Let It Be

No タイトル 作詞作曲 備考
1 Two of Us Lennon-McCartney  
2 Dig a Pony Lennon-McCartney  
3 Across the Universe Lennon-McCartney  
4 I Me Mine Harrison  
5 Dig It Lennon-McCartney-Harrison-Starkey  
6 Let It Be Lennon-McCartney 22ndシングル
7 Maggie Mae Trad.arr.Lennon-McCartney-Harrison-Starkey  
8 I've Got a Feeling Lennon-McCartney  
9 One after 909 Lennon-McCartney  
10 The Long and Winding Road Lennon-McCartney  
11 For You Blue Harrison  
12 Get Back Lennon-McCartney 19thシングル

リリースデータ

1970年5月8日(イギリス)
1970年6月5日(日本、写真集付BOX仕様)
1971年2月25日(日本、通常盤)
1987年10月19日(初CD化)
1998年3月11日(87年盤再発)
2009年9月9日(リマスター、ステレオ初CD化)
2011年12月14日(09年盤限定再発)
2013年11月6日(09年盤再発)
2014年6月25日(09年盤限定再発)
2014年12月17日(09年盤限定SHM-CD)
2017年12月6日(2014年紙ジャケSHM-CD再発)
2019年10月2日(09年盤限定再発)
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最高3位
最高2位
初登場8位
最高189位
初登場18位
300位圏外
300位圏外
300位圏外
初登場55位
初登場164位
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売上12.8万枚
売上61.8万枚
売上5.7万枚
売上0.1万枚
売上2.6万枚
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売上0.23万枚
売上0.05万枚
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ReProduced by Phil Spector
Principal Engineer:Glyn Johns
アップル
EMIミュージックジャパン
ユニバーサル

メンバー

Rhythm Guitar ジョン・レノン(John Lennon)
Bass ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney)
Lead Guitar ジョージ・ハリスン(George Harrison)
Drums リンゴ・スター(Ringo Starr)

The Beatles12thアルバム。最後のオリジナルアルバム。前作『Abbey Road』より前の69年1月にオーバーダビングを行わないライブ感のある原点回帰を目指したアルバム制作とその模様を撮影した映画の製作を開始。通称「ゲット・バック・セッション」と呼ばれるこのセッションでは当初険悪なムードになりジョージが離脱。場所を変え、さらに復帰したジョージが連れてきたビリー・ブレストンをキーボードに迎えて4人+ビリーの体制で制作が行われた。伝説の屋上でのライブパフォーマンスの翌日に録音は終了したが、エンジニアのグリン・ジョンズが仕上げたアルバム『Get Back』はメンバーからOKが出ずにお蔵入りになってしまった。そのままメンバーは『Abbey Road』の制作へと移行。映画の公開が決定し、サントラ盤をリリースする必要と契約上アルバムを出す必要があったため、再度アルバムの制作が再開され、年明けに追加のレコーディングも行われた。このために一応今作が最後の制作アルバムという扱いになっているが、この追加レコーディングの際にジョンのみ不参加だった。アルバム『Get Back』第2稿も結局ボツになりリリースに至らず、そのままビートルズとしての活動は完全に無くなってしまい、メンバーはそれぞれのソロ活動へ突入。完成しなかった『Get Back』だが、3月にジョンの作品に参加したフィル・スペクターに「ゲット・バック・セッション」のテープが託された。フィル・スペクターはオーケストラやコーラスを追加するなど大胆な追加録音を施してアルバムを完成させた。これらの経緯から今作のクレジットはフィル・スペクターによる「リプロデュース」という表記になっている(ジョージ・マーティンは「THANKS TO George Martin」と表記されている)。先にリリースされていたシングル「Get Back」「Let It Be」もシングルとは異なるバージョン。フィル・スペクターによる追加録音の際にはリンゴのみが参加している。ポールはフィル・スペクターへの依頼の段階から一切関与していなかったため、過剰なオーケストラに嫌悪を示してフィル・スペクターを批判した。またマーティンもフィルを批判するコメントを残している。

このような経緯から既にビートルズが活動を停止した状態で今作がリリースされており、ビートルズは正式に解散を宣言したわけではなかったので解散をいつとするかも曖昧となっている。1970年4月10日にはポールがビートルズ脱退を表明したことが報じられ、これにて解散とされることが多いが、既に69年9月の段階でジョンが先に辞めると宣言しており、『Abbey Road』が完成した69年8月を最後に4人がスタジオに揃う事も無く活動は停止状態にあった。アップルとの契約との縛りの問題からポールは裁判を起こし、71年3月に法的にもビートルズの解散が決定している。

1987年に初CD化。87年盤の再発である98年盤は03年に『Let It Be...Naked』発売時にランクインした。2009年リマスター盤はデジパック仕様、CD-EXTRA仕様になっており、当時のドキュメント映像が収録されている。このドキュメント映像はステレオBOXでまとめてDVD化されている。2009年リマスター盤はその後も定期的に価格と品番を変えて期間限定で再発売されているのでCDの内容自体は同じ(2009リマスター)でも複数の品番が存在する。2014年に初のSHM-CD&紙ジャケット仕様で発売されたものは日本独自企画の初回生産限定とされていて2017年にもこの仕様で再発された。2019年には映画『イエスタデイ』公開に合わせたカタログキャンペーンとして年内限定で廉価再発された。

まとまらなかったセッションを他者にゆだねてようやく完成させたアルバムだけに、アルバムとしては若干違和感というか今作だけプロデューサーも違うのでやはり雰囲気が違う。しかし個々の楽曲はどれも名曲でバンドを立て直そうとしながらもメンバーバラバラで追いつめられていたと思われるポールが「Let It Be」「The Long and Winding Road」「Get Back」を書き上げたのは凄い。ただ個々の楽曲は強いがアルバムとしては『Abby Road』の方が好きだし、『Let It Be...Naked』を聞いてそれがリアルタイム初ビートルズだった思い入れ補正もあってそっちの方が好きだったりもする。

レット・イット・ビー2009年リマスター盤  レット・イット・ビー2019年再発盤(2009音源)  レット・イット・ビー(紙ジャケット仕様)2014年紙ジャケSHM-CD仕様(2009音源)

レット・イット・ビー98年盤(1987年音源) 

印象度★★★★☆

2016.1.13更新

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