THE BOOM Singles Collection 1989〜1996
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 君はTVっ子 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 1stシングル(アルバム同発) 100位圏外 |
2 | 星のラブレター | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 2ndシングル(カット) 最高56位 売上1.1万枚 |
3 | 気球に乗って | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 3rdシングル(アルバム同発) 最高66位 売上0.7万枚 |
4 | 釣りに行こう/THE BOOM and Akiko Yano | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 4thシングル(リメイク) 最高32位 売上2.6万枚 2ndアルバム『サイレンのおひさま』収録曲をリメイク |
5 | 逆立ちすれば答えがわかる | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 5thシングル 最高17位 売上5.4万枚 |
6 | 恐怖の昼休み | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 6thシングル 最高24位 売上2.7万枚 |
7 | みちづれ | 宮沢和史 | 小林孝至、 宮沢和史 |
7thシングル 最高23位 売上3.0万枚 |
8 | それだけでうれしい/THE BOOM&矢野顕子 | 矢野顕子 | 宮沢和史 | 8thシングル 最高24位 売上3.4万枚 |
9 | 島唄〜ウチナーグチ・ヴァージョン〜 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 9thシングル(カット) 最高14位 売上43.0万枚 26thシングル『島唄 shima uta』2曲目 沖縄方言に歌詞を変えてシングルカット |
10 | 月さえも眠る夜 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 10thシングル 最高30位 売上3.0万枚 |
11 | 島唄〜オリジナル・ヴァージョン〜 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 11thシングル(カット) 最高4位 売上91.4万枚 26thシングル『島唄 shima uta』1曲目 |
12 | 真夏の奇蹟 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 12thシングル 最高16位 売上16.7万枚 |
13 | からたち野道 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 企画シングル『からたち野道/そばにいたい/中央線』収録曲 |
14 | 有罪 | 宮沢和史 | 小林孝至 | 13thシングル(カット) 最高66位 売上1.5万枚 |
15 | berangkat-ブランカ- | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 14thシングル 最高10位 売上26.6万枚 |
16 | 帰ろうかな | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 15thシングル 最高9位 売上21.8万枚 |
17 | 風になりたい | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 16thシングル(カット) 最高19位 売上26.3万枚 29thシングル『風になりたい(Samba.Novo)』C/W |
18 | 手紙 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 17thシングル 最高15位 売上9.0万枚 |
19 | 時がたてば | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 18thシングル 最高24位 売上7.0万枚 |
20 | 中央線 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 5thシングルC/W 19thシングル 最高84位 売上0.4万枚 A面とC/Wを入れ替えて再発 |
リリースデータ
2014年12月10日 | 配信限定 | ソニー |
メンバー
Vocal | 宮沢和史 |
Drums | 栃木孝夫 |
Bass | 山川浩正 |
Guitar | 小林孝至 |
THE BOOM配信限定シングルコレクション。解散が決定していた2014年12月に解散に合わせてソニーが勝手に企画したもの。このため公式サイトでは特に告知されていなかった。THE BOOM初にして唯一のハイレゾ音源となっており、"アナログのトラックダウン・マスターテープからハイレゾリューション用に新たにリマスタリング"とされている。エンジニア名は公開されていない。また「それだけでうれしい」と「有罪」の2曲のみ"44.1kHz・16bit(CD用マスター)の音源をハイレゾ配信用にリマスタリングした商品"とされている。ソニー時代にリリースした19枚のシングルをリリース順に収録しているが、両A面曲は未収録となっている。その一方で当時既存の3曲を組み合わせた企画盤としてリリースされた『からたち野道/そばにいたい/中央線』から1曲目の「からたち野道」が選曲されている。ハイレゾ用としてリマスターされているが、圧縮音源(通常配信)も用意されているためハイレゾを扱っていない各配信サイトでもこのタイトルで圧縮音源にて配信されている。
基本的には99年の『Singles +』と同じ収録範囲だが、宮沢のソロ名義だった「神様の宝石でできた島」「二人のハーモニー」を省き、代わりに「からたち野道」を加え、全てリリース順に並べたものとなる。THE BOOMの他のベスト盤は7thシングルまでのうちスカのノリが強いシングルがほぼ毎回外される。初期からのバンドの変遷をシングルA面1曲目から最新リマスターで辿っていけるというのは意外と機会が無い。他のベスト盤でおなじみの曲の方が多いが、「君はTVっ子」の若さ全開な勢い、「逆立ちすれば答えがわかる」「恐怖の昼休み」「みちづれ」の異様なまでのハイテンション、前後を挟む楽曲の解散期まで通じていく変わらない落ち着いた雰囲気のギャップのすさまじさも時系列でのシングルコレクションゆえに味わえる部分だろう(ついでに「中央線」や「からたち野道」も初出はこの位置に入ってくるという…)。
ハイレゾの凄さは良く分からない。ただハイレゾ用に行われた最新リマスターに関しては音量自体はさほど増していないのでよくある迫力増し増しのリマスターではない感じだが、『Singles+』の頃よりも全体に音の分離が良くなったように感じられる。今までのサウンドでも別に不満は無かったけれど、それ以上に満足できたので良かった。そして出来ればEMI移籍以降のこの先もコンプリートしてやってほしかった。05年のアルバムリマスターはEMIも協力していたのに…。
印象度★★★★★
2018.5.4更新