MAKE TODAY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 昨日より明日、明日より今日 | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
2 | ACROSS THE WAY | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
3 | FACE TWO FACE | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
4 | 時短時代 | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
5 | BEGINNING | 田川伸治 | 田川伸治 | instrumental | |
6 | LIFE | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
7 | THUNDER RISING | 田川伸治 | 田川伸治 | instrumental | |
8 | BLACK CLOUDS | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
9 | COSMIC GROOVE | 田川伸治 | 田川伸治 | instrumental | |
10 | 走り出せ | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
11 | MAKE TODAY COUNT | 田川伸治 | 田川伸治 | instrumental | |
12 | いま僕にできること | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川伸治 |
リリースデータ
2024年5月15日 | 自主通販限定 | Music Maker Audio |
田川伸治9thアルバム。前作から1年2ヶ月ぶり。公式にはTHE
SONIC TRICK名義でのアルバムを通算カウントに含めているのか10thアルバムとしている。2022年にDEEN時代から所属していた事務所グッデイから離脱(名前が消えて公式サイトも移転)、新たな事務所には所属せず個人で活動を開始し、前作に続いての2作目となった。基本的に前作を踏襲しており、完全自主制作による自主通販限定となっている(通販には自主販売系ミュージシャン御用達のBASEのシステムを使用)。CD自体は業者に委託プレスされた盤面銀色のプレスCDとなっているものの、CD-R用の薄型ケース(帯もなし)で歌詞カードもペラ1枚となっている。またアートワークデザイン担当とジャケ写担当以外は、All
Songs Lyrics,Composed、Arranged,Programed,Recorded, Mixed and
Mastered by Shingi Tagawa、演奏もElectric
Guitar,Acoustic Guitar,Electric Bass,Percussion,Vocal and
Background Vocals:Shinji Tagawaとなっていて全演奏、録音ミックスマスタリングまで全工程を1人で手掛けている(前作のコピペっぽいのでここもコピペ)。公式サイトは既にまともなリンクが貼られてなくて情報は得られないわ、作品情報や販売サイトにさえたどり着けないという行き止まりペラ1枚と化している。
前作の初回盤と通常盤は同じ写真が少しアップになっただけという微妙な違いしか無かったが、今作は初回盤、通常盤で異なるジャケ写(衣装とギターは同じだが背景も角度も違う)となっている。とはいえ初回特典は存在せず同価格同内容である。5月15日発売という設定になっているが、土日祝日に配達されず到着がかなり遅くなる定形外郵便を使用しての発送となっているため(クリックポストより質低割高じゃないの?)、かなり余裕を持たせて5月7日(火)頃に最初の発送を済ませたようで、関東近郊では最速で週内には到着していたものと思われる(10日金曜着だった)が、都内から遠いほど週明け以降だったと思われる。
発売告知時の4月のポストでは"切なく、エネルギッシュに温かく"がテーマだと言っていたが、配信開始を告知した6月4日には"『ありのままの自分』をテーマに掲げ"と全く違う事を言い出すなど迷走。どっちなんだ。前作と作風が違うというのは確かに合っていて、今作はやたら明るいナンバーが多い。後半からのインストと歌が交互に続く流れでは昔のロックテイストを彷彿とさせるインストやアカペラもあるので"PopにRockに BalladeにA Cappellaに展開♪"というのも合っているが、基本は明るいポップ路線。しかも前半はブラス風のシンセをパーパラ鳴らした90年代のアイドルポップみたいな曲が連発される。田川伸治はSMAPと同世代だが、こんなアイドルポップナンバーを連投して"『ありのままの自分』をテーマに掲げ"なんて言い出すという事は実はSMAPのようなアイドルに憧れがあったのだろうか。なりたかったかは別にして今作の多くの楽曲は明らかにアイドルポップソング風メインなだけにそんな曲を歌ってみたかったのは確かなわけで…。DEENの『The Best キセキ』は90年代SMAPの音楽担当の鎌田俊哉がプロデュースしてSMAPのアレンジャー陣が参加していたので接点が皆無だったわけでもない。ここまで来るとこの人面白過ぎる。歌いたかったのが脱退の理由というのはもう間違っていないと思われるくらい歌いまくっているが、アイドルになりたかったんだなぁ…(曲解)。
ただこういう曲を書けるならアイドル系のコンペに曲を出した方がワンチャンあるんじゃないかと思わなくもない。少なくとも素人カラオケ調のボーカルで自分で歌うよりは若い人がユニゾンで歌えば表題は無理でもC/Wやアルバム曲として十分採用されそうな良曲は揃っているように思う。
印象度★★★☆☆
2024.6.30更新