Your TUBE+My TUBE

Your TUBE
No タイトル 作詞 作曲 編曲
1 おかげサマー 広瀬香美 広瀬香美 tasuku
2 LOVE BEACH TAKURO TAK MATSUMOTO TAK MATSUMOTO,HIDEYUKI TERACHI
3 湘南リグレット 富田京子 岸谷香 横山裕章
4 タイムトンネル 横山剣 横山剣 南田健吾
5 危ない女 懲りない男 藤井フミヤ 藤井尚之 Peace Rug Productions
6 スコール 玉置浩二 玉置浩二 釣俊輔
7 湘南ラブストーリー 綾小路翔(氣志團) 西園寺瞳(氣志團) 野間康介
8 夏番長 増子直純(怒髪天) 上原子友康(怒髪天) 野間康介
9 雪でも夏 奥田民生 奥田民生 斎藤有太
10 夏色のタイムカプセル 大黒摩季 織田哲郎 織田哲郎
11 この生命の限り 松山千春 松山千春 大西省吾

 

My TUBE
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 裸足のラッキーガール 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  
2 ドラスティック湘南 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  
3 いまさらサーフサイド 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司 56thシングル 最高6位 売上1.9万枚
4 SUMMER TIME 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司 57thシングル 最高5位 売上2.2万枚
5 ポテンシャル 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  
6 Please Freeze Me! 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  
7 あの夏へ 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  
8 WINNERS HIGH 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  
9 Rainbow Town 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  
10 海のバラード 前田亘輝 春畑道哉 鳥山雄司  

リリースデータ

2015年6月17日 初登場4位 売上4.4万枚 Produced by TUBE(『My TUBE』)
Co-Produced by 鳥山雄司(『My TUBE』)
Sony Music Associated Records

メンバー

Vocal 前田亘輝
Guitar,Keyboard,Background Vocal 春畑道哉
Bass,Background Vocal 角野秀行
Drums,Percussion,Background Vocal 松本玲二

TUBE33rdアルバム。3年ぶりのオリジナルアルバム。2013、2014年はデビュー以来初めて新作リリースが無く、ライブのみを行っていた。デビュー30周年を記念してさまざまなアーティストがTUBEをイメージして書き下ろしたスペシャルアルバム『Your TUBE』とTUBE制作によるオリジナルアルバム『My TUBE』の2枚組となっている。『Your TUBE』提供ミュージシャンは特設サイト等でコメントを寄せているが玉置浩二のみ何故か一切コメントを出していない。また『My TUBE』の編曲は全て鳥山雄司に一任しているためTUBEが個人名含めて一切編曲に関与していないオリジナル作品は今作が初となる。ジャケットデザインはお中元をイメージした仕様になっており、『Your TUBE』はハム・ソーセージ、『My TUBE』はビール。ブックレット内ではメンバーが農家/生産者の作業着コスプレをしていて、生産者視点でのコメント(おふざけ)も掲載されている。初回盤Aは5000枚限定でTシャツ、過去の野外ライブでのオープニング・特効映像4曲を収録したライブDVD付属のお中元BOX仕様。初回盤BはライブDVD付属の三方背BOX仕様。通常盤はCDのみと3種上位互換となっている。

Your TUBE
豪華ミュージシャンによる提供曲が並んでいるが、TUBEで演奏しているのは「LOVE BEACH」と「雪でも夏」の2曲のみ。ボーカルは当然すべて前田だが、それ以外は「湘南リグレット」で春畑がギターソロ(ギターは別)、「湘南ラブストーリー」で角野がコーラス、「夏番長」で春畑がギター(上原子友康と連名)&TUBE名義でコーラス、「夏色のタイムカプセル」で角野がベース、と部分的な演奏参加に留まり、基本的に演奏含めて(打ち込みが多い)提供される形になっている。ただしバンドである氣志團や怒髪天のメンバーによる提供曲でもそのバンドが演奏しているわけではない。「この生命の限り」以外はほぼ全面的に夏全開の楽曲が揃っているのと、そこに前田の声が乗っかれば確かに夏ではあるんだけど、夏であるだけで正直これはあんまりTUBEではないような…。TUBEオリジナルでは出てこないようなそれぞれの色が強い楽曲が前田の声で歌われているというのは面白いものの、話題性の割には特にこれぞという曲や新たな代表曲になるような曲もあまりないように感じる。広瀬香美が夏曲というのも一般的にはオモシロネタなのかもしれないけど、広瀬香美は「夏だモン」というドラマ主題歌の夏シングル出してるし、それはコケたけど広末涼子に提供した「summer sunset」では夏のトップ10ヒットも放っているし、何よりTUBEの「シーズン・イン・ザ・サン」を1曲目に配置した夏のカバーアルバムも出したことがある。TUBEの遊び心を考えればむしろ当然呼ばれるであろう人選で意外性は無かった。

My TUBE
今回は前作にも数曲で参加していた鳥山雄司が全面的にアレンジを担当。プロデュースはTUBE名義になっているものの、演奏の細かい部分はメンバーが組み立てていたという前作の武部聡志のプロデュース体制と異なり、鳥山雄司は譜面を用意して細かくアレンジや演奏スタイルに指示を出していたそうなので前作以上にアレンジ面では他者に委ねたような形だったようだ。その割には正直かなりいつもの+落ち着いたTUBE感が前に出ていて新鮮さはさほど感じない。今まで(=TUBE編曲)だったらもっと派手にいきそうなところをあえて抑えたりもしていて、あまりにカチッとまとめすぎてしまったような印象。『Your TUBE』の後に聞くと安心感はあるんだけどやや物足りなさが残る。これだったらド王道のドマンネリだろうと普通にTUBE編曲でやれば良かったんじゃないかとも思うが…。3年間で書き溜めていた曲やストックは使用されず、30周年における書き下ろしにこだわったディレクターの意向で10曲全てが今作のために前田・春畑が南国へ曲作りの旅で制作+戻ってきて制作という最新のものなのに、その次の段階のアレンジはまるっきり任せてしまったのはちょっと解せない。なんだかんだ去年と全く同じなんて感じにはずっとならなかったんだし、ましてや今回は初めて3年ぶりなんだからド王道ドマンネリでも別に問題なかったし、もっと勢いが出せたんじゃないかとも思うが…。

B00W86VQ7U初回盤A(DVD+Tシャツ付)  B00W86VPUS初回盤B(DVD付) B00W86VOCW通常盤 

印象度★★★★☆

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