Vermillion's
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Vermillion | 片岡健太 | 片岡健太 | sumika | 2/14先行配信 |
2 | 運命 | 片岡健太 | 片岡健太 | 宮田'レフティ'リョウ&sumika | 10thシングル『Unmei e.p』1曲目 最高8位 売上1.3万枚 |
3 | Starting Over | 片岡健太 | 片岡健太 | トオミヨウ&sumika | 9thシングル 最高6位 売上1.6万枚 |
4 | リビドー | 片岡健太 | 片岡健太 | 100回嘔吐&sumika | |
5 | 愛染 | 片岡健太 | 小川貴之 | 小幡康裕&sumika | |
6 | シュガーソルト | 片岡健太 | 小川貴之 | sumika | 6th配信シングル |
7 | Haikara Flamingo(Instrumental) | ハヤシベトモノリ | ハヤシベトモノリ | Instrumental | |
8 | VINCENT | 片岡健太 | 片岡健太 | 宮田'レフティ'リョウ&sumika | 8th配信シングル |
9 | マシロ | 片岡健太 | 片岡健太 | sumika | 7th配信シングル |
10 | シリウス | 片岡健太 | 小川貴之 | sumika | |
11 | Dang Ding Dong | 片岡健太 | 小川貴之 | sumika | 9th配信シングル |
12 | Love Later | 片岡健太 | 小川貴之 | sumika | |
13 | Phoenix | 片岡健太 | 片岡健太 | 宮田'レフティ'リョウ&sumika | 5th配信シングル |
14 | 's-エス- | 片岡健太 | 片岡健太 | 宮田'レフティ'リョウ&sumika |
Horn Arrangement:村上基(6)
リリースデータ
2025年3月5日 | 初登場6位 | 売上1.8万枚 | Produced by sumika | Sony Records |
メンバー
Vocal(1-9,11-14),Acoustic Guitar(1,3,8,9,11,14),Electric Guitar(1,3,8,9,13,14),Chorus(1,13,14),Programming(9) | 片岡健太 |
Drums(1-12,14),Chorus(1),Rhythm Direction(13) | 荒井智之 |
Piano(1,2,3,5,10,13),Keyboard(1,6,8,11,12,14),Chorus(2,3,6,9,10,11,13),Synthesizer(9),Programming(6,10,12),Vocal(10),Electric Guitar(11) | 小川貴之 |
sumika5thアルバム。sumika[camp session]名義による配信&アナログ限定盤『Sugar Salt Pepper Green』から2年ぶり。フルアルバムとしては『For.』以来2年半ぶり。『For.』以降の既発10曲中7曲を収録。9thはC/Wなし、10th『Unmei e.p』はEP扱いながらこれまでのようにEPとしてカウントされずに10thシングル扱いされた。その『Unmei e.p』からは1曲目の「運命」のみ収録され、「Poker Joker」「いつかの化物」「卒業」は未収録。
完全生産限定ファンクラブ限定盤は『sumika
Film #16“片岡健太とバンドマン”ツアー(仮) 2024.12.5
at KT Zepp Yokohama』収録Blu-ray付。
初回生産限定盤は『sumika
Film #15 sumika Live Tour 2024「FLYDAY CIRCUS」2024.4.21 at
ぴあアリーナMM』』収録Blu-ray付。
通常盤はCDのみ。
3rd、4thアルバムでは初回盤A,Bでやっていた事をFC限定盤と一般発売初回盤で行ったという違いはあるが映像違いの2種発売は3作連続となった。
黒田隼之介はメンバークレジットからは外れているが、曲ごとの演奏クレジットにおいては没後リリースながら生前レコーディングしていた「Starting Over」でメンバー側(演奏クレジットの左側、4人の並びの従来の表記位置だった3番目にElectric Guitar&Chorus)に変わらずクレジットされている。今作での参加及び表記は「Starting Over」のみとなっていて、この曲が最後の参加曲だった模様。また今作のインタビューにおいてはこの件については触れないスタンスを取っているようだ(小川貴之の休養は今作の制作時期にもかかっているのでそちらは触れている)。基本的にはギターは片岡が1人で演奏するか、片岡はボーカルに専念してサポートギターを招く(2,4,5,6,10,12)の二択になっており、ギターを片岡とサポートが分け合って演奏している曲は無い。ただしメンバー内では「Dang Ding Dong」のみ片岡がアコースティックギター、小川がエレキギターを分け合って演奏している。「運命」「「リビドー」には小川が不参加、インストの「Haikara Flamingo」にはメンバー全員不参加、「シリウス」はボーカルは小川でギターにサポートを招いているため片岡が演奏不参加(作詞のみ)となる。
『Sugar Salt Pepper Green』リリース直前の2023年2月の黒田隼之介の急死(死因非公表)により、ライブが一時中止になったもののバンドは継続を発表。大きな休止期間はなく活動を継続したが、2023年秋には片岡が急性声帯炎によりツアーを中止、この間は荒井と小川がsumika[roof session]として活動、小川のメインボーカルを本格解禁した。片岡復帰後も小川のメインボーカルは活用され、スキマスイッチのトリビュートアルバムに参加した際には「ガラナ」を片岡&小川のツインボーカル体制でカバーしており、『Unmei e.p』3曲目「いつかの化物」は初の小川メインボーカル曲となり、今作でも「シリウス」が小川メインボーカルとなっている。しかし2024年秋には今度は小川が体調不良による一定期間の休養が必要となりファンクラブツアーが延期となった。この際にはsumikaの新形態ではなく、今作のファンクラブ限定盤にも収録されている“片岡健太とバンドマン”ツアー(仮) という形で片岡ソロ名義でのライブとなった。
と、かなりギリギリの状況が続いていたものの、ツアーが中止になっても形態を変えたりと柔軟に残されたメンバーの活動で対応し、結局バンドは1度も活動休止することなく、今作にたどり着いた。というのを踏まえてもメンバーが1人欠けてもsumikaらしさをしっかり保った安定のポップアルバム。新たなアレンジャーを招いたりもして変化もつけていてアルバムとしてのバランスもいい。何も知らずに聴けばいつものsumikaど真ん中であり高品質ドポップなアルバム。ただとにかく暗くならないようにとにかく基本は明るく、sumikaらしいポップさを守り抜く…決して立ち止まってはいけない…といったところでギリギリ精一杯な感じがするのも否めず、本当によくこのタイミングでアルバム完成までたどり着けたなと思う。
印象度★★★★☆
2025.3.30更新