BEST HIT AKG 2(2012-2018)(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 夜を越えて | 後藤正文 | 後藤正文 | 18thシングルC/W |
2 | 踵で愛を打ち鳴らせ | 後藤正文 | 喜多建介・後藤正文 | 17thシングル 最高8位 売上2.0万枚 |
3 | All right part.2 | 後藤正文 | 喜多建介・後藤正文 | コンピ盤『NANO-MUGEN COMPILATION 2011』収録曲 7thアルバム『ランドマーク』収録曲 |
4 | それでは、また明日 | 後藤正文 | 山田貴洋・後藤正文 | 18thシングル 最高11位 売上2.7万枚 |
5 | アネモネの咲く春に | 後藤正文 | 後藤正文 | 7thアルバム『ランドマーク』収録曲 |
6 | 今を生きて | 後藤正文 | 後藤正文・喜多建介・ 山田貴洋・伊地知潔 |
19thシングル 最高10位 売上1.9万枚 |
7 | ローリングストーン | 後藤正文 | 伊地知潔・後藤正文 | 2nd編集盤『フィードバックファイル2』収録曲 |
8 | Standard / スタンダード | 後藤正文 | 後藤正文・喜多建介 | コンピ盤『NANO-MUGEN COMPILATION 2014』収録曲 8thアルバム『Wonder Future』収録曲 |
9 | Easter / 復活祭 | 後藤正文 | 後藤正文 | 20thシングル 最高8位 売上1.6万枚 |
10 | Planet of the Apes / 猿の惑星 | 後藤正文 | 後藤正文 | 8thアルバム『Wonder Future』収録曲 |
11 | Wonder Future / ワンダーフューチャー | 後藤正文 | 後藤正文 | 8thアルバム『Wonder Future』収録曲 |
12 | Right Now | 後藤正文 | 山田貴洋・後藤正文 | 21stシングル 最高8位 売上1.0万枚 |
13 | ブラッドサーキュレーター | 後藤正文 | 後藤正文 | 23rdシングル 最高13位 売上0.8万枚 |
14 | リライト(2016) | 後藤正文 | 後藤正文 | 2ndアルバム再録音盤『ソルファ(2016)』収録曲 |
15 | Re:Re:(2016) | 後藤正文 | 後藤正文・山田貴洋 | 22ndシングル(再録音) 最高9位 売上1.6万枚 2ndアルバム再録音盤『ソルファ(2016)』収録曲 |
16 | 海岸通り(2016) | 後藤正文 | 後藤正文 | 2ndアルバム再録音盤『ソルファ(2016)』収録曲 |
17 | 生者のマーチ | 後藤正文 | 後藤正文 | 新曲 |
「All right part.2」ASIAN KUNG-FU GENERATION&橋本絵莉子(from チャットモンチー)
No | タイトル | 備考 |
1 | Re:Re | 22ndシングル(再録音)バージョン |
2 | Standard / スタンダード | 8thアルバム『Wonder Future』収録曲 |
3 | Easter / 復活祭 | 8thアルバム『Wonder Future』収録曲 |
4 | Planet of the Apes / 猿の惑星 | 8thアルバム『Wonder Future』収録曲 |
5 | 生者のマーチ | 今作収録曲 当時未発売新曲 |
6 | 今を生きて | 19thシングル |
リリースデータ
2018年3月28日 | 初登場9位 | 売上1.4万枚 | Produced by ASIAN KUNG-FU GENERATION | Ki/oon Records |
メンバー
Vocals,Guitar | 後藤正文 |
Guitar,Vocals | 喜多建介 |
Bass,Vocals | 山田貴洋 |
Drums | 伊地知潔 |
ASIAN KUNG-FU GENERATION2ndベストアルバム。『BEST HIT AKG Official Bootleg “HONE”』、『BEST HIT AKG Official Bootleg “IMO”』と3作同時発売。2012年に発売されたベストアルバム『BEST HIT AKG』の続編。前ベスト以降の楽曲から選曲されている。ラストには新曲「生者のマーチ」を収録。今回は誰が選曲したかは明言されていないが、元々このタイミングでのオリジナルアルバムリリースを目指していたが様々な事情から間に合わなくなった事で今作の企画が持ち上がり、次のオリジナルアルバムがより良いものになるという理由からメンバーが快諾したとされている。「Right Now」「ブラッドサーキュレーター」はアルバム初収録となったが、今作時点で1年前にして最新シングルの「荒野を歩け」は予定されている次のオリジナルアルバムに収録されるため未収録。リマスターはGreg Calbiが担当。初回盤は2017年12月に宮城・大阪・東京で2日間ずつづ行われたツアー「ASIAN KUNG-FU GENERATION × FEEDER Tour 2017」の東京公演となる2017年12月7、8日豊洲PITでのライブ映像から6曲を抜粋収録したDVD付。
直近のリリースがシングル「荒野を歩け」から1年無かった上に、3枚同時発売や決算期臭の漂うリリース手法にファンも反発する事態となり、ベスト盤であるにも関わらず初動1万割れとなり、累計でもスタジオライブアルバム『ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio』をも下回り、3枚揃って最低売上トップ3を一挙更新する大不振となった。それでもさらに深く沈んだ芋盤、骨盤に比べれば今作は唯一トップ10ヒットとなっている。
年数だと5年分くらいはあるんだけど、この間にリリースされたオリジナルアルバムはわずか2枚+2ndアルバムを再録音した『ソルファ(2016)』、あとはC/W中心の『フィードバックファイル2』やスタジオライブアルバム『ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio』もあったが、いずれにせよ純粋なオリジナルアルバムが2枚しか無い。前ベストが絞りに絞った文字通りのベストアルバムだったとすれば、今作はこの期間内での代表的な曲は全部収録したヒストリーアルバムといった趣き。改めてざっとこの期間のおいしいとこ取りすればまあこうなるかといった選曲で良くも悪くもなんであれが入らないんだとかシングルが抜けてるぞ的な不満は生じようがない。なのですっかりご無沙汰なリスナーには手っ取り早い1作ではあると思う。これぞ日本のロックバンドといった佇まいはブレておらず、基本的にはアジカンらしいスタイルを貫いているので、幅はそんなに無いけど、勢いが落ちている感じもあまりない。初期の頃ほどのシングルヒットチューンは出せなくなっているけど、なんだかんだひとたび聞き始めればストレートにカッコいいし、どの曲も一定以上に良いと感じられる。
また前ベストでのライナーはメンバーそれぞれ一言ずつといった形式だったが、今作はメンバー4人へのインタビュー形式になっているので1曲1曲への言及がより長くなって読みごたえがあるのは良かった。ベスト盤を出すタイミングとしてはやや難があったものの、パッケージとして手に取っての満足度はそこそこ高かった。
印象度★★★★☆
2018.6.7更新