「スキマスイッチ “Live Full Course 2022” 〜20年分のライブヒストリー 〜」 (2022.12.22 日本武道館)

No タイトル 備考
<1部>
1   オープニング
2 view 1stシングル
3   MC
4 11thシングル『虹のレシピ』C/W
5 いろは 9thアルバム『Bitter Coffee』収録曲
6 Revival 7thアルバム『新空間アルゴリズム』収録曲
7   MC
<2部>
8 この闇を照らす光のむこうに Anly+スキマスイッチ=のセルフカバー
9 ア・スカイ・フル・オブ・スターズ 大橋が声優として出演した映画『SING/シング: ネクストステージ』劇中歌
Coldplay「A Sky Full of Stars」の日本語カバー
10   MC
11 東京の空 小田和正のカバー
12   配信&FC&ツアー会場限定シングル「クリスマスがやってくる」一部のみ演奏
13 This Christmas Donny Hathawayのカバー
FC&ツアー会場限定シングル『クリスマスがやってくる〜Christmas Edition〜』収録曲
14   MC
15 素直 槇原敬之のカバー
16 タガタメ Mr.Childrenのカバー
17   MC
<3部>
18 星のうつわ 22ndシングル(アルバム同発)
19 ゴールデンタイムラバー 12thシングル
20 君の話 ミニアルバム『君の話』収録曲
21 奏(かなで) 2ndシングル
22   MC
23 ふれて未来を 3rdシングル
24 up!!!!!! 10th配信シングル、FC限定CDシングル
25 OverDriver 8thアルバム『Hot Milk』収録曲
26 SL9 4thアルバム『ナユタとフカシギ』収録曲
27   「全力少年」前のコール&レスポンス
28 全力少年 5thシングル
ENCORE
29 Ah Yeah!! 20thシングル
30   MC
31 ボクノート 7thシングル
32   エンディング スタッフロール

メンバー

Vocal,Guitar 大橋卓弥
Piano,Keyboards,Chorus 常田真太郎
Support Musicians(2部以降)
Guitar 石成正人
Bass 種子田健
Drums 村石雅行
Keyboards 浦清英
Percussion 松本智也
Trumpet 田中充
Saxphone 本間将人

初回盤Blu-rayには2022年12月22日に日本武道館で開催された単発公演「スキマスイッチ “Live Full Course 2022” 〜20年分のライブヒストリー〜」の模様を収録。翌年に控えた20周年へ向けてのスペシャルライブとなっており、ファンからの声を基にして全部乗せのような3部に分けた構成になっている。1部は2人だけの演奏、2部以降はいつものサポートバンドが入り、2部はカバー3部は通常ライブとなっている。特に休憩やVTR等を駆使しての区切りは無く、部と部の間もMCで繋いでいく形式となっている。引き続き規制下のライブとなっており、声出しは禁止となっていた。

初回盤付属のBlu-rayはライブ音声のみだが、ファンクラブ限定DELUXE盤では副音声としてメンバー解説が追加収録されている。またDVDでの発売は無い(158分収録されているのでDVDの場合は1枚に収録できなかったと思われる)。

20周年記念ツアーは2023年に思いっきりやるので少し趣向の異なるスペシャルライブとなり、過去にやってきた様々な企画ライブやその時々のアレンジなどを随所で再現したり、混ぜ込んだりした内容。歴代のライブをしっかり見届けているとより分かりやすいのかもしれない。1部のギターとピアノの2人の演奏だけはさすがにこれ以上の曲数を持たせるのはなかなか難しくファン向けになってくるけどこれくらいだとアコースティックコーナーっぽくていい感じ。カバーはカバーアルバムのような企画は新曲リリースペースが遅いスキマスイッチの歴史の中で絶対に出そうという要請がレコード会社から何度か出ていてもおかしくないが何故かやっておらず、しかし企画ライブとしてはやっているという事で…しかしこの選曲はちょいと微妙かも。共演曲のセルフカバーや声優出演した劇中曲はここで選択しなくても…という感じだし、厳かな「東京の空」、スタジオレコーディング音源があるとはいえそんなに有名じゃないクリスマス洋楽カバーと続き、やや遠慮がちに需要があるかよりもルーツを優先したという2人それぞれがファンを公言している槇原、ミスチル…と続くが結局面白いのは趣味に走った「素直」「タガタメ」だったりして…。以前シングルの特典で5曲だけカバー企画ライブの音源が出ていたけど「素直」「タガタメ」に加えてそんな感じの選曲の方が良かったなと思う。

3部以降は通常編成。初期代表ヒットと直近の曲を中心にベスト的な内容というには中間がごっそり抜けていて曲数が少ないものの、駆け足で代表曲で盛り上がっていく。丁寧なバンド演奏で持ち歌をしっかり聞かせるこの3部が結局のところ魅力を最大限発揮しているのは間違いなく、終わってみると3部だけでガッツリフル選曲でよかったのではないかと思わなくもない。

2部以外は今回のベスト盤に選曲された曲が多いのでベスト盤付属の作品としても最適だったし、なんならそれを見越して20周年を迎える前に開催したのかなというところもある。

B0C1SCP5C9初回盤Blu-ray付

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