Soul Surfin' Crew
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Ocean Message | PORTER MILLERによるメッセージ | |||
2 | Soul Surfin' Crew | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
3 | 月と太陽 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&大島こうすけ | 34thシングル 最高4位 売上7.9万枚 |
4 | 7th | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
5 | 初恋 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&池田大介 | 35thシングル 最高9位 売上4.6万枚 |
6 | サラバ青春 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
7 | 燃える煙るモナムール with BLOODEST SAXPHONE | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&池田大介 | 36thシングル 別アレンジ |
8 | Long Vacation | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
9 | What'cha wanna do? | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 36thシングルC/W |
10 | 真夏の雪 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
11 | サザンクロス | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
12 | You'll be the champion | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 34thシングルC/W |
13 | Dreams of Asia J.V | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | DEEN池森秀一とデュエット 38thシングル『風に揺れるTomorrow』C/W(リメイク「Dreams of Asia with Shin-Seunghun」) |
14 | 燃える煙るモナムール | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&大島こうすけ | 36thシングル 最高13位 売上3.9万枚 |
リリースデータ
2001年7月18日 2003年7月2日(再発) |
初登場4位 | 売上18.0万枚 | Produced by TUBE | Sony Records Sony Music Associated Records |
メンバー
Vocal&Background Vocals | 前田亘輝 |
Guitars,Piano&Background Vocals | 春畑道哉 |
Bass,Mandolin&Background Vocals | 角野秀行 |
Drums,Percussion&Background Vocals | 松本玲二 |
TUBE21stアルバム。パッケージやブックレットにはミニアルバム2作を含めたカウントで「23rd Original Album」と表記されているが、現在の公式サイトではミニアルバムは別カウントになっていて21stになっている。「月と太陽」は5月に、「初恋」「燃える煙るモナムール」を6月末〜7月頭に2週連続で発売し、2週間後に今作が発売された。先行シングル3作収録は過去最多となり、さらにC/Wからも2曲収録された。「燃える煙るモナムール」は共同アレンジャーを変更して別アレンジで収録されているが、シングルバージョンもラストに収録されている。「Dreams of Asia J.V」はDEEN池森秀一とのデュエットになっている。デュエット相手をShin-Seunghunに変え、彼の歌唱パートをハングル歌詞にした上でこの年の秋のサッカー日韓W杯に向けたコンピ盤『PROJECT 2002"The Monsters"』でリメイクされた(加えて今作に入らなかった34thC/Wの「Risinng Sun」はこのコンピ盤に収録された)。こちらのShin-Seunghunとのデュエットバージョンが1年後のシングル「風に揺れるTomorrow」C/Wとしてシングルカットされている。池森とのデュエットバージョンは今作のみの収録。初回盤はスペシャルパッケージ(スリーブケース)&アナザージャケット封入。03年にはAICL品番で一斉再発されているが、音源は全てそのままでリマスターはされていない。
謎の外人ポエムで始まり、はじけた爽快ロックで幕を開けたと思ったら、一転して大島こうすけの影響が強く出たTUBEとしては斬新な楽曲が出てきたり、前作以上に大人っぽくなったり、打ち込みを生かしたようなロックナンバーだったり、レゲエだったり、もちろん王道っぽいバラードやロックがあったり、1曲ごとに曲調がコロコロ変わっていくバラエティ豊かな作風。変わりすぎないラインを踏まえつつ、新たなTUBEをガンガン切り開いていったようなTUBE史上最もいろいろやったアルバムなんじゃないだろうか。30代半ばとなりいい年になったけどまだまだはじけていこうという意識が多分にあったらしいけど、前作が落ち着いていた反動や21世紀の幕開けという時代背景も影響していたのかもしれない。曲数が通常よりも多くなっているが、曲調が幅広いので最後まで飽きずに聞ける。またアレンジで変化つけているだけでなく、バンド以外の音の入れ方や打ち込みの入れ方含めて全体のバンドの響きとかもこの時期にかなり変わってきているような…。次回作でも悪い意味でガラッと変わるし。
DEENリスナーとしては前田亘輝と池森秀一がデュエットしている「Dreams of Asia J.V」もポイントだ。この年のDEENはバラードベストをリリースしたのみ。00年と02年ではキーも歌い方もまるで変わってしまい、01年はその過渡期にあたる。このためあまり聞き慣れないボーカルスタイルを聞くことができる。
印象度★★★★☆