ZARD Forever Best〜25th Anniversary〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Don't you see! | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 19thシングル 最高1位 売上60.3万枚 1stセレクション『ZARD BLEND〜SUN&STONE〜』収録Mix |
2 | マイ フレンド | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 17thシングル 最高1位 売上100.1万枚 |
3 | この愛に泳ぎ疲れても | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 11thシングル 最高1位 売上88.7万枚 |
4 | Good-bye My Loneliness | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 1stシングル 最高9位 売上20.9万枚 2020年再発盤 最高101位 売上0.04万枚 |
5 | WAKE UP MAKE THE MORNING LAST 〜忘れがたき人へ〜 |
坂井泉水 | 福山廣也 | 古井弘人 | 8thアルバム『永遠』収録曲 |
6 | 君に逢いたくなったら… | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 20thシングル 最高2位 売上63.6万枚 1stセレクション『ZARD BLEND〜SUN&STONE〜』収録Mix |
7 | 息もできない | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 24thシングル 最高3位 売上24.0万枚 |
8 | 今すぐ会いに来て | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 6thアルバム『forever you』収録曲 |
9 | ハイヒール脱ぎ捨てて | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 6thアルバム『forever you』収録曲 |
10 | Forever you | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 6thアルバム『forever you』収録曲 |
11 | 明日を夢見て | 坂井泉水 | 大野愛果 | 小林哲 | 35thシングル 最高4位 売上6.2万枚 |
12 | 翼を広げて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 44thシングル 最高3位 売上8.4万枚 DEENへ歌詞提供 セルフカバー |
13 | 愛は暗闇の中で featuring Aya Kamki | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 森下志音 | 44thシングル両A面曲 1stシングルC/Wのリメイク |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 星のかがやきよ | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 40thシングル 最高2位 売上8.0万枚 |
2 | 夏を待つセイル(帆)のように | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 40thシングル両A面曲 |
3 | 君がいない | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 7thシングル 最高2位 売上80.2万枚 |
4 | 心を開いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 18thシングル 最高1位 売上74.7万枚 |
5 | 揺れる想い | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 8thシングル 最高1位 売上139.7万枚 |
6 | 素直に言えなくて feat.Mai Kuraki | 坂井泉水 | 坂井泉水 | 岡本仁志 | 45thシングル 最高5位 売上4.8万枚 2ndシングルC/Wのリメイク |
7 | Oh my love | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
8 | 雨に濡れて | 坂井泉水・ 上杉昇 |
栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録Ver. ZYYG,REV,ZARD&WANDS『果てしない夢を』C/Wのセルフカバー |
9 | I still remember | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
10 | 来年の夏も | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
11 | あなたに帰りたい | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
12 | 愛が見えない | 坂井泉水 | 小澤正澄 | 葉山たけし | 15thシングル 最高2位 売上72.1万枚 |
13 | 果てしない夢を /ZYYG,REV,ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄 |
上杉昇・ 坂井泉水 |
出口雅之 | 明石昌夫 | シングル 最高2位 売上72.6万枚 黒盤音源 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | かけがえのないもの | 坂井泉水 | 大野愛果 | 小林哲 | 38thシングル 最高4位 売上4.6万枚 |
2 | 遠い星を数えて | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 徳永暁人 | 21stシングルC/W |
3 | 風が通り抜ける街へ | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 徳永暁人 | 21stシングル 最高3位 売上28.1万枚 |
4 | DAN DAN 心魅かれてく | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 FIELD OF VIEWへ歌詞提供 セルフカバー |
5 | 突然 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 FIELD OF VIEWへ歌詞提供 セルフカバー |
6 | Today is another day | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 |
7 | Season | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 4thアルバム『揺れる想い』収録曲 |
8 | 眠れない夜を抱いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫・池田大介 | 4thシングル 最高8位 売上45.8万枚 |
9 | こんなにそばに居るのに | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 12thシングル 最高1位 売上78.8万枚 |
10 | 永遠 | 坂井泉水 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 22ndシングル 最高1位 売上62.8万枚 9thアルバム『永遠』収録Mix(間奏からモノラルになる) |
11 | サヨナラは今もこの胸に居ます | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 16thシングル 最高1位 売上55.2万枚 |
12 | 眠り | 坂井泉水 | 坂井泉水 | 池田大介 | 16thシングルC/W |
13 | あの微笑みを忘れないで | 坂井泉水 | 川島だりあ | 明石昌夫 | 3rdアルバム『HOLD ME』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | もう少し あと少し… | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 9thシングル 最高2位 売上84.4万枚 |
2 | Get U're Dream | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 32ndシングル 最高4位 売上24.1万枚 |
3 | IN MY ARMS TONIGHT | 坂井泉水 | 春畑道哉 | 明石昌夫 | 5thシングル 最高9位 売上32.2万枚 |
4 | 運命のルーレット廻して | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 池田大介 | 25thシングル 最高1位 売上24.7万枚 |
5 | 少女の頃に戻ったみたいに | 坂井泉水 | 大野愛果 | 池田大介 | 25thシングルC/W |
6 | きっと忘れない | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 10thシングル 最高1位 売上87.2万枚 |
7 | こんなに愛しても | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 3rdシングル『もう探さない』C/W |
8 | promised you | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | Cybersound | 33rdシングル 最高6位 売上11.5万枚 |
9 | GOOD DAY | 坂井泉水 | 綿貫正顕 | 池田大介 | 27thシングル(26th同発) 最高2位 売上22.3万枚 |
10 | My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 23rdシングル 最高3位 売上33.1万枚 |
11 | グロリアス マインド | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 43rdシングル 最高2位 売上8.4万枚 |
12 | あなたを感じていたい | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 13thシングル 最高2位 売上73.8万枚 |
13 | 負けないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 6thシングル 最高1位 売上164.5万枚 2020年再発盤 最高80位 売上0.05万枚 |
リリースデータ
2016年2月10日 2017年2月8日(季節限定ジャケット早春) 2017年5月17日(季節限定ジャケット初夏) 2017年8月9日(季節限定ジャケット盛夏) 2017年11月15日(季節限定ジャケット秋冬) 2022年9月28日(-ROSE-バージョンジャケット) |
初登場4位 初登場59位 - - - 初登場91位 |
売上21.7万枚 売上0.2万枚 早春に合算 早春に合算 早春に合算 売上0.1万枚 |
Produced by 長戸大幸 | B-Gram Records |
ZARD5thベストアルバム。25周年記念ベストアルバム。通算5作目、セレクションアルバム含めて8作目。季節ごとに振り分けた4枚組オールタイムベストアルバム。CDリリースは20周年のBOX『ZARD SINGLE COLLECTION』『ZARD ALBUM COLLECTION』以来だが、今回は税抜き3700円の破格で一般向けにオールタイム選曲された最後のベストアルバムとして発売された。20周年に続いて島田勝弘による最新リマスター、加えてソニーが開発した高音質とされているBlu-spec CD 2を初採用している。各DISCが60分程度で余裕を持たせているのも音質のためとされ、高音質を謳っている。シングルが網羅されたBOX『ZARD SINGLE COLLECTION』を除くと没後リリースのシングル「翼を広げて」「愛は暗闇の中で featuring Aya Kamki」「素直に言えなくて feat.Mai Kuraki」はアルバム初収録となる。同じくBOXを除くと「GOOD DAY」もシングルバージョンでアルバム初収録。一般向けのベストアルバムは久々だったのと「ZARDともう1度出逢う」という懐古需要を狙ったプロモーションが功を奏し、初登場から5週連続トップ10入りするなど広がりのあるヒットを記録した。以後もロングヒットを続けており、『Golden Best』に代わる新たなZARDの決定盤ベストとなった(『Golden Best』が再浮上することは無くなった)。初回盤は三方背スリーブケース仕様、フォトブック付属。
1年後の2017年には今作のジャケットの一部を各季節の仕様に変更した長帯を被せた4バージョンが季節ごとに発売された。それぞれ「早春」「初夏「盛夏」「秋冬」仕様のデザインとなるが通常盤に季節仕様の模様が加えられた長帯が付属するだけでこの長帯が無いと中身は通常盤と全く同じものとなる。累計売上をさらに伸ばすための施策だったと思われるがO社への対策不足だったのかO社チャートでは何故か別作品扱いされ別集計となった。この季節盤は最初に早春が通常盤とは別作品扱いでランクインした後は初夏、盛夏、秋冬リリースのタイミングで上昇・加算され4種が合算集計された。また品番はJBCJ-9055のままだったが、末尾にそれぞれ「Z」「A」「R」「D」を加えて合わせてZARDとなるようになっている。2022年9月30日公開のダイアナ妃の初の劇場ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』の主題歌に「Forever you」が起用された事を受けて同様の手口で長帯のデザインをローズ仕様にした-ROSE-バージョンジャケットが限定発売された。これも別集計されてランクインした。また当然英国で知られていないZARDが英国制作の映画主題歌に起用されるはずもなく、あくまで日本語吹替版のみの日本版主題歌であったが、公式では日本版である事に一切触れずに主題歌決定とだけ告知したため、日本版主題歌であると明記したニュースサイトは少なかった。
過去のベスト盤、セレクションアルバムはいくつかあるが、今作は『Golden Best』をさらに拡大し、それ以外の過去のベスト・セレクションに選ばれたことのある定番アルバム曲が選曲されいて、これにてほぼ埋まっている。「翼を広げて」「愛は暗闇の中で featuring Aya Kamki」「素直に言えなくて feat.Mai Kuraki」といったBOXを除く前作に当たる『Request Best〜beautiful memory〜』以降にリリースされたシングル曲以外ではベスト初選曲になった曲は「WAKE UP MAKE THE MORNING LAST」「今すぐ会いに来て」「GOOD DAY」と数えるほどしかないので、いつも選ばれる曲は高確率でまた選ばれ、選ばれない曲はほぼ選ばれない。ド王道を極めた選曲だ。
季節ごとの選曲は寺尾広によるライナーによれば寺尾広と長戸大幸で52曲選曲して、歌詞を読み直して季節ごとに振り分けて、各DISC1曲目から13曲目まで印象、コード感、テンポ感を含めて自然で淀みない流れになるよう注力したなどとかなり時間をかけて練ったかのよう書かれているが、これはどう考えても適当な後付け理由で説明通りではないように思う。特設サイトにはご丁寧に各楽曲の発売年月日が記載されているので非常に分かりやすいんだけど、1月6日発売の「Don't
you see!」から12月24日発売の「あなたを感じていたい」まで発売日(月日)順に並べているだけでそのまま1月27日の「負けないで」をラストに配置。ここまであからさまに発売日順なだけなのをよくまあそれっぽい理由を呼吸するかの如くペラペラと…
個人的には90年代後半からのZARDに馴染みがあったので、TUBEほどではないけど結局こういう事になるのかな…と。やはり多くのリスナーに支持されてみんなが懐かしい最盛期が93〜96年くらいまでということで。『時間の翼』以降3作のアルバム曲が皆無というのは試行錯誤していた後期を否定するようでもあり残念。個人的には亡くなるまで現役で現在進行形のアーティストだと思っていたんだけど、ZARDってやはり90年代半ばのアーティストだったんだな…と少し寂しくもあり。ビギナー向けベストアルバムであれば、90年代に割り切るなら『ZARD BEST』、実質オールタイム王道凝縮2枚組の『Golden Best』で十分だし、それに代わる作品ではなく、あくまで90年代半ばにZARDを聞いていた当時のリアルタイムリスナーが「ZARDと、もう1度出逢う」ための作品であり、この公式キャッチコピーは実に的確だと思う。
リマスターは『ZARD SINGLE COLLECTION』『ZARD ALBUM COLLECTION』を聞いていて、同じ島田勝弘なので最早違いが分からない。ただ高額アイテムではないベスト盤としては、死後の3作はリマスターのアナウンスが特にされてなくて実際なんかボリューム上げただけなんじゃないかみたいな代物だった。リマスターが謳われたベスト盤は『Golden Best』以来ほぼ10年ぶり。かなり派手な音に仕上げられていた音圧戦争MAX期の06年『Golden Best』やそれ以前の99年『ZARD BEST』2作と比べれば綺麗になっているように聞こえるので前述のZARDともう1度出逢ったリスナーならあの頃よりクリアに聞こえる、高音質と感じられるのは確かじゃないかと。
あと発売から1年有効となっている99年の船上ライブの模様を見ることができるIDが封入されていたが、視聴がモバイル限定(スマートフォン)となっており、画面サイズをいじることもできないため、実質当時のCD-ROMよりも極小な画面になってしまっている上に、CD-ROMに収録されていたライブではなく、当日のドキュメントメインで(VHSの方に入っていたダイジェストに近い内容?しばらく見てないので記憶が曖昧だけど)かなり不便なフォーマットで微妙な内容になっている。期間限定にしても簡単に保存されてしまうとか、最悪保存されるのはいいにしてもそれを平気で動画サイトに上げられてしまうとかあるので、色々大変なんだろうけど。
印象度★★★★☆
2016.2.24更新