POPMAN'S WORLD-Second-(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 藍〜僕たちの色彩〜 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 亀田誠治 | 6/14先行配信 3rdアルバム『夕風ブレンド』収録曲 リメイク |
2 | Ah Yeah!! | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 20thシングル 最高8位 売上2.2万枚 |
3 | パラボラヴァ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 21stシングル 最高21位 売上0.9万枚 |
4 | 星のうつわ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 22ndシングル(アルバム同発) 最高16位 売上1.4万枚 |
5 | LINE | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 23rdシングル 最高16位 売上1.0万枚 |
6 | ハナツ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 23rdシングルC/W |
7 | 奏(かなで) re:produced by スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 2ndシングル 2ndセルフカバーアルバム『re:Action』収録Ver. |
8 | ミスターカイト | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 25thシングル 最高10位 売上0.87万枚 |
9 | リチェルカ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 25thシングル両A面曲 |
10 | 未来花(ミライカ) | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 7thアルバム『新空間アルゴリズム』収録曲 2nd配信シングル「未来花(ミライカ) for Anniversary」としてリメイクカット |
11 | Revival | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 7thアルバム『新空間アルゴリズム』収録曲 5th配信シングル『Revival-おっさんずラブEdition-』(期間限定、カット) |
12 | 青春 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 4th配信シングル、26thシングル 最高20位 売上0.3万枚 初回盤Aのみアルバム扱いで最高15位 売上0.7万枚 |
13 | up!!!!!! | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 10th配信シングル、FC限定シングルCD |
14 | ボクノート〜for 20th Anniversary with Orchestra〜 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 7thシングル リメイク |
15 | アニバースデー | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 新曲 |
Strings Arrange&Orchestration:常田真太郎(14)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 吠えろ! | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 8th配信シングル、8thアルバム『Hot Milk』収録曲 |
2 | アーセンの憂鬱 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 3rdアルバム『夕風ブレンド』収録曲 |
3 | 雫 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 11thシングル『虹のレシピ』C/W |
4 | 僕と傘と日曜日 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 6thアルバム『スキマスイッチ』収録曲 |
5 | さみしくとも明日を待つ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ& GRAPEVINE |
5thシングル『全力少年』C/W |
6 | ミスランドリー | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 7thアルバム『新空間アルゴリズム』収録曲 |
7 | ソングライアー | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 5thアルバム『musium』収録曲 |
8 | されど愛しき人生 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 8thアルバム『Hot Milk』収録曲 |
9 | 東京 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 26thシングルC/W |
10 | あけたら | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 1stセレクション盤『スキマノハナタバ〜Smile
Song Selection〜』、 9thアルバム『Bitter Coffee』収録曲 |
11 | 飲みに来ないか | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 2ndアルバム『空創クリップ』収録曲 |
12 | 全力少年 produced by 奥田民生 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 奥田民生 | 24thシングル 最高32位 売上0.4万枚 5thシングルのリメイク |
13 | 双星プロローグ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 4thアルバム『ナユタとフカシギ』収録曲 |
14 | SINK | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 9thアルバム『Bitter Coffee』収録曲 |
15 | ラストシーン | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 16thシングル 最高10位 売上1.2万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | OverDriver | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 8thアルバム『Hot Milk』収録曲 |
2 | トラベラーズ・ハイ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 18thシングル『スカーレット』C/W |
3 | 夏のコスモナウト | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 20thシングルC/W |
4 | 石コロDays | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 配信シングル(※1)、15thシングルC/W |
5 | view〜オーヴァードライヴMIX〜 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 1stシングル 最高68位 売上0.9万枚 ミニアルバム『君の話』収録Ver. |
6 | スモーキンレイニーブルー | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 5thアルバム『musium』収録曲 |
7 | ゲノム | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 6thアルバム『スキマスイッチ』収録曲 |
8 | 電話キ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 14thシングルC/W |
9 | 8ミリメートル | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 4thアルバム『ナユタとフカシギ』収録曲 |
10 | さいごのひ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 14thシングル 最高11位 売上1.6万枚 |
11 | アカツキの詩(album ver.) | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 9thシングル 最高6位 売上3.9万枚 3rdアルバム『夕風ブレンド』収録Ver. |
12 | クリスマスがやってくる | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 配信シングル(※2)、FC&ツアー会場限定シングルCD |
13 | スフィアの羽根 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 8thシングル『ガラナ』C/W |
14 | SL9 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 4thアルバム『ナユタとフカシギ』収録曲 |
15 | リアライズ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 7thアルバム『新空間アルゴリズム』収録曲 |
※1 1番最初の配信シングルだが2016年以前の配信作は2017年に全作品を配信し直した際に削除、公式ディスコグラフィーからも外された。
※2 2018年の配信シングルだが何故か公式ディスコグラフィーでは「Digital」枠から外され「Other」枠で限定シングル盤として掲載
初回盤Blu-ray
「スキマスイッチ
“Live Full Course 2022” 〜20年分のライブヒストリー
〜」 (2022.12.22 日本武道館)
リリースデータ
2023年7月5日 | 初登場8位 | 売上1.3万枚 | Produced by スキマスイッチ | Augusta Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal,Guitar | 大橋卓弥 |
Piano,Keyboards | 常田真太郎 |
スキマスイッチ4thベストアルバム。デビュー20周年記念作で公式サイトのディスコグラフィーでは"SUKIMASWITCH 20th Anniversary BEST 『POPMAN'S WORLD -Second-』"と表記している。2013年の『POPMAN'S WORLD〜All Time Best 2003-2013〜』の続編的な内容となっているが、直接の続編はDISC-1のみ。DISC-1は前ベスト以降のシングルCD表題曲から「全力少年 produced by 奥田民生」以外の全曲とC/W、アルバムから有名曲やタイアップ曲を選曲。「藍〜僕たちの色彩〜」「ボクノート」はリメイク、新曲「アニバースデー」を収録。「up!!!!!!」はアルバム初収録。DISC-2は大橋卓弥(TKY)、DISC-3は常田真太郎(SNT)がそれぞれ自選した15曲ずつを収録。この2枚はデビューからの全音源が対象となっており、各自1曲ずつ出しあい、被らなければ獲得、被った場合は抽選、獲得できなかった者は別の曲を再選択、出そうと思っていた曲を先に出された際のちょっと待った権は1回だけ使用可能という形で15曲が決定したYouTubeで選曲ドラフト会議を行った模様が公開されている(Vol.1、Vol.2、Vol.3)。
なお配信シングルは意識されておらず、メンバーセレクトからも漏れて収録されなかった曲がいくつかあり、「奏(かなで)for 一週間フレンズ。」(公式ディスコグラフィー未掲載)、「さよならエスケープ」、「未来花 for Anniversary」、「茜」(インスト)、「OverDriver(すりぃRemix)」(公式ディスコグラフィー未掲載)、「天才の種」(ディスコグラフィー掲載ではあるが名義は"常田真太郎(スキマスイッチ)×SHISHAMO")。
初回盤はライブBlu-ray『「スキマスイッチ
“Live Full Course 2022” 〜 20年分のライブヒストリー
〜」 (2022.12.22 日本武道館)』付属。BOXケース仕様、ライブフォトブック付属。
通常盤はCDのみ。
DELUXE盤はファンクラブ限定。初回盤付属のライブBlu-rayにメンバー副音声が追加収録され、5月2日に開催されたばかりのファンクラブライブ「DELUXE
FAN CLUB EVENT TOUR V.I.P. Vol.4」の模様を収録したライブBlu-rayが追加で付属する3CD+2Blu-ray仕様。
CD部分は3種共通で分厚いプラケース仕様(3種の品番が併記)。初回盤とDELUXE盤にも同じCDが収納されており、高さ調整のための仕切り用の厚紙が封入されている。
配信では6月14日に「藍〜僕たちの色彩〜」を先行配信(DL/ST)、28日にTKY Selection(黄色),SNT Selection(赤色)をSTのみで配信、CD発売日にDISC-1のみDL/ST配信を開始した。TKY Selection,SNT SelectionのDL配信は開始されず、CDとST配信のみとなり、ジャケットカラーが黄色と赤色になっているのはST配信のみで見られる仕様となる。
今作では巻末のスタッフクレジットがアートデザインとプロダクション周りしか表記されていないため、マスタリングエンジニアの表記が抜け落ちてしまっている。商品案内ページにもリマスターの文字が一切なかったが、発売直前になってYouTubeでロンドンにメンバー2人が直接出向いて現地で立会いの下でJohn Davisがリマスターを手掛けた事が明かされている。『グレイテスト・ヒッツ』はTed Jensen、『POPMAN'S WORLD〜All Time Best 2003-2013〜』は宮本茂男が担当していた。『スキマスイッチ』ではTed Jensen、『新空間アルゴリズム』『Hot Milk』『Bitter Coffee』ではStuart Hawkesを連続起用していた(間のコンピ盤やライブ盤は国内エンジニア)が、今回のJohn Davisは初起用となる。今までとは違う仕上がりを狙っての起用と思われるが、ブックレットに記載しなかったのは明らかに記載忘れではないかと思う。これはいつもは巻末にまとめて演奏クレジット、録音ミックスのクレジット、続けてマスタリングエンジニアを記載していたのが今作では1曲ごとに歌詞の直下に演奏者クレジットとミックスエンジニア(新録音曲は録音やミックスを行ったスタジオ名も併記)の記載をしているので、そのまま忘れてしまったのではないか…。
『POPMAN'S WORLD〜All Time Best 2003-2013〜』、デザインを踏襲していたB面集『POPMAN'S ANOTHER WORLD』にはメンバーによる1曲ごとの解説が封入されていたが今作ではメンバー解説が廃止されてしまっているのが残念。John Davis起用したのに表記し忘れるし、特典どうするかやBOXの装丁にばかり気を取られてブックレット周りはやや手抜き気味になっているような…。FC盤に追加収録されたライブは4月の公演の模様を収録するはずだったがサポートバンドメンバーの体調不良でライブが飛んでしまったので5月2日公演に収録がずれ込んだのでスケジュールはギリギリだったのかもしれないが…。ブックレットに厚みがあるのは単に曲数が多いからというだけなのはなぁ…。
DISC-1は『POPMAN'S WORLD〜All Time Best 2003-2013〜』の続編的内容。以降のシングルが中心になっているが、リメイクや新曲、重要なC/Wやアルバム曲も織り交ぜてまずまずこの10年間のベストアルバムらしい内容。作品数が少ないためリメイクだけで3枠費やしても10年が1枚でまとまってしまうのは少々寂しいところでもある。ただこの時期の配信、アルバム曲まではほとんど手が回っておらず、本来なら「吠えろ!」「僕と傘と日曜日」「されど愛しき人生」「東京」「全力少年 produced by 奥田民生」「OverDriver」「夏のコスモナウト」「クリスマスがやってくる」辺りはこの10年間のベスト曲として選曲されて良かったように思うが、1枚に入らなくなる。とはいえ2枚組にすると多くなりすぎるのでこの10年間で選曲しようとするとけっこう中途半端な曲数だったようにも思う。
メンバーセレクション2作はこだわりを感じる選曲で概ね改めて聞いていいと思ったり、発見もあって当初思っていたよりも楽しんで聞けた。ただ前ベスト2作+C/W集にも選曲された「スフィアの羽根」を筆頭にセレクションアルバムも含めると過去に選曲された事のある曲も多いので、正直これ前もベスト盤で聞いたな…と思ってしまう場面が多かったりもするし、真に2人が選曲した上で被った曲を調整したわけではなく、選曲をYouTube企画としてエンタメ化するために駆け引きが必要になるドラフト制を導入した事でちょっと歪になってしまった部分もありそう。総じてこの曲数をあまりスキマスイッチを聞いたことないリスナーに聞かせてもどうなのか…というのもある。重量級ベストアルバムとしては正直盛りすぎてちょっと聞いてみたいリスナーを遠ざけてしまうんじゃないかなと思った。20周年ベストで1万に乗せるのがやっとな程度しか売れなかった辺り、実際そうなってしまったな…。
選曲は概ね良かったんだけど、リテイク2曲はどうも目的が良く分からない。亀田誠治に託した「藍〜僕たちの色彩〜」はストバラだったのがよりJ-POP的なストバラになっただけで正直あまり変化が無い。ストリングスアレンジが得意なスキマスイッチが同時代にストリングス四天王と言っていいくらいにあちこちでストリングス多用していた亀田誠治に頼んだところであまり化学反応は起きないし、新しくもならないのは分かり切っていた事ではあるが…。「ボクノート」のオーケストラアレンジもオーケストラライブとかやったタイミングで出すなら分かるけど今改めてやらなくてもいいじゃないかと。リメイクの選曲と方向性は正直残念だった。「奏(かなで) re:produced by スキマスイッチ」も選曲されている辺りからしてレコード会社側からの要請で初期の人気曲を別の形でなんとか入れたいということでこうなったんだろうけど…。新曲「アニバースデー」はほのぼの盛り上がるアニバーサリーソング。10周年の時の「Hello Especially」とどこか近い空気感。
John Davisという初参加のエンジニアによるリマスターは以前の音源とはけっこう異なる聴感になっていて驚いた。全体にベースドラムを始めとした楽器の音が各々強くなって粒立ちのいい迫力あるサウンドに仕上がっているような…。DISC-1の曲たちでも十分に新鮮に聞こえるが、過去にアルバム収録機会が多くその都度リマスターされてきた「雫」「石コロDays」「スフィアの羽根」辺りも今回は一味違う音の響きに生まれ変わっている。今作の醍醐味って間違いなくこのJohn
Davisによる新鮮リマスターにあるんじゃないかと思う。何故パッケージや売り文句にJohn
Davisの名前を刻むのを忘れるなんていうとんでもない愚行を…。
印象度★★★★☆
2023.9.2更新