Flavor Of Life

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 SAFTY LOVE AZUKI 七 大野愛果 1stシングル 最高30位 売上3.3万枚
2 Baby Sweet Sunshine 森下知美,King Opal 大野愛果 3rdシングル 最高70位 売上0.3万枚
3 感傷 AZUKI 七,King Opal 寺尾広  
4 Free my mind AZUKI 七,King Opal 寺尾広  
5 Lonesome Tonight〜君だけみつめてる〜 AZUKI 七 大野愛果 2ndシングル 最高59位 売上0.8万枚
6 I miss you 森下知美,King Opal 寺尾広  
7 Feel my heart 森下知美,King Opal 寺尾広 3rdシングルC/W
8 Resolution 森下知美,King Opal 寺尾広  
9 Get Positive King Opal 寺尾広  
10 DO YOU FEEL LIKE I LIKE? AZUKI 七,King Opal 寺尾広  
11 Holiday AZUKI 七,King Opal 寺尾広  
12 オモイデハ花 Sayaka Takasaki,King Opal 寺尾広  

リリースデータ

2001年10月3日 初登場28位 売上1.3万枚 Produced by KANONJI GIZA studio

メンバー

Vocals 森下知美
Rap&Backing Vocals King Opal
Keyboards,Backing Vocals&Track Making 寺尾広

Soul Crusaders唯一のアルバム。2000年10月デビュー。ここまでの3シングルから4曲を収録。シングルはC/Wに新曲1曲リミックス1曲という構成でリミックスを除くと1stC/W「I'll be there for you」、2ndC/W「Do you know it?」の2曲が未収録となった。デビュー作「SAFTY LOVE」は最高30位ながら4週連続トップ50に残って100位以内に7週ランクインして3万枚を越える売上を記録したが、ヒットの芽があったのはこれだけで2ndシングル以降は低迷。今作は2nd,3rdシングルは上回ったものの100位以内3週ランクインとなり、1stシングルには及ばなかった。これっきり活動凍結となり、1年後の2002年10月に解散が発表されたが、既にその前の7月発売のコンピ盤『GIZA studio MAI-K & FRIENDS HOTROD BEACH PARTY』ブックレット内で寺尾広に元Soul Crusadersと書かれていた。

森下知美、King Opal共に新人でこれ以外に活動歴は確認できない寺尾広は1980年代半ばからビーイングに所属しており、1990年前後には作家活動も多少行っており、ZARD「愛は暗闇の中で」は"編曲:ZARD,寺尾広"になっていた事もある。しかしビーイング全体が程なくして忙しくなるとディレクター業務に集中しており作家活動は行っていなかった自身がグループに所属してのアーティスト活動はSoul Crusadersが最初で最後となっている。Soul Crusadersでは作編曲を担当しており、これに付随してか2000年前後の時期にはFIELD OF VIEWやZARDへの楽曲提供も行っていた。解散後は再度表に出る事はなかったが、ZARD坂井泉水の没後、坂井泉水とレコーディング現場で最も長く一緒にいた当事者としてZARD関連の特番でのインタビューやYouTube動画での解説等では進行役として顔を出して証言をしている。

今作は確か2000年前後にビーイングを聞き始めて2002年頃から現在の姿であるGIZAも聞き始めた中で手に取ったコンピ盤『GIZA studio Masterpiece BLEND 2001』に収録されていた「SAFTY LOVE」がなんかドリカムっぽい&凄い名曲だと思って探してきたんだったと思う(レンタル屋全盛期でこのくらいの売れ行きでも余裕で置いてあった)。ただ「SAFTY LOVE」以外印象に残らなかったのでそのまま数年リスト入りしたまま、もう更新見込み無しとして整理した際にリストから消してしまっていた。ただCD-Rへの録音、歌詞カードコピーはそのまま残っており、20年以上ぶりに発見したので改めて聞いてみた。TDKのCD-Rは20年以上持つのが実証されたのであった。

寺尾広を中心に新人シンガーとラッパーによる3人組だが、シングルA面にだけ綺麗に大野愛果を3曲きっちり起用、それ以外は全て寺尾広。ただ大野愛果でうまくいったのは「SAFTY LOVE」だけで他の2曲は正直あまり大差ないように思う。森下知美の歌声はドリカム吉田美和と似ている部分があり、特にサビで声を張った時に凄くリンクする瞬間がある。「SAFTY LOVE」のサビ部分は特にその極みであり、この曲のサビだけ聞くとマジで全盛期級のドリカムかと思う。「SAFTY LOVE」だけは忘れずにずっと記憶していただけあって大野愛果の楽曲やGIZAの歴史に残るようなトップ級の名曲だと思う。

正直「SAFTY LOVE」だけがあまりにずば抜け過ぎてて他の曲は愉快な仲間達状態になってしまっていてあまり印象には残らない。トレンドは押さえていてR&B風味の軽めのトラック、ソウルフルな吉田美和ライクなボーカルにさらっと聞ける心地いいメロディー、クールに絡んでくる男性外人ラッパー…と既にどこかで聞いたことのあるヒット前例を組み合わせたような感じでglobe+ドリカム+当時の最先端m-floも少々…みたいな。流して聞く分には気持ちいいアルバムではあるんだけど曲単位となると「SAFTY LOVE」1強の印象は当時から変わらなかった。「SAFTY LOVE」にヒットの兆しがあったようにこの曲でもっと上まで行ければ勢いでそのままもう少し売れたような気はする。

B00005NYM4 

印象度★★★☆☆

2023.1.24更新

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