SO BAD
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | じれったい愛 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 5thシングル 最高2位 売上68.4万枚 |
2 | ガラスの刹那さ | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
3 | 瑠璃色のため息 | 森友嵐士 | 織田哲郎 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
4 | My Life is My way | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
5 | ためらいの真実 | 森友嵐士 | 五味孝氏 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
6 | あこがれていた大人になりたくて | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
7 | 壊れかけのHistory | 森友嵐士 | 上野博文 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
8 | BOY | 森友嵐士・ 青木和義 |
森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
9 | SO BAD | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
10 | サヨナラから始めよう | 森友嵐士 | 織田哲郎 | T-BOLAN・明石昌夫 | 4thシングル 最高13位 売上21.6万枚 |
リリースデータ
1992年11月11日 1993年4月2日 |
初登場3位 | 売上92.4万枚 | Produced by 長戸大幸 Sound Produced by T-BOLAN&明石昌夫 |
ROCKIT RECORDS ZAIN RECORDS |
メンバー
Vocal | 森友嵐士 |
Drums | 青木和義 |
Guitar | 五味孝氏 |
Bass | 上野博文 |
T-BOLAN3rdアルバム。『夏の終わりに〜Acoustic Version〜』から2ヶ月、オリジナルアルバムとしても7ヶ月ぶり。前作以降の2シングルを収録。「じれったい愛」がシングル初のトップ10ヒットとなり、本格的にブレイク。以降解散まで連続でトップ10入りし続けた。今作は初動30万を出しながらも初動ミリオンのドリカム、2週目も38万叩きだしていたCHAGE&ASKAに阻まれて3位止まりだったもののミリオンに迫る大ヒットを記録し、オリジナルアルバムでは最大のヒット作となった(現在は『SINGLES』に続く2番ヒット)。さらに1週間後には次のシングル「Bye For Now」をリリースした。初回盤はBOX入り、別冊写真集ブックレット付となる。今作までの作品は翌年ZAINに移動した後で、ZAINから再発されている。
当時はメンバーのプライベートは公表していなかった。生まれた子供に向けての歌詞になっている「BOY」で唐突に青木が作詞に参加していたため当時から憶測はあったものと思われるが、再結成以後に「BOY」は青木に子供が生まれた事がきっかけで作られた曲だと正式に明かされている。
本格的なブレイクに伴い、T-BOLANのパブリックイメージもだいぶ固まってきた感のある1作。ギラギラ系アップテンポとバラードという二軸だったシングルもポップロック系でヒットが出て幅が広がった感じ。2作連続でドラムの音色の極度な打ち込み臭もだいぶ抜けてきた。ただ『夏の終わりに〜Acoustic Version〜』で起用していた葉山たけしではなく、再度明石昌夫に戻ってしまったこともあり、当時の明石昌夫が多用していたシンセのキメのフィンフィン音が随所で鳴り響く。アップテンポで盛り上がるほどフィンフィンキメまくるのがどうにも時代性が強い。「My Life is My way」も先にライブバージョンを聞いていて熱い曲だと思っていたらスタジオ音源である今作は思った以上に機械的で驚いた。結局「BOY」みたいな抑えた曲調の方が耐用年数が長いように思う。全体にはシングル2曲と「My Life is My way」「BOY」とその他っていう感じもあって、そこまで強い曲ぞろいの名盤ではないが安定した良作。
印象度★★★☆☆
2021.12.3修正