新作シングル感想

#やっぱもっと/大原櫻子

2020年9月30日
初登場11位 売上0.8万枚

配信シングル「花光る」以来半年ぶりの新曲。
シングルCDとしては9ヵ月ぶり。

初回盤Aは「#やっぱもっとMusic Video」収録DVD付。
初回盤BはMusic Video Making Movie収録DVD付。
通常盤はCDのみ。曲違いはない。

1.#やっぱもっと

作詞は一青窈、作編曲は丸谷マナブ。2月のアルバム『Passion』から引き続き丸谷マナブプロデュース体制で、作詞の一青窈という組み合わせもアルバム最終曲「電話出て」に続くものとなっているが、アルバムがほぼ打ち込みだったのに大して今作は以前の王道バラード。バンドサウンドにちゃんと生音が起用され、ギター・ベース・ピアノ・ドラムとちゃんと演奏者が1人ずついる。ただしストリングスは起用しておらずそれっぽく聞こえる音色はシンセの代用のようだ。

連投されていればマンネリバラード、いつものバラード、安定バラードといった印象だったんだろうけど激変した洋楽ポップ路線を経ているのでバンドサウンド&バラードでも十分に刺さるというか久々に聞いた気分になり、改めていいなと思った。
★★★☆☆

2.Long Distance

作詞はMayu Wakisaka、作曲は福田貴史、Claire Rodrigues Lee、編曲は福田貴史。こちらはこざっぱりした打ち込みナンバー。そこまで洋ポップ風味ではなく、クールさとポップさの中間を突いてきたような1曲。
★★★☆☆

3.Wake Up

作詞作曲が大原櫻子、麦野優衣、Ryosuke “Dr.R” Sakaiの連名でプロデュースとAll Instruments、録音、ミックス、レコーディングスタジオも含めて制作過程全部がRyosuke “Dr.R” Sakaiという前作C/W「Let Me Go」、アルバムの「Special Lovers」に続く本人が作曲に関与した3曲目。3曲とも全部同じ共作体制で今回は真ん中の岡嶋かな多が麦野優衣に交代になっている。恐らくこの真ん中枠の人は主に作詞面、Ryosuke “Dr.R” Sakaiが作曲面を中心に補強しているんじゃないかと思われるが…。いわゆるコライト方式を採用し、作風も完全に洋風クール打ち込み路線なのでまあ本人が普段好んで聞いている音楽ってのはそっち方向なんだろうなぁ。
★★★☆☆

モバイルバージョンを終了