GOLDEN☆BEST 1993-2007
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 元気な町 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 7thシングル 最高41位 売上2.8万枚 |
2 | LOVE SONG | 玉置浩二、 田村コウ |
玉置浩二 | 玉置浩二、 星勝 |
8thシングル 最高35位 売上4.4万枚 |
3 | STAR | 玉置浩二、 田村コウ |
玉置浩二 | 玉置浩二 | 9thシングル 最高90位 売上0.4万枚 |
4 | メロディー | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 10thシングル 最高49位 売上6.0万枚 |
5 | 田園 | 玉置浩二、 須藤晃 |
玉置浩二 | 玉置浩二、 藤井丈史 |
11thシングル 最高2位 売上92.5万枚 |
6 | MR.LONELY | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 12thシングル 最高15位 売上25.9万枚 |
7 | ルーキー | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 13thシングル 最高49位 売上2.1万枚 |
8 | HAPPY BIRTHDAY〜愛が生まれた〜 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 14thシングル(カット) 最高69位 売上0.7万枚 |
9 | 愛だったんだよ | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 14thシングル両A面曲 |
10 | 虹色だった | 玉置浩二、 須藤晃 |
玉置浩二 | 玉置浩二 | 15thシングル 最高26位 売上2.1万枚 |
11 | aibo | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 16thシングル 最高54位 売上0.4万枚 アンディ・ラウへ提供「痛…」のセルフカバー |
12 | このリズムで | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 玉置浩二、 安藤さと子、 矢萩渉 |
17thシングル 最高96位 売上0.2万枚 |
13 | しあわせのランプ | 玉置浩二、 須藤晃 |
玉置浩二 | 玉置浩二 | 18thシングル(リメイク) 最高83位 売上0.6万枚 |
14 | 愛されたいだけさ | 松井五郎 | 玉置浩二 | 玉置浩二、 安藤さと子 |
19thシングル 最高35位 売上0.5万枚 |
15 | いつもどこかで | 玉置浩二、 安藤さと子、 松井五郎 |
玉置浩二 | 20thシングル 最高48位 売上0.4万枚 | |
16 | プレゼント | 松井五郎 | 玉置浩二 | 21stシングル 最高13位 売上4.2万枚 | |
17 | Lion | 松井五郎 | 玉置浩二 | 22ndシングル 最高60位 売上0.2万枚 | |
18 | 惑星 | 松井五郎 | 玉置浩二 | 23rdシングル 最高67位 売上0.2万枚 |
ホーンアレンジ:青井タイセイ(14)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ワインレッドの心 | 井上陽水 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録Ver. 安全地帯 4thシングル | |
2 | 恋の予感 | 井上陽水 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録Ver. 安全地帯 7thシングル | |
3 | 悲しみにさよなら | 松井五郎 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録Ver. 安全地帯 9thシングル | |
4 | 夏の終りのハーモニー | 井上陽水 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録Ver. 井上陽水・安全地帯 12thシングル | |
5 | ロマン(1995 LIVE) | 須藤晃 | 玉置浩二 | 1stライブアルバム『T』収録Ver. 2ndアルバム『あこがれ』収録曲 | |
6 | コール(1995 LIVE) | 須藤晃 | 玉置浩二 | 1stライブアルバム『T』収録Ver. 6thシングル | |
7 | 星になりたい(1995 LIVE) | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 1stライブアルバム『T』収録Ver. 8thシングルC/W | |
8 | 出逢い /安全地帯 |
松井五郎、 玉置浩二 |
玉置浩二、 安藤さと子 |
安全地帯、星勝 | 安全地帯 24thシングル 最高20位 売上4.6万枚 |
9 | 反省(Single Version) /安全地帯 |
松井五郎 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | 安全地帯 25thシングル(カット) 最高57位 売上1.1万枚 |
10 | あの頃へ(2003 New Version) /安全地帯 |
松井五郎 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | 安全地帯 25thシングルC/W 22ndシングルのセルフカバー |
11 | 雨のち晴れ /安全地帯 |
黒須チヒロ | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | 安全地帯 26thシングル 最高40位 売上0.6万枚 |
12 | ショコラ /安全地帯 |
黒須チヒロ | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | 安全地帯 26thシングル両A面曲 |
13 | 夢のつづき | 松井五郎 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録Ver. 安全地帯 4thアルバム『安全地帯W』収録曲 | |
14 | あなたに | 松井五郎 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録Ver. 安全地帯 2ndアルバム『安全地帯U』収録曲 | |
15 | 碧い瞳のエリス | 松井五郎 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録Ver. 安全地帯 10thシングル | |
16 | 常夜灯 | 玉置浩二、 須藤晃 |
玉置浩二 | 玉置浩二 | 8thアルバム『ニセモノ』収録曲 |
17 | 願い | 玉置浩二 | 玉置浩二、 安藤さと子 |
7thアルバム『GRAND LOVE』収録曲 |
リリースデータ
2011年12月21日 | 初登場229位、最高178位 | 売上0.2万枚 | ソニー |
玉置浩二5thベストアルバム。『GOLDEN☆BEST』シリーズの一環でソロでは『GOLDEN☆BEST Early Times Plus』に続く同シリーズで2作目。DISC-1はソニーへ移籍した1993年後半から活動休止になった2007年までのシングルA面曲を網羅、DISC-2は99年ソロ名義でリリースした安全地帯のセルフカバーアルバム『ワインレッドの心』でのセルフカバー音源を中心とし、それに合わせたバラードのライブ音源やアルバム曲、加えて03〜04年にソニーでリリースした安全地帯のシングルA面を網羅している。実質的に『GOLDEN☆BEST Early Times Plus』の直接の続編となり、『田園 KOJI TAMAKI BEST』『Best Harvest』とは時期が重複している。ベスト初選曲となるのはソニーに再移籍した02年以降となる。アルバム初収録曲は無いが、シングルバージョンがアルバム初収録となった楽曲は「しあわせのランプ」「愛されたいだけさ」「Lion」、安全地帯の「出逢い」「反省(Single Version)」「あの頃へ(2003 New Version)」となる。ディスコグラフィーも掲載されているが、今作に収録されたCDのみとなっているため、シングルは収録範囲全作品が掲載されているが、アルバムは4作品しか掲載されていない。2010年に安全地帯として再始動した翌年のリリースで、本人非関与でひっそり発売された。このため発売自体が知られておらず、300位以内に2週ランクインしたのみだったが2021年11月に突如再浮上、2022年8月には『関ジャム』特集の影響で再浮上して最高位を更新した。
これまで玉置浩二はキティ(ユニバーサル)、ソニー(1期)、BMG(ファンハウス)、ソニー(2期)と渡り歩いており、そのうち3社目までは各社ごとにベストアルバムが存在した。しかしファンハウスがソニーに完全買収され、93〜07年の作品は一応全部ソニー管轄となった。今作の権利表記では『ワインレッドの心』は再発したDreamusic、それ以外のファンハウス時代の楽曲はかつてのプロデューサーだった金子章平の事務所が管理している事になっている。
DISC-1
『GOLDEN☆BEST
Early Times Plus』と今作を合わせるとソロデビューから07年までの玉置浩二のソロシングル23作のA面(+その間の安全地帯)が全部揃う(当時のシングル盤では13thや15thも両A面のような表記がされていたが、今作では14thのみを両A面として扱っている)。ベストアルバムとしては『田園 KOJI TAMAKI BEST』と『Best Harvest』を順を追って聞いた方がシングルだけにこだわらずに総括的にその時期を聞く事ができる上に聞きやすいんだけど、今作はシングルコレクションに徹しているのでこれはこれで資料的価値がある。「しあわせのランプ」以降はベスト盤初収録でもあり、あまりヒット曲は多くないが玉置浩二が「田園」や「MR.LONELY」だけの人ではない事は今作だけでもある程度は分かる。「田園」路線の曲はあまり無いが、「MR.LONELY」路線のバラードは多いのでの入口がこの辺りの曲ならばまあ外すことは無いと思う。一聴すると穏やかで地味な曲が多いが、何度か聞いているとある時ふいに物凄い名曲に感じられたり、心にじんわり入ってくる。安全地帯での2010年の復活以降とはイメージが全く異なるが、これはソロとバンドを分けてやっているのではなく(DISC-2の安全地帯のシングル曲も2010年以降の安全地帯や往年のイメージとも違い今作のソロ寄りの作風)、寄り添っているパートナーの違い(今作はほぼ安藤さと子がキーボードプレイヤーとして深く関与)も含めた玉置浩二の精神状態の差だと思う。この穏やかさの方が自然体な感じで好きだ。
DISC-2
シングルコレクションのDISC-1に対するDISC-2としてはこれは…ベスト選曲には程遠い謎選曲。安全地帯としてソニーで活動したのは02〜03年の復活時だけという事情から02,03年の安全地帯の楽曲はベスト盤やBOXでもはじかれ、2010年の復活以降でもライブバージョンもリメイクも全くされていない。今作が初めて02、03年の安全地帯ベスト盤収録となり、2017年に『ALL
TIME BEST』がリリースされるまでは唯一だった。「あの頃へ(2003
New Version)」は2017年の『ALL TIME BEST』発売後も唯一のアルバム収録となっている点では貴重だ。
ただそれ以外の選曲が意味不明。セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』でのセルフカバーバージョンを何故か7曲も選曲。そのどれもが安全地帯の楽曲としてのイメージで聞くと渋く暗く地味なリメイクなので安全地帯のヒット曲が聞けると期待していると正直え…?ってなるし、ライブアルバム『T』からの3曲もその流れに合わせて全部バラード。「反省(Single Version)」は軽やかな曲ではあるが、明るいアップテンポというと17曲あって「雨のち晴れ」だけになってしまう始末。ラストを締める2曲のうち「常夜灯」もようやくのバラードではない曲だがこういう曲はもっとあったのでもっと色々な曲を選んでほしかった…。ベストアルバムとしてライトリスナーが聞くには暗くて地味なバラードばかりが並ぶ事となり、特に人気曲が並んでいるわけでもないので正直これはキツイ。
今作は発売から1年くらいした2012年頃に手に取り、オリジナルアルバムもいずれ聞こうと思っていたんだけど4年くらい放置していたのはまさにこのDISC-2がこんなんだったから。前の『Best Harvest』も穏やかな曲ばかりだったし、今回もこんな音数少ない地味なバラードしかないってことは本当にこういう曲を延々やっていたんだろうなと捉えてしまい、それだけじゃ正直キツいなと思ってしまった。まさかアルバムでのリード曲や人気曲はほぼ入ってなかったとは思いもよらない…。
実際のオリジナルアルバムはしっとりした曲も多いが、ロックな一面もあるし、はじけた一面もあるし、もっと優しく前向きな楽曲もたくさんあった。このDISC-2に関しては良かったのは02〜03年の安全地帯のシングルを収録した事1点のみで、アルバムのリード曲になっていたような曲は全く入ってないし、単に安全地帯の有名曲をセルフカバー音源で収録し、それに合わせて音数少なめのバラードなライブ音源とバラードなアルバム曲を引っ張ってきただけで全くベスト選曲ではない。ライブ盤『T』からの選曲にしても熱い部分もあるライブアルバムなのにどうしてこうなった…。
印象度★★★★☆
2017.2.22更新