1999 REMIXES
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考・原曲 |
1 | じれったい愛'98 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 徳永暁人 | 16thシングル 最高26位 売上2.5万枚 5thシングル |
2 | おさえきれない この気持ち'99 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 大島康祐 | 7thシングル |
3 | 刹那さを消せやしない'99 | 森友嵐士 | 森友嵐士& 五味孝氏 |
徳永暁人 | 9thシングル |
4 | 離したくはない'99 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 徳永暁人 | 2ndシングル |
5 | 悲しみが痛いよ'99 | 川島だりあ | 川島だりあ | 徳永暁人 | 1stシングル |
6 | Bye For Now'98 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 徳永暁人 | 16thシングルC/W 6thシングル |
7 | No.1 Girl'99 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 寺尾広 | 11thシングル『LOVE』C/W |
8 | Heart of Gold'99 | 森友嵐士 | 川島だりあ | 徳永暁人 | 2ndシングルC/W |
9 | 傷だらけを抱きしめて'99 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 小澤正澄 | 9thシングル両A面曲 |
10 | わがままに抱き合えたなら'99 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 徳永暁人 | 10thシングル |
11 | すれ違いの純情'99 | 森友嵐士 | 織田哲郎 | 池田大介 | 8thシングル |
12 | BOY'99 | 森友嵐士& 青木和義 |
森友嵐士 | MACOTEAU T. | 3rdアルバム『SO BAD』収録曲 |
リリースデータ
1999年1月23日 | 初登場11位 | 売上9.0万枚 | ZAIN RECORDS |
T-BOLANリミックスアルバム。96年3月のシングル『Be Myself/Heart of Gold 1996』を最後に新作リリースが止まり、続けてのベスト盤『SINGLES』『BALLADS』を最後にしてリリースも完全停止状態となっていたが、98年秋に突如リミックスシングル「じれったい愛'98」(C/Wは「Bye For Now'98」)が発売され、年明けに今作がリリースされた。2曲のみ表記が'98となっているのはこのためだが、iTunesの配信版では「じれったい愛'98」'「Bye For Now'98」も'99表記に誤記されている。。メンバーは制作及びプロモーションにも関与しておらず、徳永暁人を筆頭とした当時のビーイング所属のアレンジャーがリミックスを担当している。黒いスリーブケース入り仕様で、プラケースは『SINGLES』『BALLADS』と同系統のデザイン(下記画像はプラケース)。どのようにリミックスされたのかが解説されたライナーノーツも付属しているが、詳細なクレジットは表記されていない。トップ10入りは逃したものの、10万枚近い売上を記録した。今作リリース以降もメンバー稼働は無く、年末に解散が告知された。
現在は森友の心因性発声障害が理由だと明かされているが、当時活動が止まった理由は明かされていなかった。これもあってファンにとっては待望の新作で10万近いヒットを記録しているものの原曲の声だけを加工して別アレンジを施した今作には否定的な意見が多かった。やはり今か今かと待たされたファンだったらそりゃ納得行かないだろうなぁという気もする。
ただ今作、リミックスといっても担当者の表記は全てArrangement by、つまり一応は編曲という扱いであり、当時良く出回っていたダンス系のリミックスとは異なる。基本は打ち込みだが、割とバンド風にまとめた曲も多く、ギターは恐らくアレンジャーか側近のスタジオミュージシャンが弾いたものを追加しており、ロック系のデジタルリアレンジみたいなイメージに近い。なので個人的にはこれはこれでありというか割とリミックス系のアルバムでは1番すんなり聞けるくらいにはある程度の良さも感じられた。原曲は原曲で古いシンセや打ち込みが多かったりもするので、そういった要素が排除されている今作には今作の良さもあると思う。原曲をある程度聞いてから、メンバー非関与の全く別アプローチの企画アレンジアルバムとしてとらえるのが前提ではあるけど、たまに聞くと新鮮だったりもする。
ライナーで細かにどのようなアレンジを施したのか書かれているが、様々な音楽ジャンルに言及しているので、正直当時たまに封入されていたビーイング系のライナーの中でも格段に専門的すぎて何が何だか良く分からない。無いよりはなんとなくそんな感じなのかと思えるだけマシではあるが…。
なおメンバーが今作をどのように思っているかは不明だが、非公認というわけでもなく、現在のディスコグラフィーにも掲載されている。また映画『あの頃、みんなT-BOLANを聴いていた T-BOLAN THE MOVIE』において青木の自室が映し出された際には今作の発売告知のポスターが壁に貼ってあるのを確認することができる。少なくとも勝手に出されたなどという嫌な感情は持ち合わせていないと思われる。
印象度★★★☆☆
2018.10.4更新