CYCLE HIT 1997〜2005 Spitz Complete Single Collection
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 夢じゃない | 草野正宗 | 草野正宗 | 笹路正徳&スピッツ | 16thシングル(カット) 最高6位 売上33.9万枚 |
2 | 運命の人 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&棚谷祐一 | 17thシングル 最高3位 売上28.7万枚 |
3 | 冷たい頬 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&棚谷祐一 | 18thシングル 最高5位 売上8.8万枚 |
4 | 楓 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&棚谷祐一 | 19thシングル(カット) 最高10位 売上14.2万枚 |
5 | 流れ星 | 草野正宗 | 草野正宗 | 白井良明、スピッツ&クジヒロコ | 20thシングル(カット) 最高27位 売上2.3万枚 辺見えみりへ提供 セルフカバー |
6 | ホタル | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&石田小吉 | 21thシングル 最高6位 売上22.7万枚 |
7 | メモリーズ | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&クジヒロコ | 22ndシングル 最高3位 売上14.8万枚 |
8 | 遥か | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&石田小吉 | 23thシングル 最高3位 売上31.7万枚 |
9 | 夢追い虫 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&石田小吉 | 24thシングル 最高3位 売上11.3万枚 |
10 | さわって・変わって | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ、クジヒロコ&亀田誠治 | 25thシングル 最高6位 売上7.7万枚 |
11 | ハネモノ | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 26thシングル(27th同発) 最高4位 売上5.9万枚 |
12 | 水色の街 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 27thシングル(26th同発) 最高5位 売上5.8万枚 |
13 | スターゲイザー | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 28thシングル 最高1位 売上24.0万枚 |
14 | 正夢 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 29thシングル 最高4位 売上14.0万枚 |
15 | 春の歌 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 30thシングル(カット) 最高5位 売上6.7万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 夢追い虫(early version) | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ | 24thシングルの99年録音バージョン |
リリースデータ
2006年3月25日 2017年7月5日(リマスター再発) |
初登場3位 初登場293位、最高88位 |
売上56.2万枚 売上0.5万枚 |
ユニバーサル |
メンバー
Vocals,Guitar | 草野マサムネ |
Guitars | 三輪テツヤ |
Bass Guitar | 田村昭浩 |
Drums | 崎山龍男 |
スピッツ公認2ndシングルコレクション。スピッツの歴史の中でも一時期しか収録されていない上に、望んでリリースしたわけではない『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』が売れ続けている事にメンバーがジレンマを感じ始めていた時に今作リリースの話がレコード会社から持ち掛けられ、今回は公認作品として発売が決定。2枚同時発売でこちらには16th〜30thシングルまでの15曲が収録されている。この時期には両A面シングルを複数リリースしているが、両A面の2曲目は収録されず、シングル1曲目のみの収録となっている。公認作品ではあるものの、シングルが順番に並んでいるだけのためか、編集盤『花鳥風月』『色色衣』には入っているProduced by スピッツの文字は入っていない。今作の発売により『RECYCLE』は生産中止になった。初回盤には未発表音源を収録したボーナスディスク、ミニポスターが封入されたスリーブケース入り仕様。ブックレットにはスタッフによる曲解説もついている。オリジナルアルバム同様にStephen Marcussenがリマスタリングを担当している。メジャーデビュー15周年を記念してのリリースでもあったため、ピタリ15周年を迎える3月25日にリリースされた。このためチャートでは不利な状態でランクイン。初登場から4週連続で3位を獲得した。
2017年には続編『CYCLE HIT 2006-2017』の発売に合わせてStephen Marcussenによる再リマスターで通常盤仕様で再発された。初回盤は再発されていない。シリーズ3作をセットにした『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』も同時発売。再発盤は同じデザインになっているが、ディスコグラフィーに最新作までが追加され(06年盤の今作は未掲載)、ライナーノーツには新たな情報がある場合は一文追加しているほか、リマスターを示す日付も書き換えられている。O社では旧盤とは別集計されたが、同時発売されたオリジナルアルバムのLP盤、及び同じく別集計された『1991-1997』が全てトップ100にランクインした中で今作のみ293位と大幅に差がついた。最高位となる88位は2019年『見っけ』発売時に関ジャム、SONGSで連続して特集された際に発生した特需により記録した。
今作では笹路正徳を離れて以降、試行錯誤を経てやがて亀田誠治と共にスピッツサウンドを完成させて安定期に突入していくまでが収録されており、楽曲の振れ幅が大きくなっているのが特徴。率直には前期に比べてロック色が強い。大きなヒット曲が出なくなってしまったが、変化を続けても根底にあるスピッツらしさは変わっていない。その点に引き続き魅力を感じられるか、むしろ以前よりパワーアップしてスピッツサウンドが完成したと感じられるか、単純にヒット曲があまり無くなってきたのでパッとしないと感じてしまうかは聞く者次第。後者の人が圧倒的に多そうではあるけど、個人的には今作の時期が最も意欲的で初期の要素もこれ以降の要素も含まれていて聞きごたえがあり、1番好きだ。
こちらの初回盤ボーナス曲は「夢追い虫(early version)」。この曲は99年に制作された最初のバージョン。24thシングルになったシングルバージョンは石田小吉を迎えてから再録音したものだが、この初期バージョンの時点でほとんどシングルバージョンと違いはない。コーラス担当者が違うのと「上見るな 下見るな」の歌詞が「下見るな 下見るな」になっていること、あと間奏が短くなっていて最後もサビを繰り返さず「あくまでも」も繰り返さず間奏明けサビ1回で終わる、など細かい部分に違いはある。
初回盤(BONUS DISC付) 通常盤 2017年リマスター盤
印象度★★★★★
当時の感想を2017.9.7、30thBOX仕様に修正