WANDS Live Tour 2023〜SHOUT OUT!〜
No | タイトル | 備考 | 原曲 |
1 | 登場オープニング BGM「SHOUT OUT!!」 | ||
2 | We Will Never Give Up | 7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | |
3 | GET CHANCE GET GROW | 7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | |
4 | 時の扉[WANDS 第5期 ver.] | 16thシングル初回盤のみC/W | 4thシングル 2期 |
5 | MC | ||
6 | 賞味期限切れ I love you | 6thアルバム『BURN THE SECRET』収録曲 | |
7 | FLOWER | 第5期ver.未発売 | 4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』収録曲 2期 |
8 | Secret Night〜It's My Treat〜[WANDS 第5期 ver.] | 1st配信シングル 6thアルバム『BURN THE SECRET』収録曲 |
9thシングル 2期 原曲は栗林誠一郎『It's My Treat』(歌詞変更) |
9 | もっと強く抱きしめたなら[WANDS 第5期 ver.] | 16thシングル名探偵コナン盤のみC/W 6thアルバム『BURN THE SECRET』収録曲 |
3rdシングル 1期 |
10 | 空へ向かう木のように | 7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | |
11 | MC | ||
12 | SHOUT OUT!! | 7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | |
13 | 官能SADISTICに濡れて | 7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | |
14 | 真っ赤なLip | 16thシングル | |
15 | RAISE INSIGHT | 20thシングル | |
16 | Burning Free | 6thアルバム『BURN THE SECRET』収録曲 | |
17 | MC | ||
18 | YURA YURA | 19thシングル | |
19 | カナリア鳴いた頃に | 18thシングル | |
20 | 愛を語るより口づけをかわそう[WANDS 第5期 ver.] | 17thシングル通常盤のみC/W | 5thシングル 2期 |
21 | 愛を叫びたい | 2nd配信シングル7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | |
22 | MC | ||
23 | WONDER STORY | 7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | |
<ENCORE> | |||
24 | ありふれた言葉で [Acoustic Version 5.0] | 7thアルバム『Version 5.0』通常盤のみ収録曲 | 6thシングル『恋せよ乙女』C/W 2期 |
25 | MC | ||
26 | Jumpin' Jack Boy[WANDS 第5期 ver.] | 19thシングル通常盤のみC/W | 7thシングル 2期 |
27 | 世界が終るまでは…[WANDS 第5期 ver.] | 3rd配信シングル、7thアルバム『Version 5.0』収録曲 | 8thシングル 2期 |
28 | エンドロール BGM「愛を叫びたい」 | ||
<特典映像>Documentary | |||
29 | 9月1日 東京(リハーサル) | ||
30 | 9月5日 福岡(Zepp Fukuoka) | ||
31 | 9月7日 大阪(Zepp Namba) | ||
32 | 9月10日 仙台(仙台PIT) | ||
33 | 9月12日 札幌(Zepp Sapporo) | ||
34 | 9月21日 名古屋(Zepp Nagoya) | ||
35 | 9月26日 羽田(Zepp Haneda) |
リリースデータ
2024年2月28日 | 音楽Blu-rayチャート初登場1位(総合5位) | 売上0.4万枚 | Produced by 長戸大幸 | D-GO/GIZA |
メンバー
Vocal | 上原大史 |
Guitar,Chorus | 柴崎浩 |
Keyboard | 木村真也(不参加) |
-Support- | |
Drums | 神田リョウ |
Bass | 二家本亮介 |
WANDS3rdライブBlu-ray。通算5作目の映像作品で5期では3作目。今回もDVD発売無しでBlu-ray1種のみ。2023年9月に開催された「WANDS Live Tour 2023〜SHOUT OUT!〜」から最終日2023年9月26日Zepp Haneda公演の模様を全曲収録。今作ではブックレットに全曲の歌詞が掲載されている。サポートメンバーは2022年12月6、13日に開催された「ROCK BONDZ-WANDS×BREAKERZ-」に参加した神田リョウ(Drums)、二家本亮介(Bass)が引き続き参加した。5期としては初めて規制のない状況下でのライブとなった。
2020年、2021年と2年連続中止になった当初の1stツアーはいわゆる東名阪(東京・名古屋・大阪)で3本の予定で、ようやく実現した2022年(前作)のツアーは東京が神奈川に変わったがやはり3本、そして2024年はまた東名阪の3本と発表されているが、この2023年ツアーは9月6〜26日の20日間の間に福岡・大阪・仙台・札幌・名古屋・東京の6ヵ所のZEPP(仙台は仙台PIT)を回る全6公演と前後のツアーの2倍であった。一方で2023年1月のイベント出演発表時に体調と相談しながら可能な活動をするとして活動休止から復帰を発表していた木村真也は3月にかけて一時復帰するもすぐに姿を見せなくなり、春には開催が発表されていたこのツアーには最初から不参加の旨を注記し、8月のアルバムにも参加せずただメンバー表記と写真撮影のみ参加して写真にだけいる状態が続いていた。今作にもクレジットはされているが、ツアーには一切参加していない。キーボードは今回も演奏者不在でコーラスと共に同期で流れる仕様。なお既に2024年の東名阪3本のツアーが発表されているが、今作封入の告知には木村が参加するのかしないのかは明記されていない(相変わらず撮影には参加しているようで最新のアー写や4月発売シングル『大胆』ジャケットにもいるが、シングル発売に際してのコメントは木村のみ無かった状態)。
『Version 5.0』を引っ提げてのツアーでシングル小出しから一気に5期オリジナル曲が増加、『Version 5.0』中心となり、過去カバーは8曲と初めて一桁にまで減少した。だいぶ5期らしさが出てきて過去カバーも大切に継承しつつも全体には模倣しすぎない上原大史と柴崎浩の2人のWANDSとしてのオリジナリティがだいぶ深まってきた感じ。名前だけ残している木村の担当パートは今回も同期で、コーラスも含めてその場にいない演奏やコーラスがどこからともなく流れている不自然さはもう仕方ないか。席はずっと空けているよという無言のメッセージだろうし。ただコーラスも終始同期を流さないとダメなのだろうか。柴崎浩と二家本亮介の前にコーラス用マイクがあるのに相変わらずほとんど使用せず柴崎浩はマイクから離れて演奏しまくっているし、二家本亮介は前任者よりはマイクに向かってコーラスしている場面が見られるがそれ以上に同期の上原本人のコーラスがガッツリなので果たして意味があるのかどうかというビミョーな事に…。それでもCDでは柴崎のギター以外は1人オケ制作っぽいので、それがベースドラムの生バンド演奏でボーカルもギターもCD以上の熱量で安定感もあるので、当然どの曲もCDを越える演奏が堪能できる。
今回アンコールではサポートメンバーもトークに参加する場面があるので神田リョウもマイクを取り出して喋っているほか、各地でのメイキング映像ではメンバー2人がメインではあるがサポート2人と談笑したり話を聞いている場面もあり、終演後コメントも基本的に4人で盛り上がって喋っていて4人組バンドっぽくなっている。前ツアーまでのサポートメンバーはGIZA生え抜きのベテランミュージシャンだったが、二家本亮介はB ZONE所属ながら外部参加も多い恐らく上原と同世代くらいの比較的若い30代のベーシスト、神田リョウはフリーで多数のサポート・レコーディングに参加しているやはり30代のドラマーで一気に若返った。規制が解除されたのでサポートメンバーと和気あいあいとしている場面を多めに収録しただけなのか、実際に前任者よりもバンドとして一丸となって4人でツアーが進んだのかは謎。会社から派遣されてきた社内人事っぽかった前任者に対して、今回はWANDS側で社内外からサポートメンバーを選んだ感じもあるし(神田リョウは織田哲郎や相川七瀬のサポート経験があり、相川七瀬への提供や交流がある柴崎浩とは繋がりがあったものと思われる)だが、雰囲気の良さは伝わる。2人の5期WANDSはひとまずここで完成したんじゃないかなと思った。
印象度★★★★☆
2024.3.17更新