Abbey Road

No タイトル 作詞作曲 備考
1 Come Together Lennon-McCartney 21stシングル両A面曲(カット)
2 Something Harrison 21stシングル(カット)
3 Maxwell's Silver Hammer Lennon-McCartney  
4 Oh! Darling Lennon-McCartney  
5 Octopus's Garden Starkey  
6 I Want You(She's So Heavy) Lennon-McCartney  
7 Here Comes the Sun Harrison  
8 Because Lennon-McCartney  
9 You Never Give Me Your Money Lennon-McCartney  
10 Sun King Lennon-McCartney  
11 Mean Mr. Mustard Lennon-McCartney  
12 Polythene Pam Lennon-McCartney  
13 She Came in through the Bathroom Window Lennon-McCartney  
14 Golden Slumbers Lennon-McCartney  
15 Carry That Weight Lennon-McCartney  
16 The End Lennon-McCartney  
17 Her Majesty Lennon-McCartney  

リリースデータ

1969年9月26日(イギリス)
1969年10月21日(日本)
1987年10月19日(初CD化)
1998年3月11日(87年盤再発)
2009年9月9日(リマスター、ステレオ初CD化)
2011年12月14日(09年盤限定再発)
2013年11月6日(09年盤再発)
2014年6月25日(09年盤限定再発)
2014年12月17日(09年盤限定紙ジャケSHM-CD)
2017年12月6日(2014年紙ジャケSHM-CD再発)
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最高3位
初登場6位
100位圏外
初登場12位
300位圏外
300位圏外
300位圏外
初登場40位
初登場137位
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売上54.3万枚
売上6.4万枚
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売上4.8万枚
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売上0.24万枚
売上0.05万枚
Produced by George Martin アップル
EMIミュージックジャパン
ユニバーサル

メンバー

Rhythm Guitar ジョン・レノン(John Lennon)
Bass ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney)
Lead Guitar ジョージ・ハリスン(George Harrison)
Drums リンゴ・スター(Ringo Starr)

The Beatles11thアルバム。69年年明けに行ったレコーディングセッション(通称「ゲット・バック・セッション」)がうまくいかずアルバムとして完成させられず、同セッションからは一部楽曲がシングルとしてリリースされたのみで棚上げされた中で、ポールが再起をかけて再度ジョージ・マーティンにプロデュースを依頼し、今作が制作された。先に出ていたシングル「Get Back」「The Ballad of John and Yoko」は未収録。今作発売から1ヶ月後に「Something/Come Together」がシングルカットされ、現役時代イギリスでの唯一のシングルカットとなった。今作完成後に「ゲット・バック・セッション」をまとめるために追加のレコーディングも行われ『Let It Be』が完成する。追加のレコーディングではメンバー全員が揃っていなかった(3人揃ったときジョンが不在)のと、大半が今作収録曲の方が後に制作されているため、時系列では今作がほぼ最後の作品であり、最後に4人がスタジオに揃ったのは8月20日の「I Want You(She's So Heavy)」の仕上げのレコーディング、22日には結果的に最後のフォトセッションが行われたとされている。今作からはモノラルが制作されず、ステレオ盤のみ。初CD化は87年…ではなく、実はCD登場まもない83年5月21日に日本独自で今作だけがCD化され、これが世界初のビートルズのCDとなった。しかし、即座に回収されてしまい幻となり、その後87年に他の作品同様に世界一斉に統一規格でCD化された。

2009年リマスター盤はその後も価格と品番を変えて期間限定で再発売されているのでCDの内容自体は同じ(2009リマスター)でも複数の品番が存在する。2014年に初のSHM-CD&紙ジャケット仕様で発売されたものは日本独自企画の初回生産限定とされていて2017年にもこの仕様で再発された。2011、2014、2017年いずれも期間限定盤であったため、現行盤は2013年盤となっている模様(Amazonでは現行2013年盤が存在せず2016年扱いになっているが2016年の映画に合わせて2013年盤の帯だけ変更して出荷した時の登録になっているようだ)。2019年に他のアルバムが映画『イエスタデイ』公開に合わせたカタログキャンペーンとして年内限定で廉価再発された際は前年に50周年盤が出ていた『The Beatles』と50周年盤リリース直後だった今作の2作はラインナップから外されている。

O社の記録では2009年リマスター盤、2014年SHM-CD盤は共に今作が最高売上を記録。09年盤はBOXよりもロングヒットを記録しており、他のアルバムが1,2万程度だった中で4.8万枚を売り上げ、14年盤は唯一50位以内にランクインした。

2019年には発売50周年を記念してリミックス&リマスターを施した『Abbey Road:Anniversary Edition』として発売。現行盤と並行販売されている。

既にバンドが崩壊寸前だった中で生まれた奇跡の名作。前半(A面)はシングル級の楽曲が並び、後半は未完成の短い楽曲が大量に並んでいて正直これら1曲1曲はそんなでもないが、これをメドレー形式にしたことで(通称「B面メドレー」)めくるめく超大作を聞いているような気分になり盛り上がる。しかもラストが「The End」とは出来過ぎだ。今作ではいち早くシンセサイザーを導入しており、これで終わりではなく、もしこの先があったら?を思わせるような進化もまだ見せているところもポイントだと思う。特に好きな曲となるとまた別のアルバムに入っているけど、アルバムとしての完成度の高さは今作が1番。

B00F5H3JY2現行盤  B00267L6V22009年リマスター盤  B00P1J69HI2014年紙ジャケSHM-CD仕様(2009音源) 

B00005GL0U98年盤(1987音源) 

印象度★★★★☆

2016.1.13更新

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