夏の終わりに〜Acoustic Version〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲、備考 |
1 | サヨナラから始めよう | 森友嵐士 | 織田哲郎 | T-BOLAN&葉山たけし | 4thシングル リメイク |
2 | あふれでる感情 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN&葉山たけし | 2ndアルバム『BABY BLUE』収録曲 リメイク |
3 | 遠い恋のリフレイン | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN&葉山たけし | 新曲 |
4 | Teenage Blue | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN&葉山たけし | 3rdシングル『JUST ILLUSION』C/W リメイク |
5 | Heart of Gold | 森友嵐士 | 川島だりあ | T-BOLAN&葉山たけし | 2ndシングル『離したくはない』C/W リメイク |
6 | 夏の終わりに | 森友嵐士 | 五味孝氏 | T-BOLAN&葉山たけし | 新曲 |
リリースデータ
1992年9月22日 1993年4月2日 |
初登場2位 | 売上49.1万枚 | Produced by 長戸大幸(Being) Sound Produced by T-BOLAN&葉山たけし |
ROCKIT RECORDS ZAIN RECORDS |
メンバー
Vocal | 森友嵐士 |
Drums | 青木和義 |
Guitar | 五味孝氏 |
Bass | 上野博文 |
T-BOLAN1stアコースティックアルバム。『BABY BLUE』5ヶ月ぶり。シングル「じれったい愛」と同時発売。新曲2曲に加えて既存の4曲をアコースティックバージョンにリメイクして収録。アルバムのサブタイトルにAcoustic Versionと記載しているためかリメイク4曲にはバージョン名が記載されていないが、『BALLADS』以降この4曲が今作の音源でベスト盤に収録される際はAcoustic Version表記が加えられる。前作以降のシングル「サヨナラから始めよう」、アルバム未収録C/W「Teenage Blue」はオリジナルバージョンより先にAcoustic Versionで収録された。「サヨナラから始めよう」は次の3rdアルバム『SO BAD』に収録されたが、「Teenage Blue」は2010年の『LEGENDS』までオリジナルがアルバム未収録のままだった。翌93年ZAIN移動後にZAINから再発されている。
2014年のBOX『T-BOLAN THE COMPLETE』においては、続編『夏の終わりにU〜Lookin'for the eighth color of the rainbow〜』と同じDISCにまとめて収録された。2017年の『T-BOLAN〜夏の終わりに BEST〜LOVE SONGS+1 & LIFE SONGS』にはシリーズ2作12曲は全曲収録された。
オリジナルアルバムも半年ちょっとで出していたのに更に別企画作品というのも凄いハイペース。今作ではタイトル通りに夏の終わり〜秋に聞くにふさわしい涼しげなアコースティックアレンジに改変。アコースティックギターとピアノがメインの部分も多いものの、簡易なリズムみたいなこともなくちゃんとドラムの入ったバンドサウンドも聞ける。アーリー90'sな打ち込みやシンセがギラギラ鳴り響いて時代性が強かった原曲に対して、打ち込みもシンセも排した生音主体で普遍的な音作りになっているので年月を経ても古さを感じずに聞けるのが今作の最大の聞きどころ。後追いだとオリジナルよりこのシリーズ2作の方がしっくり来る。森友の熱い歌声はバラードとアコースティックサウンドとの相性も良い。ボーカルが熱い分だけ演奏が抑えめなのがいいバランスになっているところもあると思う。
『BALLADS』では1曲目に選曲されるなど後々の扱いが良かったのもあるけど「遠い恋のリフレイン」は後にコブクロが『ALL COVERS BEST』でカバーしたことで再注目を集めた事があるが、初出は今作の新曲2曲のうちの1曲、しかもタイトルチューンではない方というなかなか目の付け所がマニアックな選曲であった。
印象度★★★☆☆
2021.11.29修正