Type-B DISC-2 HARDBOILED NIGHT CD
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲,remix | 備考 |
1 | pale blue nocture | さちひろ | 松井寛 | 松井寛 | 4th7インチシングル 初CD化 |
2 | GAME | 坂田麻美 | 松井寛 | 松井寛 | 2nd7インチシングル、17thシングルC/W |
3 | existence | さちひろ | 島野聡 | 松井寛 | 3rd7インチシングル 初CD化 |
4 | Say long goodbye | 杉村喜光 | コモリタミノル | 松井寛 | 5th7インチシングル、17thシングル 最高8位 売上1.4万枚 |
5 | A New Departure | 坂田麻美 | 松井寛 | 松井寛 | 6th7インチシングル、18thシングル『Stay with me』C/W |
6 | Killing Me Softry-Miii Remix- | 黒須チヒロ | 川崎里美 | Miii | 1st7インチシングル『Count Three -TGS Version-』B面 初CD化 原曲は4thアルバム『Killing Me Softry』収録曲 |
7 | ずっと 忘れない。-PellyColo Remix- | 黒須チヒロ | 山元祐介 | PellyColo | 2nd7インチシングルB面 初CD化 原曲は4thアルバム『Killing Me Softry』収録曲 |
8 | 鼓動の秘密-KM REMIX- | 黒須チヒロ | 渡辺徹 | DJKM | 3rd7インチシングルB面 初CD化 原曲は1stアルバム『鼓動の秘密』収録曲、6thシングル(カット) |
9 | おんなじキモチ-K BoW Jersey Remix- | 黒須チヒロ | 藤末樹 | K BoW | 4th7インチシングルB面 初CD化 原曲は2ndシングル |
10 | Limited addiction-Seiho Remix- | 鈴木静那 | 大西克巳 | Seiho | 5th7インチシングルB面 初CD化 原曲は7thシングル |
11 | We Will Win!-ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆- -Carpainter Remix- |
池畑伸人 | 長岡成貢 | Carpainter | 6th7インチシングルB面 初CD化 原曲は7thシングルC/W |
Type-BのDISC-2は14年7月〜11月まで5ヵ月連続で発売された6枚の7インチシングル(アナログ盤)収録曲を集めた内容。前半5曲は2014年7月〜11月まで赤坂BLITZで5ヵ月連続で行われたHARDBOILED NIGHT公演で披露されていた新曲。このうち3曲は既にシングルCDとしてリリースされており、初CD化は2曲。後半6曲は7インチシングルB面に収録されたリミックス曲で、6曲全て初CD化となる。1st7インチシングル表題曲である「Count Three -TGS Version-」は今作用に新録音された「Count Three -New Vocal Version-」としてDISC-1に収録されているためここには入っていない。
HARDBOILED NIGHT展開での楽曲のみを集めた内容だが、前半5曲は松井寛によるいつもの東京女子流の楽曲。DISC-1から続けて聞いても違和感が無く、またDISC-1のサウンド面に非常にハマったのであれば聞いて損は無い楽曲が揃っていると思う。ただシングル級とかこれまでの楽曲を超えていくほどのインパクトは正直あまり感じられない。とりあえずサウンド的には満足なんだけど、意外と1曲1曲はあまり残らない。どうにも凝ってはいるんだけど明るさやキャッチーさが薄く(まあこれはこの5年間の後半から割とデフォだけど)、統一感はあるものの曲幅があまり無いのでどれも同じように聞こえてきてしまうといった弊害も…。相当な松井寛サウンド好きで"楽曲派"なリスナーじゃないと、さすがに区別がつきにくくて飽きてくるんじゃないかなと思うんだけどどうなんだろう。そんな中で「A New Departure」は凝った中にも青空が見えるような明るさが感じられてもう少しこういう曲があった方がいいのになぁ…とどうしても思ってしまう。
後半はリミックス。リミックスとしか言いようがないリミックス。ほぼ原曲の面影は皆無でボーカルトラックのみ残し、さらにボーカルも加工している典型的なリミックスだが、それぞれ方向性が違うのと、ここまでほぼ統一された聴感の松井寛サウンドを聞いてきた後だと、新鮮な響きで聞こえるという利点もある。
ベスト盤の特典ではあるけどファン向けの内容だと思うし、HARDBOILED NIGHT展開は普通に今作と映像作品で別の作品としてベスト盤とは切り離して発売すれば良かったのに…と思う。ベスト盤が複数商法で完全敬遠されたかのような売上になってしまっているだけに、むしろその方が売れたのでは。
印象度★★★★☆