。永続的再結成した意味、単なる過去のヒット曲をライブで定期的にやり続けるだけでない、進行形のLINDBERGをこのまま出していってくれると嬉しい。
★★★★☆

Fresh
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インペリアルレコード (2017-07-19)
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