Revolver
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 |
1 | Taxman | Harrison | |
2 | Eleanor Rigby | Lennon-McCartney | 13thシングル両A面曲(同時発売) |
3 | I'm Only Sleeping | Lennon-McCartney | |
4 | Love You to | Harrison | |
5 | Here,There and Everywhere | Lennon-McCartney | |
6 | Yellow Submarine | Lennon-McCartney | 13thシングル(同時発売) |
7 | She Said She Said | Lennon-McCartney | |
8 | Good Day Sunshine | Lennon-McCartney | |
9 | And Your Bird Can Sing | Lennon-McCartney | |
10 | For No One | Lennon-McCartney | |
11 | Doctor Robert | Lennon-McCartney | |
12 | I Want to Tell You | Harrison | |
13 | Got to Get You Into My Life | Lennon-McCartney | |
14 | Tomorrow Never Knows | Lennon-McCartney |
リリースデータ
1966年8月5日(イギリス) 1966年10月5日(日本) 1968年8月1日(日本) 1987年4月30日(初CD化) 1998年3月11日(87年盤再発) 2009年9月9日(リマスター、ステレオ初CD化) 2011年12月14日(09年盤限定再発) 2013年11月6日(09年盤再発) 2014年6月25日(09年盤限定再発) 2014年12月17日(09年盤限定SHM-CD) 2017年12月6日(2014年紙ジャケSHM-CD再発) 2019年10月2日(09年盤限定再発) |
- - 最高82位 最高11位 100位圏外 初登場27位 300位圏外 300位圏外 300位圏外 初登場79位 初登場168位 - |
- - 売上1.1万枚 売上3.4万枚 - 売上1.7万枚 - - - 売上0.14万枚 売上0.04万枚 - |
Produced by George Martin | パーロフォン EMIミュージックジャパン ユニバーサル |
メンバー
Rhythm Guitar | ジョン・レノン(John Lennon) |
Bass | ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney) |
Lead Guitar | ジョージ・ハリスン(George Harrison) |
Drums | リンゴ・スター(Ringo Starr) |
The Beatles7thアルバム。前作から8ヶ月でのリリースだがこの時点ではこれまでで最長だった。66年に入ってから3ヶ月ほどはデビュー以来初の休暇を取ったとされており、4月からレコーディングが開始された。5月にシングルとしてリリースした「Paperback Writer」は未収録で、今作と同時発売でシングル「Yellow Submarine/Eleanor Rigby」がリリースされ、今作にも収録された。アメリカでも同じタイトルで数日後に発売されたが、アメリカ盤は例によって収録曲が異なっている。日本ではイギリス準拠で発売されている。レコードではモノラル・ステレオで発売されていたが、1987年の初CD化の際はステレオで統一された。モノラル盤の初CD化は09年のリマスターの際で『MONO BOX』にのみ収録されている。
2009年リマスター盤はその後も価格と品番を変えて期間限定で再発売されているのでCDの内容自体は同じ(2009リマスター)でも複数の品番が存在する。2014年に初のSHM-CD&紙ジャケット仕様で発売されたものは日本独自企画の初回生産限定とされていて2017年にもこの仕様で再発された。2019年には映画『イエスタデイ』公開に合わせたカタログキャンペーンとして年内限定で廉価再発された。2011、2014、2017、2019年いずれも期間限定盤であったため、現行盤は2013年盤となっている模様(Amazonでは現行2013年盤が存在せず2016年扱いになっているが2016年の映画に合わせて2013年盤の帯だけ変更して出荷した時の登録になっているようだ)。
2022年には『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band 50周年エディション』以降のリミックスに続いてジョージ・マーティンの息子であるジャイルズ・マーティンとサム・オケルによる新ミックスでSpecial Editionとして発売された。切り替えではなく、他と同様に現行盤との並行発売となる。
今作リリース直後にツアー活動を停止しているが、今作時点でスタジオワークに凝っていたため当時の環境でライブで再現できない曲も多く、今作の楽曲はライブでは演奏されなかったとされている。実際、今作は色々な実験的なサウンドが随所で見られる。デジタル編集も容易い今となっては1人でもできるような編集だがアナログな当時はそのほとんどが非常に手間のかかる作業であり、実験であり、発明だったと思われ、かなり革新的なアルバムだったんだろうなと思う。正直分かりやすさや馴染みやすさはかなり薄れたようにも思うけど、どの曲も凝っていて聞きごたえがある。
ジョージは初めてにして唯一の1曲目を担当したり、「Love You to」などではインド音楽をさらに追求。ポールが書いたとされる「Eleanor Rigby」でのストリングス+ボーカル、「Got to Get You Into My Life」ではブラスを導入したりと外部音の積極導入、ジョンが書いたとされる「Tomorrow Never Knows」なんかは実験しまくりでサイケな曲を投入、リンゴにもリンゴボーカルで最大の代表曲となった「Yellow Submarine」が収録されていたりと、メンバーそれぞれがそれぞれの色を出してそれらが混ざり合ってビートルズを新しい方向へ誘っているというのは、行き過ぎてもう混ざり合うというよりバラバラ感も漂う後年とは違うところかも。
現行盤 2009年リマスター盤 2019年再発盤(09音源) 2014年紙ジャケSHM-CD盤(09音源)
印象度★★★★☆
2015.12.12更新