SING A SONG

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 愛は風のように 福山雅治 福山雅治 小原礼  
2 Heart 福山雅治 福山雅治 富田素弘&福山雅治 12thシングル 最高3位 売上57.0万枚
3 Good Job 福山雅治 福山雅治 佐橋佳幸  
4 you 福山雅治 福山雅治 富田素弘 12thシングル両A面曲
5 僕らの愛は今日も忙しい 福山雅治 福山雅治 小原礼  
6 You Can Dance 福山雅治 福山雅治 富田素弘  
7 遠い旅 福山雅治 福山雅治 富田素弘&福山雅治  
8 Hard Luck Lover 福山雅治 福山雅治 小原礼  
9 80 Proof 福山雅治 福山雅治 富田素弘&福山雅治  
10 巻き戻した夏 福山雅治 福山雅治 松本晃彦  
11 Like A Hurricane(Album Mix) 福山雅治 福山雅治 松本晃彦 12thシングルC/W
12 Fellow 福山雅治 福山雅治 小原礼  

リリースデータ

1998年6月24日 初登場5位 売上38.6万枚 Produced by 福山雅治・グーフィ森 BMG

福山雅治7thアルバム。『ON AND ON』以来4年ぶりのオリジナルアルバム。95年にベストアルバム『M-Collection 風をさがしてる』発売後、シングル「Message」、サントラ盤『M-Collection BIRTHDAY PRESENT』を最後に96〜97年は新作発売は無く、音楽活動を休止していた。「Message」は未収録のままとなり、自身が主演したドラマ「めぐり逢い」主題歌・イメージソングで音楽活動再開作として4月にリリースしたシングル「Heat/you」から3曲全てを収録。の「僕らの愛は今日も忙しい」、「Hard Luck Lover」、「遠い旅」はドラマでインストとして使用されていて、服部隆之・吉川忠英による編曲、福山本人監修という形でドラマのサントラとしてインスト版が先にリリースされていた。楽曲解説が書かれたライナーノーツが別紙で封入され、表面はライターが手掛けているが裏面は芸人の今田耕司が執筆している。休止の間に人気が落ち着いてしまい、ドラマ『めぐり逢い』もそこまで大きなヒットに繋がらなかった。シングル「Heat/you」は93年頃の売上に落ち着いたが、今作は前作までを大きく下回り、40万枚にも届かない失速となった。

これまで以上にアコースティックギターを抱える福山雅治の姿がフューチャーされたアートワークとなり、本人が一部の編曲にも参加するようになったが、完全に1人でアコースティックギターを弾いているのは「Heart」のみ、「僕らの愛は今日も忙しい」「You Can Dance」でサポートギターと共同でアコースティックギターとしてクレジットされているに留まっていてギターはほぼサポートミュージシャンによるもの。

前作に引き続き小原礼や佐橋佳幸が参加しつつ、新たに富田素弘、松本晃彦も参加。全体の印象は休止前に比べてもグッとシンプル歌とギター、基本はこれだけでそこに邪魔にならない程度の味付けを加えたようなギター主体のサウンドでリズムが打ち込みになっている曲も数曲あるが、全体的にはアコースティックギターを軸にした生のバンド演奏がメイン。これまで以上に低音の響きを生かしたようなボーカルといい、どっしりとした落ち着きがある。後年のアコースティックバラード路線よりは幅があるものの地味と言えば地味ではあり、休止前のような派手さには欠ける。長期休止と相まって一時的に人気が落ち着いたのもそういったところからだろう。

一方で今作は福山20代最後のオリジナルアルバムでもあり、後年ほど落ち着ききっているわけではないサウンドやボーカルの色気なんかは最も脂が乗っているようにも聞こえる。実は00年代前半頃に初めて今作を聞いた時は地味だとしか思えなかった今作だが、当時の福山の年齢と同年代になってようやくこのアルバムの良さが分かるようになっていった。4年ぶりのアルバムで、結果的にBMG時代最後のオリジナル、次のアルバムはまた3年後…と今作以降のアルバムは飛び飛びなのでどれも独立色が強くなり、連続性は全くなくなってしまう。今作の路線はもう1作聞いてみたかったなと思う。

B00005EIAL

印象度★★★★☆

2021.3.23修正

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