新作シングル感想

恋のはじまり/家入レオ×大原櫻子×藤原さくら

2017年9月27日
配信限定

ビクター所属の3人の女性ソロアーティストのコラボ楽曲。
3月の「ビクターロック祭り 番外編 IchigoIchie Join 6 家入レオ×大原櫻子×藤原さくら“」で披露された楽曲。10月に再び大阪でビクターロック祭りがあり3人とも出演するためそれに合わせてスタジオレコーディングして配信限定でリリースした模様。

このためMV代わりとして3月のライブ映像が用意されている。

1.恋のはじまり

インタビューによると作詞作曲は家入レオ。3人の中で曲を作らないのは大原櫻子のみで、家入レオも共同名義での作曲がわずかにあった程度のまま一時作曲を撤退しかけ、制作体制一新以降ようやく単独での作曲もチラホラやるようになった程度。ヒット曲は福山雅治提供だが最もシンガーソングライターとしてキャリアを重ねているのは藤原さくらだったりするので、家入レオが単独で作詞作曲というのは驚き。

3人3様でイメージもそれぞれ異なるが、今作のビジュアルだと大原櫻子が少しかわいい系から大人っぽくなったので、最もかわいい雰囲気の藤原さくらが1番スモーキーで声に貫禄があるというギャップは面白い。

ただ3人によるコラボという特別感はあるものの曲自体はポップなんだけど割と普通。3人それぞれの方向性が溶け合ってという感じでもない。共作しようにも作詞作曲面での知識や実力にはばらつきがありすぎて難しいところではあったんだろうけど、家入レオはまだ完全自作で表題曲を任されたことが無いだけにここで物凄く耳に残る名曲が出てくるなんて事はまあない(そんな曲が書けるならとっくに自作だけでやっていけている)わけで、今作のC/W曲っぽさはそう考えるとまあそりゃそうなのかなと。直近で家入レオが完全自作したのはC/Wの「だってネコだから」だけどちょっとほのぼのとした感じでデビュー初期に打ち出していた強いイメージとけっこう真逆、というのは今作にも通じていると思う。
★★★☆☆

恋のはじまり
家入レオ, 大原櫻子 & 藤原さくら
2017/09/27 ¥250
https://audio-ssl.itunes.apple.com/apple-assets-us-std-000001/AudioPreview118/v4/18/b8/14/18b8146c-1b58-6b5d-fe8a-d2a24a3060d6/mzaf_1192223992250639057.plus.aac.p.m4a

恋のはじまり
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