全国LIVE TOUR 2017-2018「ROAD MOVIE」パシフィコ横浜 2018.3.30

No タイトル 備考
1   オープニング
2 終焉のディープキス 1stアルバム『リアルタイム・シンガーソングライター』収録曲
3 5thアルバム『来し方行く末』収録曲 関ジャニ∞へ提供 セルフカバー
4 現実という名の怪物と戦う者たち 3rdシングル両A面曲
5   MC
6 シンプル 17thシングル両A面曲
7 BE RIGHT 4thアルバム『今、そこにある明滅と群生』収録曲
8 白米の味 17thシングルC/W
9 羅針盤 18thシングルC/W
10   MC
11 life song 16thシングルC/W
12 花のように 4thシングル『誰がために鐘は鳴る』C/W
13 同じ空の下 9thシングル
14   MC
15 BLUE 16thシングルC/W(弾き語り)
16 シーユーアゲイン 18thシングルC/W(ピアノバージョン) 原曲は2ndシングルC/W
17   SE
18 ロードムービー 16thシングル
19 ルポルタージュ 18thシングル
20 太陽と花 11thシングル
21 Mr.Complex Man 5thアルバム『来し方行く末』収録曲
22 明日はきっといい日になる 12thシングル
23 泣ぐ子はいねが 3rdアルバム『BREAK MY SILENCE』収録曲
24   MC
25 17thシングル
26   アンコール明けMC
27 パイオニア 10thシングル
28   MC
29 こどものうた インディーズシングル
30   MC
31 リーマンズロック ベスト盤『高橋優 BEST 2009-2015 笑う約束』収録曲
32   MC

期間生産限定盤はライブDVD付属。Blu-rayでの発売は無い。2017年12月7日から2018年3月まで全国37公演行われた全国LIVE TOUR 2017-2018「ROAD MOVIE」の最終日3月30日パシフィコ横浜でのライブをフル収録。ツアーは3月30日が最終日としていてMCでも最後と語っているがこの後の4月8日沖縄公演のみライブハウスでの公演で"全国LIVE TOUR 2017-2018「ROAD MOVIE」-LIVE HOUSE EDITION-"とサブタイトルを加えて通常ツアーとは別枠扱いで実質最終公演を行っている(これは次の2018-2019ツアーでも同様で通常の3月にツアー終了後に沖縄公演のみLIVE HOUSE EDITIONを4月に行う行程となっている)。サポートメンバーは固定となったCD同様のバンドメンバー+バイオリンという構成。

145分に及ぶ完全に単独発売レベルのライブDVD。これまではフェス出演時の全曲とか抜粋とかだったのでまだ見やすかったがアルバム特典でこれは豪華というよりひたすら長い。今回とにかくCDもDVDもフルボリュームにこだわったのだろうか…。

以前の感想で書いたように高橋優のライブは2013年、2015年に武道館に行っており、2013年の武道館は感涙するほどだったが、そのBlu-rayと以降のCD特典のライブ映像での音のバランスがなんだかしっくりこなかったのと、全ての曲で常にバイオリンを弾き倒すという邪魔にしか聞こえないバイオリンサポート常駐体制が気になってしまったのでしばらくライブはいいや…となっていた。シングルのDVD付も買わなくなってレンタルで済ませていたので高橋優のライブを見るのは前作の付属DVD以来となった。

数年経ってもサポートメンバーが変わっていないようなのでどうやらサポートメンバーを流動的なものにせずに全員バンドメンバーとして大事にしているようで、弾き倒しバイオリンもそのまま。前作のDVDはバイオリン抜きだったので、3年ぶりにこの体制でのライブを見ることになったけど…やはりバイオリンは常駐不要に感じてしまった。出番のない曲では引っ込むか、別の楽器を演奏すればいいのに…。実際出番の少ない楽器のプレイヤーが適宜出たり引っ込むのではなく常駐する場合は曲によって楽器を使い分けできるプレイヤーを起用するケースが一般的のはず。ストリングスが入っている曲をそんなに持っていない高橋優がバイオリン専任のサポートをライブで常駐させてライブアレンジとして無理やり全曲に加える意味が分からない。1度起用してそこそこウマが合った後はとても義理堅い性格なんだなとしか(メガネツインズで亀田誠治との関係があるのに本編で起用せず、ストリングスアレンジを施す際はこのサポートの人に任せている)

楽曲自体の熱さや魅せ方は進化しているように感じたけど、特に今回カットされずに収録されているらしいMCがさだまさし辺りの影響を受けたのかというくらい漫談みたいになってて少し驚いた。以前はもう少し真面目なトーンだったと思うんだけど単純にかなり喋り慣れた感じで、積極的に笑いを取りに行くようになっていて随分と変わったなぁと。22曲で145分って少し長いなと思ったけどMCが昔より長くなったのかもしれない。

あと最大の代表曲扱いになっていた「福笑い」未披露は少しびっくり。「明日はきっといい日になる」が新たな代表曲になったので「福笑い」1択押しではなくなったのかもしれない。まさか両A面の「現実〜」の方が残るとは。一方で「泣ぐ子はいねが」に代わるコールアンドレスポンスソングはまだ生まれていないようで終盤の最大の盛り上げポイントという扱われ方は変わらず。むしろ毎回巨大ななまはげセットとか1曲のためだけに演出に物凄く注力してて完全に鉄板・定番化している。それでも全体に新しい曲多めで固定披露の曲が増えていくマンネリ状態にはまだならない新陳代謝が健全に進んでいる感じはした。弾き倒しバイオリンは気になるがそろそろまたライブに行ってみたいなと思えた。

STARTING OVER(期間生産限定盤)<CD+DVD>  

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