Another Side Memories〜Precious Best U〜(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | シャララ ハッピーデイ! | 池森秀一 | 山根公路 | くどうたけし | 44thシングル『ずっと伝えたかった I love you』C/W |
2 | Crossroad | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | 43rdシングル『千回恋心!』C/W |
3 | ありのまま抱きしめよう | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | 42ndシングル『君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている』C/W |
4 | Future | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | 41stシングル『もう泣かないで』C/W |
5 | Hello | 池森秀一 | 池森秀一, 山根公路 |
DEEN | 39thシングル『心から君が好き〜マリアージュ〜』C/W |
6 | 雨がいつか上がるように | 樹林伸 | 山根公路 | DEEN | 39thシングル『心から君が好き〜マリアージュ〜』C/W |
7 | Flower | 池森秀一 | 山根公路 | DEEN | 38thシングル『Brand New Wing』C/W |
8 | oh Darlin'〜KAI〜 | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | 37thシングル『coconuts feat.kokomo』C/W |
9 | Dear Friend | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | 35thシングル『Celebrate』C/W |
10 | 遠い夏の夢 | 池森秀一 | 池森秀一 | DEEN,時乗浩一郎 | 34thシングル『永遠の明日』C/W |
11 | Sunrise Sunset | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | Classics Four BLUE『Smile Blue』収録曲 |
12 | 僕の未来 | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | Classics Three PASTEL『夢の蕾』収録曲 |
13 | 光の珠〜The shining ball〜 | 池森秀一 | 山根公路, 田川伸治 |
DEEN | 33rdシングル『ダイヤモンド』C/W |
14 | HEARTBEAT | 池森秀一 | 山根公路 | DEEN&Steve Good | 32ndシングル『Starting Over』C/W |
15 | Swing in Love | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | 新曲 |
訳詞:ボビー・バレンタイン(13)
初回盤Blu-ray
DEEN
LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL〜マニアックナイトW(`0`)W Vol.2〜
2015/12/31 Zepp Tokyo
リリースデータ
2016年12月21日 | 初登場51位 | 売上0.26万枚 | Produced by DEEN | Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Guitar | 田川伸治 |
DEEN2ndC/Wベストアルバム。2010年の『Another Side Memories〜Precious Best〜』(デビューから04年までのC/Wを収録)の正当な続編。05年は対象曲が無いため、06〜15年までのシングルC/Wのうちオリジナル曲を全曲収録している。カバー、セルフカバー、別バージョン、ライブ音源は前作同様に未収録。また2016年の最新シングル『記憶の影/遊びにいこう!』通常盤のみC/Wの「Let's Show Time!」はオリジナル曲だったが未収録。クラシックスシリーズが対象になっているため「Sunrise Sunset」と「僕の未来」は『The Best クラシックス』と重複している。今回はリリースと逆順に収録され、最後に新曲「Swing in Love」が収録されている点は前作と異なる。リマスターは島田勝弘が担当。今作の収録期間ではBMGが消滅してAriolaに変わり、41stシングルからはソニーレーベル内移動がありEpic Recordsへ移籍していたが今回は前作のような複雑な権利表記はされていない。近年2,3種の複数商法を行っているシングル売上を下回り、最低売上を更新。また同時に初のトップ50落ちとなった。初回盤は2015年12月31日の行われたカウントダウンライブの模様を全曲収録したBlu-ray付属。DVD付では発売されていない。
店舗別特典としてタワレコ、TSUTAYA、Amazonではそれぞれ内容の異なるセルフライナーノーツが外付けで付属する。タワレコバージョンを入手したが、見開き仕様で1曲ずつ3人のうち誰か1人がコメントしているものだった。恐らく店舗によってコメントしているメンバーが異なるのではないかと思われる(『PERFECT SINGLES+』の時と同じ?)。この特典付を選択する場合、Amazonにおいても初回盤でのネット割引が効かない仕様(定価固定)となっているので注意が必要。Sony Music ShopではオリジナルBIGポスターが付属し、その他HMVを中心とした一部店舗では告知ポスターがもらえる模様。
前作の頃はC/WはA面とは異なる音楽性を試す実験の場としての意味合いが大きかったが、AOR時代を経ての今作の収録範囲の時期はA面が千葉ロッテマリーンズのテーマ曲だったのに対して前年のロッテ優勝の際に池森が送った詩に曲をつけて当時のバレンタイン監督に2番を英訳してもらい一部歌ってもらった「光の珠〜The shining ball〜」、結婚をコンセプトに新郎の思いを歌ったA面に対して祝福する友人の思いを歌った「Dear Friend」、クラシックスシリーズの2曲などシングルA面自体がコンセプチュアルなものだったのでそれに付随するような曲、同年のアルバム『Diamonds』には未収録だったがその際に掲げたDEEN'S ROCKへ向けた予告のような役割を果たした「HEARTBEAT」、夏のリゾートライブに向けての南国ハワイアン調な「oh Darlin'〜KAI〜」、日本武道館ライブ前にリリースしたアッパーな「シャララ ハッピーデイ!」や「ありのまま抱きしめよう」など次の作品や直近のライブに向けてそれに合わせた楽曲が増えた印象。このためA面とC/Wで著しく雰囲気が違うような曲は無くなった。また07年の47都道府県ツアーを3人だけの編成で行ってから08年の初日本武道館ライブを行ったが3人だけの演奏という感触が良かったのかこの頃から池森さんが「3人だけのアルバムを作りたい」と事あるごとに連呼。結実したのは2012年のアルバム『マリアージュ』だったが、C/Wでは早い段階で試験的に3人だけのアコースティック路線を行っており、「遠い夏の夢」「Flower」がそれに該当し、『マリアージュ』の先行シングルだった「Hello」「雨がいつか上がるように」に繋がっていく。このようにその時々のDEENの方向性に応じた曲をやっているのが今作の時期の特徴だ。
3人だけの路線はさすがにシンプルゆえにC/Wという感じで今作の中では箸休め的なポジションになっているけど、こんなのもやるのかという前作のような意外性は無い一方でDEENらしいいい曲が多くなっていてC/W集としては聞きやすい1作だと思う。
新曲「Swing in Love」はジャジーな雰囲気で最新のC/W「Let's Show Time!」に通じるものがあるが、それよりも派手でビッグバンド調でもありより楽しく軽快な楽曲になっていてベスト盤での新曲にハズレ無しを今回も継続。アンチエイジング路線が続いたし、そのせいで時代を遡っていくいくにも関わらず今作前半の方が明らかに歌詞が若々しかったりもするが、ビルボードライブ向けの楽曲が足りない状態にもなっているのでこの手の路線で少し大人な雰囲気も見せるのだろうか。
印象度★★★★☆
今作の収録範囲である05〜15年作品までで未収録のC/W一覧 ライブ音源、別バージョン、カバー
・『Blue eyes<Live
Take>』(31stシングルC/W)
ライブ音源。いつの音源かは明記されていないが、直近での披露は04年8月の『DEEN
ONE DAY LIVE '04 -END of SUMMER-』(映像化されている)、その後のツアーの戸田公演1回ポッキリ(未映像化)、04年12月31日のカウントダウンライブ(未映像化)の3回くらいしかない。普通に映像化されているやつだとは思うけど…。
・『君がいない夏
acoustic version』(32ndシングルC/W)
アコースティックバージョンでのリメイク。クラシックスシリーズではないがこの曲のみ例外的に後に『The
Best クラシックス』に収録されたほか、『クロール』初回特典の『ナツベスト』にも収録された。
・『太陽と花びら(acoustic
version)』(33rdシングルC/W)
アコースティックバージョンでのリメイク。「君がいない夏」と異なり、このバージョンではアルバム未収録のままになっている。
・『未来のために(English
version)』(33rdシングルC/W)
前年のリメイクベスト『The Best
キセキ』でのリメイversionを全英語詞で歌い直したもの。バレンタイン監督が原曲の「未来のために」を95年当時聞いてDEENファンになったとされているためこのシングルに選ばれたものと思われる。このバージョンではアルバム未収録。
・『ダイヤモンド
(stadium version)』(33rdシングル千葉ロッテマリーンズ
Special EditionのみC/W)
名義がDEEN featuring Bobby
Valentineになっているバレンタイン監督フューチャーバージョン。「STRONG
SOUL」の同名バージョンの際はスタジアムを思わせる歓声が間奏に挿入されており、今回も歓声は入っているがそれよりもバレンタイン監督の台詞量が増加、さらに最後のサビ冒頭1フレーズ「ダイヤモンド光れ」を単独歌唱しているなどの違いがある。
・『夢であるように〜テイルズ
オブ デスティニー Version〜』(34thシングルC/W)
98年当時のゲームで使用された1コーラスバージョン。サビの歌詞が混ざっているほか、最初からバンドインする、サビ前の歌いまわしが1番の歌詞で2番の歌い回しになっているなどの違いがある。当時ゲームのサントラ盤にのみ収録されていたが、表題曲「永遠の明日」が『テイルズオブハーツ』タイアップだったのに合わせてDEEN作品に初収録となった。BOX『PERFECT
ALBUMS+1 20th Anniversary』には収録されている。
・『ノスタル〜遠い約束〜-Acoustic
Version-』(35thシングルC/W)
当時最新作のアルバム『DEEN
NEXT STAGE』収録曲をアコースティックバージョンでリメイクしたもの。結婚をテーマにしたシングルだったので直近の曲でテーマが近かったこの楽曲がスタッフに推薦された模様。アルバム『Graduation』初回盤付属のバラードベスト『Ballads
in Blue U』にはこのバージョンで収録。
・『Feel Like
Makin' Love』(36thシングルC/W)
洋楽スタンダードカバー。表題曲「Negai」同様にparis
matchのミズノマリをフューチャーしているがコーラス扱いだった「Negai」に対してデュエットで歌っている。完全アルバム未収録。
・『瞳そらさないで
2009』(36thシングルC/W)
リメイク。着うたで夏にリリースしていたものを再録音したもの。着うたでは冒頭スローサビを歌っていたが、このバージョンではサビメロをアコースティックギターが奏でている。このアレンジで多数の派生バージョンが生まれているがこのバージョンではアルバム未収録。詳しくはComplete
Sorasanaide参照。
・『Hello, my
friend』(37thシングルC/W)
松任谷由実のカバー。アルバム『Graduation』初回盤付属のバラードベスト『Ballads
in Blue U』に収録。
・『太陽と花びら
-pm remix-』(37thシングルC/W)
paris matchの杉山洋介によるリミックス。pmとはparis
matchを指す。acoustic versionと同様にこのバージョンもアルバム未収録。
・『君がいない夏
Live at Osanbashi』、『太陽と花びら Live at Osanbashi』(42ndシングル通常盤のみC/W)
2曲ともリゾートライブ音源。これは映像化もされていない。このシングルから主にライブ音源による曲違い複数商法が始まった。
・『Call your
name Live at Zepp Tokyo』、『夏の雨 Live at Zepp Tokyo』(43rdシングル初回盤のみC/W)
・『go with you Live at
Zepp Tokyo』、『Guilty 〜消えることのない罪〜 Live
at Zepp Tokyo』(43rdシングル通常盤のみC/W)
2曲ずつのライブ音源。4曲とも2014年末のカウントダウンライブの音源。これはすぐにアルバム『全開恋心!!〜Missing
You〜』の初回盤Blu-ray『DEEN LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL〜マニアックナイトW('0')W〜』で映像化された。
・『Shining
so Beautiful Live at Okinawa Seaside』、『月光の渚 〜Brilliant
Style〜 Live at Okinawa Seaside』(44thシングル通常盤のみC/W)
『DEEN×OKINAWAシーサイドライブ〜沖縄プライベートリゾートSP〜』という沖縄で行われた旅行企画イベントでのライブ音源。発売はされていないがBSフジではライブの模様とインタビューなどが放映された。サポートを入れずに3人だけで演奏しているのにアコースティックバージョンが無い曲を3人仕様にアレンジせずに容赦なく同期音源を使いまくるという普段より格段に同期まみれのライブだった。「Shining
so Beautiful」は3人だけ+簡易な同期のみの『マリアージュ』収録曲だが、「月光の渚
〜Brilliant Style〜」はバンド+ストリングス編成なのでほとんど同期音という…。