キラリ☆(Type-A,B,D)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | キラリ☆-Album Version- | 黒須チヒロ | 山元祐介 | 松井寛 | 1stシングル 最高30位 売上0.4万枚 エンディングがフェードアウトせずに完奏する |
2 | おんなじキモチ | 黒須チヒロ | 藤末樹 | 松井寛 | 2ndシングル 最高30位 売上0.4万枚 |
3 | 鼓動の秘密 | 黒須チヒロ | 渡辺翔 | 松井寛 | 6thシングル(カット) 最高24位 売上0.4万枚 |
4 | ヒマワリと星屑 | 黒須チヒロ | Quadraphonic | 松井寛 | 4thシングル 最高19位 売上0.5万枚 |
5 | Limited addiction | 鈴木静那 | 大西克巳 | 松井寛 | 7thシングル 最高11位 売上1.3万枚 |
6 | Liar | 春和文 | Asiatic Orchestra | 松井寛 | 8thシングル 最高18位 売上1.3万枚 |
7 | Rock you! | 黒須チヒロ | 小田桐ゆうき | 松井寛 | 9thシングル 最高16位 売上1.2万枚 |
8 | 追憶-Single version- | 黒須チヒロ | Asiatic Orchestra | 松井寛 | 10thシングル(リメイク) 最高12位 売上1.3万枚 |
9 | Bad Flower | 黒須チヒロ | 林田健司 | 松井寛 | 11thシングル『ROAD TO BUDOKAN 2012〜Bad Flower〜』 最高4位 売上2.3万枚 |
10 | Partition Love | 小出祐介 | 小出祐介 | 松井寛 | 15thシングル 最高9位 売上1.8万枚 |
11 | 運命 | 春和文※ | 林田健司 | 松井寛 | 12thシングル 最高6位 売上2.5万枚 |
12 | ちいさな奇跡 | 黒須チヒロ | 渡辺和紀 | 宗像仁志 | 14thシングル『ROAD TO BUDOKAN 2013〜ちいさな奇跡〜』 最高16位 売上0.9万枚 |
13 | Count Three-New Vocal Version- | 池宮創人 | 松井寛 | 松井寛 | 1st7インチシングル『Count Three-TGS Version-』のボーカル新録音 初CD化 松井寛のソロアルバム『Mirrorball Flare』収録曲のカバー |
Type-Dのみ収録 | |||||
14 | Killing Me Softly-Royal Mirrorball Mix- | 黒須チヒロ | 川崎里実 | 松井寛 | 4thアルバム『Killing Me Softly』収録曲 リミックス |
※「運命」の作詞は春和文だったが、今作では黒須チヒロとクレジットされている。
Type-B DISC-2 HARDBOILED NIGHT CD
Type-B DISC-3 HARDBOILED NIGHT(Blu-ray)
リリースデータ
2015年5月5日 | 初登場41位、最高15位 | 売上0.46万枚 | avex trax |
メンバー
小西彩乃 |
山邊未夢 |
新井ひとみ |
中江友梨 |
庄司芽生 |
東京女子流、初のベストアルバム。当初シングル「Stay with me」と同時発売となる3月11日発売予定だったが、デビュー5周年を迎える5月5日に延期、変更された。元々同時発売予定だったため「Stay with me」は選曲対象外になっている。DISC-1は全種共通でベスト選曲によるベストアルバム。「キラリ☆」はエンディングがフェードアウトせずに最後まで演奏されるAlbum Versionとなっている。「鼓動の秘密」は1stアルバムではIntroとセットになっていたのでシングルバージョンではアルバム初収録。「Count Three」は元々松井寛のソロ名義のアルバム『Mirrorball Flare』でミトカツユキが歌っていた楽曲だったが、TGS Versionとしてアナログ盤でカバーしており、今作用にボーカルが新録音されNew Vocal Versionとなった。4種発売の4パターン複数商法。5月5日が祝日だった関係で、4月29,30日頃には出荷されていたため不利な状態で1週早くランクインし、翌週に順位を上げた。
今作リリース後に5周年ライブを行い、シングル「Never ever」を6月24日にリリースしたが26日に小西が腰痛を理由に活動休止を発表。9月に体調不良で休業すると追加発表があり、そのまま12月に引退を発表した。このため5人でのアルバムは今作が最後となった。引退発表直前に4人でリリースした次回作『REFLECTION』では休止前の「Never ever」や休止前にオリジナルがリリースされていたリミックス音源以外に小西の参加曲は無いがメンバーとしてクレジットはされていて特典DVDのドキュメントでは休止前の小西の姿も見ることができるがアルバム制作及びジャケット写真は4人となっている。
Type-Aはアルバム曲中心にベスト選曲したBEST
ALBUM 2、ここまでの全MVを網羅したBlu-ray付。
Type-Bは2014年に5ヵ月連続で行われたHARDBOILED NIGHT公演に伴い7インチシングルで発売していた楽曲をCD化したDISC-2、公演を映像化したBlu-ray付。
Type-Cはこれまでのシングル/アルバムの特典映像だった「おでかけムービー」のメンバーセレクトとダイジェストを収録したDVD2枚付。
Type-DはDISC-1のみでラストに「Killing Me Softly -Royal
Mirrorball Mix-」を追加収録
楽曲を目的とした場合、コンピ盤のみ収録だった「LIFE SIZE」、アルバム初収録の「十字架〜映画「学校の怪談-呪いの言霊-」Ver.〜」を聞きたい場合はType-Aが必須、アナログ盤のみリリースだったHARDBOILED NIGHT関連作品を一挙CDで聞きたい場合はType-B必須、「Killing Me Softly -Royal Mirrorball Mix-」を聞きたい場合はType-D必須となり、Type-C以外の3種が必要になる、という点が非常に微妙なところ。HARDBOILED NIGHT以外は1曲とか2曲の違い、それもバージョン違いとかなので、基本的にこれまでのシングルとアルバムを全部チェックしているならType-Bが最も多く初めて聞く楽曲が入っている、ということになる。
というわけでベスト盤の割には間口が狭い発売形態なのが残念だが、東京女子流を初めて聞くならType-Dだけ聞けばいいと思う。全シングルではないが代表的なシングルが収録されていて、東京女子流がどんな音楽をやってきたのかはこの1枚で概ね分かる。時系列になっているのでボーカルも楽曲も完成度が高いのは後半になるにつれて…で成長を感じられる事は感じられるんだけど、結局聞きやすくて馴染みやすいのはほとんど前半…というのを改めて感じた。後半の楽曲は「ちいさな奇跡」以外はどれも力入りすぎてて重たい。大体「鼓動の秘密「ヒマワリと星屑」〜「Limited addiction」「Liar」頃には楽曲が何か凄ぇというのが一部の音楽ファンとか「楽曲派」なるリスナーの間で一通り話題になり、恐らくこの頃が最もリスナー層が拡大した時期だったと思うんだけどその後いろいろあって伸び悩んでしまった(3rdアルバム発売後にボーカルの要だった小西が喉の不調に陥った事で、あちこちのアイドルフェス出演時の初見さんにあまりいい印象を与えられない時期が続いたりもした)。分かりやすい楽曲や非松井曲をやってリフレッシュを図れば既存リスナーには不評で、凝った楽曲をやれば楽曲の長尺化&肥大化により一見さんお断りなオーラが…みたいな状態になっていたのがこの5年間の後半だったと思う。
良くも悪くもアイドルのアルバムっぽくは無いので、アイドルっぽくて敬遠しているリスナーはこの機会に聞いて損は無いし、ヒットシーン上位に溢れるアイドルポップナンバーにいい加減飽きてきている人にとっても新鮮で聞き応えがある楽曲が並んでいると思うので、ベスト盤という機会に是非どうぞ。
印象度★★★★☆