T-BOLAN COMPLETE SINGLES〜SATISFY〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 悲しみが痛いよ | 川島だりあ | 川島だりあ | 西田魔阿思惟 | 1stシングル 最高46位 売上8.6万枚 |
2 | 離したくはない | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 西田魔阿思惟 | 2ndシングル(カット) 最高15位 売上47.2万枚 |
3 | JUST ILLUSION | 高樹沙耶 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 3rdシングル 最高22位 売上9.8万枚 |
4 | サヨナラから始めよう | 森友嵐士 | 織田哲郎 | T-BOLAN・明石昌夫 | 4thシングル 最高13位 売上21.6万枚 |
5 | じれったい愛 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 5thシングル 最高2位 売上68.4万枚 |
6 | Bye For Now | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 6thシングル 最高2位 売上118.3万枚 |
7 | おさえきれない この気持ち | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 7thシングル 最高1位 売上82.6万枚 |
8 | すれ違いの純情 | 森友嵐士 | 織田哲郎 | T-BOLAN・葉山たけし | 8thシングル 最高2位 売上74.3万枚 |
9 | 刹那さを消せやしない | 森友嵐士 | 森友嵐士・ 五味孝氏 |
T-BOLAN・明石昌夫 | 9thシングル 最高1位 売上73.2万枚 |
10 | 傷だらけを抱きしめて | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 9thシングル両A面曲 |
11 | わがままに抱き合えたなら | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 10thシングル 最高3位 売上40.4万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LOVE | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | 11thシングル 最高3位 売上58.0万枚 |
2 | No.1 Girl | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 11thシングルC/W |
3 | マリア | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 12thシングル(別アレンジカット) 最高3位 売上78.2万枚 初出がAcoustic Version |
4 | SHAKE IT | 森下桂人 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 13thシングル 最高4位 売上26.3万枚 6thベスト『LEGENDS』収録Mix ラストサビ直前の台詞部分のバックで鳴っていたザワザワ音を削除 |
5 | 愛のために 愛の中で | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | 14thシングル 最高2位 売上24.4万枚 |
6 | Be Myself | 森友嵐士 | 森友嵐士・ 五味孝氏 |
T-BOLAN・池田大介 | 15thシングル 最高10位 売上9.4万枚 |
7 | Heart of Gold 1996 | 森友嵐士 | 川島だりあ | T-BOLAN | 15thシングル両A面曲 2ndシングルC/W、2ndアルバム『BABY BLUE』収録曲のリメイク |
8 | ずっと君を | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 葉山たけし・T-BOLAN | 7thベスト『T-BOLAN〜夏の終わりに BEST〜LOVE
SONGS+1 & LIFE SONGS』、 6thアルバム『愛の爆弾=CHERISH〜アインシュタインからの伝言〜』収録曲 |
9 | Re:I | 森友嵐士 | 五味孝氏 | T-BOLAN | DVDシングル、6thアルバム『愛の爆弾=CHERISH〜アインシュタインからの伝言〜』収録曲 |
10 | 俺たちのストーリー | 森友嵐士 | 五味孝氏 | T-BOLAN | ライブDVD『T-BOLAN 30th Anniversary LIVE Tour「the
Best」〜励〜』付属CD収録曲 配信シングル『俺たちのストーリー/My life is My way 2020』(カット) |
11 | My life is My way 2020 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN | ライブDVD『T-BOLAN 30th Anniversary LIVE Tour「the
Best」〜励〜』付属CD収録曲 配信シングル『俺たちのストーリー/My life is My way 2020』(カット) 3rdアルバム『SO BAD』収録曲のリメイク |
12 | 愛の爆弾=CHERISH 〜アインシュタインからの伝言〜 |
森友嵐士 | 五味孝氏 | 五味孝氏 | 6thアルバム『愛の爆弾=CHERISH〜アインシュタインからの伝言〜』収録曲 |
全曲KARAOKE(WAV)ダウンロードコード付属(2025年8月25日まで)
リリースデータ
2023年8月16日 | 初登場26位 | 売上0.3万枚 | Produced by 森友嵐士 | B ZONE |
メンバー
Vocal | 森友嵐士 |
Drums | 青木和義 |
Guitar | 五味孝氏 |
Bass | 上野博文 |
T-BOLAN8thベストアルバム。2022年8月19日〜2024年2月25日まで開催されるシングルを全曲披露する最初で最後のシングルベストツアー『T-BOLAN
LIVE TOUR 2023-2024 "SINGLES"〜波紋〜』に合わせて、"全シングル収録・究極のシングルベストアルバム"を銘打って発売された。基本的にこれまでリリースしてきた全シングルA面曲+αをリリース順に収録。加えて全曲のカラオケ音源をダウンロードできるパスコード封入。これはURL、QRコードが記載されており、PCかスマホでアクセスした特設サイトにパスワードを入力すると全曲ZIPファイルか1曲ずつのDLが出来る仕様。ZIP、1曲ごとはそれぞれ1回ずつしかDLできないように制限されているので途中で回線が切れる等でDLに失敗するとおしまい…。音源はWAVのみとなっている。T-BOLANはカラオケ音源を16thシングル『じれったい愛'98』の2曲+『T-BOLAN FINAL BEST』初回盤でしか発売していないため、『T-BOLAN FINAL BEST』に収録されていなかった曲はカラオケ音源初公開となった。
全シングルを銘打ったものの公式サイトにも記載されている16thシングル『じれったい愛'98』はリミックスであるためか唯一未収録(ベスト盤には選曲された事が無くリミックス盤『1999 REMIXIES』のみに収録)となった。これまで全てのベスト盤に収録を外されてきた「JUST ILLUSION」はベスト盤初収録(1番最初のオリジナルアルバム『BABY BLUE』収録以来、BOXでしかリマスターされていないので一般発売初リマスター)、BOXにすら収録されなかった「Heart of Gold 1996」はアルバム初収録(初出8センチCD以来の収録)となった。
「No.1 Girl」は当時のジャケットにもCoupling Withと記載があり(ただし裏ジャケは同列表記)、公式サイトでも単独A面扱いされていたれっきとしたC/W曲であるが当時のO社では両A面扱いされており、今作では当時のO社に準拠したのかC/Wから唯一収録された(現在のO社では登録は「LOVE」単独に修正されているが過去ランキング上では両A面表記のまま)。「ずっと君を」「愛の爆弾=CHERISH〜アインシュタインからの伝言〜」はシングルとして発売されていないが何故か選曲されている。またラスト5曲は全て6thアルバム『愛の爆弾=CHERISH〜アインシュタインからの伝言〜』収録曲となる。
「SHAKE IT」は最後のサビ前の森友の台詞"そんなんじゃ綺麗にはなれないぜぃ"の部分のバックでガヤガヤザワザワしていた音が消された『LEGENDS』で初出のミックスが今回も採用されている。シングルCDと『SINGLES』CDではガヤガヤありだったが、『LEGENDS』以降に発表された『T-BOLAN THE COMPLETE』も『LEGENDS』収録Mixで収録され、2022年のストリーミング配信解禁の際はシングル音源、『SINGLES』収録音源も全て『LEGENDS』Ver.に差し替えて全音源が統一されたため、元のガヤガヤありバージョンは破棄しての完全なミックス差し替え案件と思われる。当然のようにカラオケ音源も『LEGENDS』収録Mixとなっている。また今作ではこのサビ前の歌詞(キレイにはなれないぜ)が音源通りの台詞扱い(「そんなんじゃキレイにはなれないぜ」)に変更された歌詞に書き換えられた。
散々ベストが出ているのに1st〜15thが全部揃ったベストがこれまで1作も無く、出尽くした後にそれが出るというのがまたなんとも…。早い段階なら決定盤になっていたかもしれないが、『LEGENDS』が「JUST ILLUSION」「Heart of Gold 1996」を除いて収録され、さらにアルバム曲まで聞けて現役時代のT-BOLANを程よくまとめた決定盤となっている以上は『LEGENDS』に代わる新たな決定盤とまでは言えないように思う。終盤5曲も全部前年のアルバムに収録されたばかりなのでどうしても再結成以降まで聞きたいなら『LEGENDS』→『愛の爆弾=CHERISH〜アインシュタインからの伝言〜』と聞いた方がたぶん今作でいきなり聞くよりは印象がいいんじゃないかなと。あとはベスト初選曲「JUST ILLUSION」、アルバム初収録「Heart of Gold 1996」をどこまで重要視するかだろう。
かなり早い段階で廃れてしまったように初期の打ち込みやオケヒの連発されたサウンドはア―リー90'sという時代の音として懐メロ感が強く、さすがにだいぶ色褪せた。DISC-2の時期になると90年代後半に向けた変化の兆しが見えてくるものの、既に活動が難しい状況になっていたのは改めて惜しい。再結成以降は明らかに音域が狭くなっていて、サビでもあまり声を張りあげずに低いところで無理なく歌い上げる傾向になってくるのでどうしてもサビが盛り上がりきれなくなり、インパクトも相当落ちてしまっているように思う。ていうか改めて思うのはこれ単純に90年代前半の酷使で回復不能なまでに喉を壊してしまっていたとか加齢で声が出なくなったとかが主な原因で今の声の状態は心因性発声障害を患っていた事とは無関係にも思えてくるがどうなんだろう(普通に喋れてるし)…。
上野の病気だけでなく、今度は青木が休止になるなど(最新のアー写でも普通に4人になっているのが謎だが写真撮影時のみ上京してきて参加しているのか、レコーディングまでは参加しているのか…)、実質的にサウンド面は五味が一手に引き受けている状態と思われ今後もサポートメンバーの手を借りてのライブ中心でもう新作はあまり期待しない方がいいのかなとも思う。
カラオケ音源がWAVなので音質面ではCD同等、一般的な配信音源のような圧縮音源にしなかったのは意外だった。ただ多くのリスナーが圧縮音源で取り扱ってスマホで聞いている昨今、WAV音源はファイルサイズがけた違いに重たいし、タグ付にも制限があるので利便性はかなり低い。っしゃぁ無圧縮ゥェ!!と喜んだ筆者はかなりの変人に分類され、扱いに困る人の方が多いだろう。それ以前に酷な"1回制限"設定でDL出来ずに終わった難民が続出してそうだ。
印象度★★★★☆
2023.9.10更新