玉置浩二LIVE旭川市公会堂
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | あこがれ | 玉置浩二 | 2ndアルバム『あこがれ』収録曲 インストバージョン | |
2 | 花咲く土手に | 須藤晃 | 玉置浩二 | 3rdアルバム『カリント工場の煙突の上に』収録曲 |
3 | カリント工場の煙突の上に | 須藤晃 | 玉置浩二 | 7thシングル『元気な町』C/W、3rdアルバム『カリント工場の煙突の上に』収録曲 |
4 | All I Do | 松井五郎 | 玉置浩二 | 1stシングル |
5 | aibo | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 16thシングル アンディ・ラウへ提供「痛…」のセルフカバー |
6 | ふたりなら | 玉置浩二・田村コウ | 玉置浩二 | 4thアルバム『LOVE SONG BLUE』収録曲 |
7 | サーチライト | 玉置浩二・須藤晃 | 玉置浩二 | 25thシングル |
8 | それ以外に何がある | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 13thアルバム『GOLD』収録曲 |
9 | しあわせのランプ | 玉置浩二・須藤晃 | 玉置浩二 | 6thアルバム『JUNK LAND』収録曲、18thシングル(リメイク) |
10 | あの時代に… | 玉置浩二・須藤晃 | 玉置浩二 | 5thアルバム『CAFE JAPAN』収録曲 |
11 | 君がいないから | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 バラードリメイクベスト『The Ballad House〜Just Old Fashioned Love Songs〜』収録曲 |
12 | 太陽さん | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 6thアルバム『JUNK LAND』収録曲 |
13 | MR.LONELY | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 12thシングル |
14 | 田園 | 玉置浩二・須藤晃 | 玉置浩二 | 11thシングル |
15 | メロディー | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 10thシングル |
リリースデータ
2015年12月16日 | 初登場73位 | 売上0.17万枚 | Producer:須藤晃 | Saltmoderate |
演奏メンバー
Vocal,Guitars,Percussions | 玉置浩二 |
Bass | 六土開正 |
Keyboards | トオミヨウ |
Violin | 吉田宇宙 |
Percussions | 中北裕子 |
Cello | デュプイ・ロビン |
玉置浩二5thライブアルバム。2015年6月〜9月に開催された全国ツアー「玉置浩二〜故郷楽団Concert Tour 2015〜」最終日となる9月26日に自身の故郷である旭川市公会堂で行われたライブの模様を収録。「あの時代に…」と「君がいないから」の間に披露された尾崎豊のカバー「I LOVE YOU」とやしきたかじんのカバー「やっぱ好きやねん」の2曲(共にカバーアルバム『群像の星』収録曲)はカットされた。ベースを担当したのは安全地帯メンバーの六土開正。トオミヨウは近年アレンジャーとして参加している人物。故郷のライブという事で両親を招待しており、ブックレット表紙の老夫婦は会場にやってきた玉置浩二の両親となっている。これ以外にブックレットにはライブを見守る両親や現夫人の玉置工子(青田典子)の写真も掲載されている。FC会員限定セットには2016年卓上カレンダーとオリジナルポーチが付属する。一般発売された通常盤はスリーブケース仕様。『群像の星』に続いて今作もスペースシャワーミュージックが流通を請け負っている模様。
地元愛を強く押し出したライブとなっていて過去のライブ盤の中でも最も狭い会場でのライブとなった。また編成も完全なバンド編成ではなく、ドラムを入れずにパーカッションを使用し、バイオリンとチェロを入れるというアコースティックに近いスタイル。選曲は93〜97年のソニー時代の楽曲を中心にしつつ、1stシングルと近年の楽曲少々という構成でかなり一時期に偏っているのが特徴。また導入インストである「あこがれ」、カットされたカバー2曲を含めても全17曲と曲数が少なく、実際のライブでは「しあわせのランプ」までを一部、「あの時代に…」を二部として休憩を挟むというかなりゆったりとした構成にしていたらしい(「あの時代に…」の演奏が始まってしばらくして拍手が起こるのは二部が始まって玉置浩二が演奏開始の後で登場したためと思われる)。ゆったりした構成により1曲1曲をいつも以上にじっくり聞かせていく感じ。
時系列では今作の1つ前のライブアルバムとなる安全地帯2010年の『安全地帯 “完全復活” コンサートツアー2010 Special at 日本武道館〜Starts & Hits〜「またね…。」』ではパッション溢れるといえば聞こえはいいがかなり崩しまくった歌い方をしていたし、復活以降の玉置浩二はそれまでよりも感情のままに突如ナナナナァァァッ!とパッションが炸裂したり、メロディーを崩しまくるイメージがなんとなくあった。しかし今作では大きく崩した歌い方はせずに、しかしCD当時とは確実に違う、ライブ盤としては今までのどの作品とも違うまた新しい玉置浩二のボーカルスタイルが聞ける。個人的には00年代半ば頃の玉置浩二のスタイルが1番しっくり来るんだけど、なかなか今の玉置浩二にも今までにない凄みがあっていいなと思えた。アコースティックに近い演奏スタイルだけに少し地味な印象になるかとも思ったけどそのボーカルの力だけで魅了してしまい、通常のバンド編成より物足りない感じも全く無かった。
印象度★★★★☆
2017.8.14更新