CYCLE HIT 1991〜1997 Spitz Complete Single Collection

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ヒバリのこころ 草野正宗 草野正宗 スピッツ 1stシングル(アルバム同時発売) 100位圏外
2 夏の魔物 草野正宗 草野正宗 スピッツ 2ndシングル(カット) 100位圏外
3 魔女旅に出る 草野正宗 草野正宗 スピッツ 3rdシングル 100位圏外
4 惑星のかけら 草野正宗 草野正宗 スピッツ 4thシングル 100位圏外
5 日なたの窓に憧れて 草野正宗 草野正宗 スピッツ 5thシングル(カット) 100位圏外
6 裸のままで 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 6thシングル 100位圏外
7 君が思い出になる前に 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 7thシングル(カット) 最高33位 売上12.3万枚
8 空も飛べるはず 草野正宗 草野正宗 土方隆行&スピッツ 8thシングル 最高1位 売上148.0万枚
9 青い車 草野正宗 草野正宗 土方隆行&スピッツ 9thシングル 最高27位 売上5.1万枚
10 スパイダー 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 10thシングル(カット) 最高34位 売上3.3万枚 
11 ロビンソン 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 11thシングル 最高4位 売上162.4万枚
12 涙がキラリ☆ 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 12thシングル 最高2位 売上98.1万枚
13 チェリー 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 13thシングル 最高1位 売上161.3万枚
14 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 14thシングル 最高1位 売上83.9万枚
15 スカーレット 草野正宗 草野正宗 笹路正徳&スピッツ 15thシングル 最高1位 売上60.0万枚

 

06年初回限定盤のみBONUS DISC
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 めざめ(空も飛べるはず) 草野正宗 草野正宗 スピッツ 8thシングル『空も飛べるはず』のデモバージョン

リリースデータ

2006年3月25日
2017年7月5日(リマスター再発)
初登場2位、最高1位
初登場98位、最高35位
売上76.1万枚
売上5.2万枚
ユニバーサル

メンバー

Vocals,Guitar 草野マサムネ
Guitars 三輪テツヤ
Bass Guitar 田村昭浩
Drums 崎山龍男

スピッツ公認1stシングルコレクション。スピッツの歴史の中でも一時期しか収録されていない上に、望んでリリースしたわけではない『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』が売れ続けている事にメンバーがジレンマを感じ始めていた時に今作リリースの話がレコード会社から持ち掛けられ、今回は公認作品として発売が決定。2枚同時発売でこちらには1st〜15thシングルまでの15曲が収録されている。公認作品ではあるものの、シングルが順番に並んでいるだけのためか、編集盤『花鳥風月』『色色衣』には入っているProduced by スピッツの文字は入っていない。今作の発売により『RECYCLE』は生産中止になった。初回盤には未発表音源を収録したボーナスディスク、ミニポスターが封入されたスリーブケース入り仕様。ブックレットにはスタッフによる曲解説もついている。オリジナルアルバム同様にStephen Marcussenがリマスタリングを担当している。メジャーデビュー15周年を記念してのリリースでもあったため、ピタリ15周年を迎える3月25日にリリースされた。このためチャートでは不利な状態でランクイン。このため初登場は2位で翌週に1位を獲得した。

2017年には続編『CYCLE HIT 2006-2017』の発売に合わせてStephen Marcussenによる再リマスターで通常盤仕様で再発された。初回盤は再発されていない。シリーズ3作をセットにした『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』も同時発売。再発盤は同じデザインになっているが、ディスコグラフィーに最新作までが追加され(06年盤の今作は未掲載)、ライナーノーツには新たな情報がある場合は一文追加しているほか、リマスターを示す日付も書き換えられている。O社では旧盤とは別集計となり98位にランクインした。2019年『見っけ』発売時に関ジャム、SONGSで連続して特集された際に発生した特需により41位に最高位を更新、2021年7月にはチャートが超低レベル化(4位以下4ケタ、30位以下3ケタ)したため3ケタの売上(800枚台)で35位に最高位を更新した。

スピッツをこれから聞いてみようというリスナーには最適の1作。今作には『RECYCLE』には収録されなかった初期6シングル、スピッツバブルと呼ばれていたセールス全盛期までのシングル曲が順番に入っている。三大ミリオンもこちらにすべて収録されているのでまずは今作を聞けばいい、という内容。続けて『CYCLE HIT 1997-2005』を聞けばスピッツの表面的な歴史は大体分かる。スピッツの場合、シングル曲だけでアルバムの半数が埋まっているみたいなアルバムは無いので、気に入った曲があるオリジナルアルバムから聞いていけば良い。そういう意味でシンプルなシングルコレクションに徹したのは正解だ。オリジナルアルバムを持っていても改めてシングルを順番に聞いていくのは新鮮。やはりプロデューサーがついてからは売れ線でポップになったなぁとは思うけど、初期5作も大きく違ったり、非売れ線というほどでもなくどれもいい曲だと思う。

初回盤に付属したCDには「めざめ」1曲だけが収録されている。後に「空も飛べるはず」として完成された楽曲で、当時のアレンジャー土方隆行を入れずにスピッツだけで制作したデモ音源ということなんだけど基本アレンジはほぼ完成されている。歌詞もほぼそのままだがサビの歌詞が「奇跡」ではなく「痛み」になっているのが大きな違いでこれだけで随分印象が違う。

B000E47QNG初回盤(BONUS DISC付)   B000E6FT38通常盤   CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection(通常盤)2017年リマスター盤

印象度★★★★★

当時の感想を2017.9.7、30thBOX仕様に修正

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