2017年10月25日
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場1位(2週連続) 売上84.8万枚
7月の1stアルバムを挟んで4月以来半年ぶりのシングル。
前作発売直後に休業した今泉佑唯は今作で完全復帰してジャケットにも登場している(アルバムでは参加した新曲が収録されてフォトブックにも登場していたがジャケットには出ていなかった)。
欅坂46&けやき坂46兼任だった長濱ねるは兼任解除、漢字欅専任が発表されたため、今作以降「けやき坂46」には参加していない。
またけやき坂46には2期生が加入した。
2期生が参加したけやき坂46楽曲は「NO WAR in the future」のみでMVが制作されておらず、特典映像にも2期生は参加していないため、DVDに2期生は一切登場しない。ブックレット内での写真にもまだ登場していない。ひらがな1期生もType-Bのブックレットに「それでも歩いてる」MV撮影時のメイキング写真とまとめて顔と名前を載せたページがあるのみ。
また敵がいなかったため、2週目暴落でおなじみの48・46系列には珍しい2週連続1位を獲得した。
恒例の配信限定のSpecial Editionでは全曲が一括で揃う。
1.風に吹かれても
ザッツウェイ!を連呼しまくる軽快なアコースティックナンバー。SMAP「freebird」が出世作だったシライシ紗トリの作編曲と聞くと即座に納得できてしまうようならしい楽曲。シングルだと実は前作が険しかっただけなんだけど、アルバム曲などTVやライブでのパフォーマンスが2017年は険しい曲続きだったので、まずはこの軽快さが心地いい。笑わないアイドルが笑顔解禁!みたいな2nd3rdが無かった事になっている印象操作煽りには苦笑しかないが…。
★★★★☆
2.それでも歩いてる
ドラマ『Re:mind』主題歌。長濱ねるが外れたので、前作までのけやき坂46から長濱ねるを除くメンバーで歌っている。1番がアコースティックギター伴奏のみというド・フォークナンバー。齊藤京子の低音ボーカルに合わせたような楽曲で齊藤京子からソロパート回しが始まるが、齊藤京子が1番声がハマっていてソロバージョンが聞きたくなってくる。ドラマがこのメンバー主演でそれぞれに見せ場があり、この曲ではソロパートが聞けるところも含めて、これまでの集団からメンバー個々が一気に見えてくる1曲。今作の中ではインパクト含めても異彩を放っていて印象深い。
★★★★☆
Type-Aのみ
3.結局、じゃあねしか言えない
アルバムで「少女には戻れない」を歌っていたユニットの曲。他にもいくつか新ユニットがある中で2曲目に選択されたものの、MVを制作してもらえないというやや埋もれがちなポジション。良メロなポップナンバーだが曲自体はなんだか今までもよくあったような雰囲気。曲がどうというよりソロパート繋ぎが聞きどころだろうか。MV(というかリップシーン)が無いと誰がどの声かさっぱり分からないが…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.NO WAR in the future
2期のメンバーも含めてのけやき坂46全メンバー楽曲。2期メンバーデビュー作にも関わらず、クールでカッコいい系統の楽曲。今作のC/Wはシリアスな感じの曲が多いのでどうにも埋もれてしまう。せっかくの1作目なんだからもっとフレッシュな曲の方がよかった…。ひらがなはもう少しアイドル方面で行くんじゃなかったのか…。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.避雷針
2ndや3rdのC/Wでもやっていた「サイレントマジョリティー」路線を引き継いだ険しめの楽曲。笑わないアイドル欅坂46とやらを期待するのであれば必須な1曲。早口な「エキセントリック」な要素も、何かと戦い続けているような要素も全部ある。しかし、メンバーの精神にすら過度な負荷を与えそうな過激さは前作に比べれば抑え目。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.波打ち際を走らないか?
ゆいちゃんずに続いて優遇されているユニットで2ndC/W、アルバムに続く3曲目。優遇の理由は…まあメンバーが前列の人気メンバーだからだろうか。今作で唯一のさわやかで清涼感のある楽曲なのでそれだけで一際印象が強くなる。しかしどこかで聞いたことがあるような曲でその正体はサビの雰囲気がどことなく乃木坂46の「涙がまだ悲しみだった頃」を彷彿とさせるところがあるためだろう。このため二番煎じ感が…。
★★★☆☆
通常盤のみ
3.再生する細胞
アルバムでもソロ曲を歌っていたが早くも2曲目のソロ。こちらは活動再開を後押しするようないわゆる復帰ソング。なんか復帰に当たっては休止と同時に髪をバッサリ切った(復帰時でもかなりの短髪だったがそれでも伸びた状態だというほどなので坊主までは行かずともギリギリまでバッサリいっていたものと思われる)以前の私はもういないとか新しい自分になる云々といった発言を残しており、かなり精神的にやられてしまっていた、ていうか今も危うい感じが漂っていたがそんな思いを汲んだような再生が描かれる。ここのところの秋元康はメンバー個人を意識した曲というと決まって卒業ソングばかり書いているので、再生ソングを個人向けに書くのは新鮮だったのでは…。
★★★☆☆
DVD
1.風に吹かれても Music Video
スーツ姿でカッコよくキメつつ笑顔を見せるという変化球。センター平手だけ元々ショートだった髪をベリーショートにして謎の黒縁眼鏡で男装しているのは何故なのか。他のメンバーがそのままカッコよくなっているのに、男装平手だけイケメンと程遠いダサ男っぽく見えて違和感が…。笑顔にしても逆に怖いくらいの全開笑顔がヤケクソ気味で不自然で、この夏の不安定っぷりからしてもロック誌とかでも変な持ち上げられ方をされ続けた平手の今後がかなり不安になってきた。なおTV出演時はコンディションによっては笑わない事もあった(日テレのベストアーティストではいとうあさこが途中乱入するのを目玉としたが平手に笑顔は無く、事前の煽りVTRでも「笑顔解禁」の煽りを一切入れていなかった)。
あと上村莉菜がいなくね?何度も映るメンバーがいる一方で復帰した今泉とか一部メンバーがほとんどアップにならないんだけど上村莉菜に関してはアップにならないどころか撮影に参加してないんじゃないのかこれ。
以下Type-Aのみ
2.月曜日の朝、スカートを切られた Music Video
7月のアルバムのリード曲でアルバム発売時にMVを制作していたが何故かアルバムの特典DVDに収録しなかったのでここで初収録。「サイレントマジョリティー」の前夜を描いた曲という後付け設定により、MVでも「サイレントマジョリティー」に繋がっていく要素が随所で登場する。なんかここで大人たちや社会に打ちのめされる出来事があって、少女たちは決意を固めて「サイレントマジョリティー」を宣言する…みたいな流れのようで、まあ険しい路線を後付け拡大させていった感じ。髪型が変わっているメンバー(今泉や鈴本)がデビュー当時の髪型で登場するのはカツラだろうか。特に今泉。
3.グループ発展祈願の旅~栃木編~
今作は初めて個人PVではなく、集団で旅ロケで、欅坂(今泉以外)、けやき坂(加入したばかりの2期除く)の全メンバーを4つに分けて関東4県へ向かうという内容で冠番組の「欅って書けない?」のノリに近い内容。欅とけやきが混合でロケをする機会がほぼ無かったので組み合わせが面白く感じられた。
しかしここには引っ張れるメンバーがほとんどいないのでこの手のロケ難しいんだろうなぁ…という。何故か今作だけ川を移動するという体育会系の企画な上に、飛び込みも抽選で誰かではなく強制全員参加と妙にスパルタ仕様なのでちょっとした高さの川への飛び込みだけで10数分もかかる長沢・渡辺がどうしても足引っ張った印象になってしまう。何でこのメンバーでこの企画にした…。熱血No.1の守屋茜がいれば大丈夫だと思ったのか。
以下Type-Bのみ
2.それでも歩いてる Music Video
色が無くなった世界という設定なので序盤はモノクロから始まり、やがて色が蘇り鮮やかになる。曲調が思いっきり弾き語りフォークソングなので、パフォーマンスはどうするのかと思ったらこの曲調でまさかの楽しげに飛び跳ねて踊りまわる…というのは予想外だった。これはこれでいいと思うんだけど、けやき坂46にはゆいちゃんずのようなギター弾き語りができるメンバーはいないのだろうか。演奏パフォーマンスの方が曲が活きる気がする。
3.グループ発展祈願の旅~群馬編~
みなかみ町の道の駅、その横を流れる川のやや下流にあるバンジージャンプ(乃木坂46のキャプテンがかつて飛んだのと同じ場所で、関東からアクセスしやすいためバンジーロケで多用されるところ)→道の駅から北に進んだところにある焼きカレーが有名なカフェ、とバンジー以外は個人的には昔から何度も言っている場所で、先日も焼きカレーと道の駅に立ち寄ったばかりの場所がロケ地だったので驚いた。
齊藤京子の天然っぷり、長濱ねるの自然児っぷり(誤解されやすいせいか性格が悪いとか近年よく言われるが…)、相変わらず仕切りがうまくならないポンコツな菅井友香…が印象的。
なお出てこなかったが道の駅のすぐ裏にある店で売っている生どら焼きも名物の1つでおいしいのでお勧め。
以下Type-Cのみ
2.避雷針 Music Video
暗い映像+奇抜なダンスという笑わないアイドル路線な内容。暗いのと平手以外のメンバーは常に集団行動していて完全にその他大勢になってしまっているのでよく分からないが、終盤の全員揃ったシーンに19人しかいなくて、今作も「風に吹かれても」に続いて上村莉菜が参加していないのと、今泉も参加してない模様。今泉は完全復活できてないものとして、上村はこのシングルMV完全不参加ってどうした…?
3.グループ発展祈願の旅~埼玉編~
東武動物公園&越谷レイクタウンという埼玉といっても右のスレスレの方で個人的にはあまり馴染みが無いところでのロケ。川越とか秩父とか長瀞辺りの方が自然豊かで見るところ多かったと思うんだけど、動物園やるなら上野でも変わらなかったんじゃね?というような動物園風景。越谷レイクタウンもショッピングモールとして有名なのにショッピング施設ガン無視で併設のバーベキュー施設でバーベキューするだけ。バーベキューならもっと山の方が良かったんじゃね?と、埼玉県民としては思う。
齋藤冬優花の進行と仕切りは非常に安定感があり、キャプテンが決まる前も確か齋藤冬優花がみんなのまとめ役だと言われていた記憶があるが、たぶん全メンバーの中でこの人が1番仕切りがうまい。他のメンバーが誰も仕切る以前に積極発言すらしないのもあるが…。
あと平手が笑顔は終始見せているのに全く発言しない。5,6月辺りに妙に長期に渡って平手が喉の不調で喋れなくなる(ラジオも代役)という謎の事態があったが、これはそんなに前の収録なのだろうか?どうも今年春過ぎからの公式なアナウンスもほとんどないままに平手の様子がおかしなことが多く、最近の「欅って書けない?」でも全くといっていいほど喋らないまま。昨年はまあ普段は普通の中学生っぽい無邪気さも見せていたように思うんだけど、当初出来ていた切り替えが出来なくなり、険しい路線に精神が喰われてしまったかのように感じることが増えてきた。
以下Type-Dのみ
2.波打ち際を走らないか? Music Video
落ち葉をモチーフにした清楚な雰囲気のMVだが、ラストは暗い波打ち際で締めでガラッと空気が変わる。前半はやたら笑顔全開で、番組でもめったに見せ無いような志田や渡邉のアイドルスマイル、守屋の熱血じゃないアイドルスマイル、モジモジしていない渡辺のエンジェルスマイル、菅井はいつも通りのスマイル…ととっても清楚&アイドルスマイルしているのに、終盤になるにつれて全員真顔になってしまうのは演出なのか、疲弊なのか。気が付いたら真顔真顔また真顔になっているという不思議な映像。
3.グループ発展祈願の旅~千葉編~
何故かMVで姿が見えなかった上村莉菜を今作で唯一確認できるのがこの映像。マザー牧場→寺で祈願→海鮮系の食堂で食事…と全く繋がりがなくややチグハグな雰囲気の行程。牧場で動物と触れ合うのは若干埼玉の動物園と被るところもあるし、ツーショットトークはメンバー間があまり距離が近くないのが浮き彫りになるし…。仕切れるのが織田しかいないのでほとんど織田が仕切っていてさすがの頼もしさだが、織田は誰かに話を振られた時にバラエティ的ないい反応を返せるというタイプなので、仕切る立場でメンバーの面白さを引き出せるタイプじゃないんだなぁ…と改めて(ていうか改めて齋藤冬優花が有能だなぁと思った)。意外と4組の中で1番距離感があるのグループに感じられた。
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