Brezza di mare dedicated to IZUMI SAKAI
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 瞳閉じて | 坂井泉水 | 大野愛果 | 徳永暁人 | 36thシングル 最高4位 売上4.4万枚 |
2 | 明日を夢見て | 坂井泉水 | 大野愛果 | 小林哲 | 35thシングル 最高4位 売上6.2万枚 |
3 | 風が通り抜ける街へ | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 徳永暁人 | 21stシングル 最高3位 売上28.1万枚 |
4 | I'm in love | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 6thアルバム『forever you』収録曲 |
5 | 君がいない(B-version) | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 7thシングル 最高2位 売上80.2万枚 4thアルバム『揺れる想い』収録Ver. |
6 | もう探さない | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 3rdシングル 最高39位 売上3.7万枚 2020年再発盤 最高128位 売上0.03万枚 |
7 | promised you | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | Cybersound | 33rdシングル 最高6位 売上11.5万枚 |
8 | 悲しいほど貴方が好き | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 41stシングル 最高6位 売上3.4万枚 |
9 | 君がいたから(di mare version) | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 リミックス FIELD OF VIEWへ提供 セルフカバー |
10 | 止まっていた時計が今動き出した | 坂井泉水 | 中村由利 | 徳永暁人 | 10thアルバム『止まっていた時計が今動き出した』収録曲 |
11 | さわやかな君の気持ち | 坂井泉水 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 34thシングル 最高4位 売上7.0万枚 |
12 | 少女の頃に戻ったみたいに | 坂井泉水 | 大野愛果 | 池田大介 | 25thシングルC/W、9thアルバム『永遠』収録曲 |
13 | 世界はきっと未来の中(di mare version) | 坂井泉水 | 岩井勇一郎 | 徳永暁人・ 古井弘人・ シオジリケンジ |
29thシングル 最高2位 売上20.2万枚 リミックス |
14 | いつかは… | 坂井泉水 | 坂井泉水 | 明石昌夫 | 2ndアルバム『もう探さない』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | もう少し あと少し… | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 9thシングル |
2 | 眠り | 坂井泉水 | 坂井泉水 | 池田大介 | 16thシングルC/W、7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 |
リリースデータ
2007年8月15日 | 初登場3位 | 売上13.5万枚 | Produced by 長戸大幸 | B-Gram Records |
ZARD3rdセレクションアルバム。07年5月の坂井泉水の急逝を受けて急遽制作された追悼アルバム2作同時発売でこちらはスタッフセレクション。『Golden Best』、今作と同時発売の『Soffio di vento』との被りを除いた選曲になっている。「君がいない」は重複しているが今作にはアルバムバージョンを収録。「君がいたから」「世界はきっと未来の中」は新たにミックスが行われたdi mare versionとなっている。「悲しいほど貴方が好き」はアルバム初収録で以後もBOX以外には収録されず今作のみのアルバム収録となった。また「明日を夢見て」「promised you」「さわやかな君の気持ち」はシングルバージョンではアルバム初収録。今作も寺尾広によるライナーノーツが公開されていたが2020年サイトリニューアルで削除されアーカイブで閲覧可能。スリーブケース仕様、最初からDVD付の1種発売。DVDには2曲収録されているがPVではなく、未公開のオフショットやスタジオでのメイキング映像に曲を被せたものとなっていて楽曲と映像は特に関係が無い(歌っている映像ではない)。『君とのDistance』『Golden Best』でExcutive Producerとして表記上も復帰していた長戸大幸は没後、今作以降はプロデューサーとしてトップ表記されるようになった。
「I'm in love」は『LOVE&POWER』に坂井泉水が選曲していたのに『Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection』に外された6曲のうちの1曲で、6曲のうちこの曲だけが今作に収録された。
『Golden Best』は90年代のシングルを大量収録した一方で00年代は一気に飛び飛び、『Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection』も90年代のアルバム曲中心だったので、この2作と被らないように選曲したとなると必然的に00年代の曲が多めになってくる。他のベスト盤にもなかなか選曲されにくい曲ばかりになっているので、他のベスト盤とも被りが少なく、どれか1作ベスト盤を聞いた後の次に聞く1枚としてけっこう優秀な作品だと思う。それこそ99年の『ZARD BEST』2作とも被りは無く、2016年の『ZARD Forever Best〜25th Anniversary〜』とも「明日を夢見て」「風が通り抜ける街へ」「promised you」「少女の頃に戻ったみたいに」の4曲程度しか被りが無い。それでも違う一面を見せようというよりも、あまりヒットしなかったとか過去ベストに選曲されていないので知名度は低いけどこれもいいから聞いてみてくれというような曲が並んでいる印象で実際改めていい曲だなと思える曲ばかりだ。それだけZARDサウンドというのが確立されていたという事だろう。いつものベスト選曲に飽きたらちょっと聞きたくなる1作だ。
di mare versionになった2曲のうち「君がいたから」は元々アコースティックでシンプルな感じだったのでそんなに大きく変わっていないし違和感も無いが、元々がドラムがシャカシャカなリミックス状態という実験作だった「世界はきっと未来の中」はさらにこねくり回したかのようにますます難解になった挙句に謎のカラカラ音やピーピー音が随所で追加されているなど複雑怪奇で不気味な仕上がりとなってしまった。これは坂井泉水の突然の訃報にスタッフも動揺しすぎて冷静じゃないのかなと思うほど。
印象度★★★★☆
2021.7.28修正